コンファレンス2日目

「women struggling against oppression-neo-liberalism,
patriarchy and feminist strategies」
に出席。
最初の印象としては、会場の大きさの割に人が少ない。
聴講してるのはほぼ全員、女性。
スピーカーも全員、女性。
感想
ガツーンと頭で岩で殴られたかのような。
なんというか、皆さん本当に格好よくて、惚れそうに。
心に来る言葉をいくつも投げかけられ、今日は女性問題のセミナーを中心に
見て回ろうと決める。

日本でいう、フェミニストって、なんというか、あまり良いイメージではないと思う。
もちろんというかなんというか、こちらのフェミニストは強かった。
年配の人も多い。
発言する女性たちには皆、言葉に強さがあった。
意見に賛成できるかは別として、心を動かされた。

あるとき、
「キッチンから女性たちを解き放て!」
一人の女性が叫んだ時、拍手が起こった。
イギリスに来る前の私なら拍手して立ち上がったに違いない。
でも、今の私には、拍手する事はできなかった。

日本にいたときは、料理や家事など、絶対にするのは嫌だった。
私がそう考えるのは、父親と母親の影響が大きい。
なぜ女だからと言って、それを強いられなければならないのか、納得がいかなかった。

イギリスに来て、自分の身の回りの世話をできる男性はいると知った。
自分の中での変なこだわりが消え、自分も料理をするようになり、
そして、人に料理を作るのが好きな自分を発見した。
変な話、結婚なんて絶対にしたくなかったのに、結婚したいと思えるなら、
それもありかも、なんて発想まで出てきて(!!!)
結婚は絶対したくないという、この部分は21年間変わらず、
これからも変わるはずなんてないと心から信じていたけれど
人なんて些細なきっかけで変われるもんなんだと知らされた

最近の私は、
重い荷物をひとつずつ、道端に置いて進んでいる、そんな感じだ。

Militarization,
violence against women and women's activism
戦地では、女性がやはり犠牲者になりやすい
そういった話だった。
政府がないので、女性は毎日のようにレイプされ、
子供を殺さないでと泣き叫ぶ母親もろとも殺されてしまう有様を
ナイジェリアからやってきたスピーカーが伝えてくれた。
それを聞いて、同じ女性として、そういった行為は許せるはずがないと怒りを感じたし、
泣いている人に、涙を誘われ、泣きそうになった。

でも、どこかでそんな自分を客観的に見ている自分もいた。
昨日から感じていた違和感。
それが関係していることはなんとなく、わかっていた。

そこで、泣いたり怒りを感じたり、そして、そういった感情に突き動かされる
そういったものは必要だと思う。
そういった感情から来る熱さがなければ、モチベーションも下がるし、そういったものがなければ、行動できない場合も多いのだから、そういった感情は大切だ。
でも、そこでそうやって感情に訴えかけるものに突き動かされ、
泣いたり怒ったりして
そうしていて、その問題の核心部分は見えるのだろうかと感じた。

友達に言うと、
「そこで泣いている人も、偽善だよね」
という答えが返ってきた。
確かに、その人は自分のために泣いているのだから、
そこでそうやって泣ける自分でいたいから泣いているのであり
それが、その殺された人たちのためかと言うと疑問だけど
偽善から始まる善もあると思うし、偽善を否定するつもりはないから、
それはまた違う問題だけど、
とにかく、もっと冷静に物事の本質を見抜ける人にならなくちゃな、
そう感じた。

Domestic violence and abortion rights
-a world for women in the light of Beijing +10
human rightsとなると、アムネスティインターナショナルの人がとにかく多い
でも一度就職をするにしても、多かれ少なかれ、何かしら国際問題に関係のあるとこで仕事をしたいと感じさせられた。

組織での動き方を学ぶためにも、就職はした方がいいと言われ、職種にはこだわるなと多くの方に教えてもらったが
でも何かしら、自分にのやりたい事と、やはり関係のある、高い意識を持ち続けられる仕事場で働こうと決める。

二日目、終了


© Rakuten Group, Inc.