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カテゴリ:アート
美術館のはしご。
2つ目は「ダリ回顧展」。 こっちは平日に行っておかないとすごい混雑だと思って、行ってきました。 5時前くらいに入ったのですが、思ったほどの混雑ではなく(とはいえ平日のこの時間にしては混んでるんだけど)、ちょっと安心。 でもなんだか若いカップルが多いぞ・・。 あっちでいちゃいちゃ。こっちでいちゃいちゃ。。 今回は大きく5ブロックに分けて展示されていました。 幼少期の絵もあり、これは珍しいかも。 先日NHK BSでやっていた「天才画家の肖像 ダリ」でも紹介されていた自画像など。 ダリは、生まれる前に亡くなった兄と同じ名前をつけられ、以降父親にはずっと兄の代わりのように接しられたことが心の闇になっていたようです。 でもガラと出会い、その絵画にも変化が現れ、自己の内面を表現することができるようになったといいます。 今回の展示では、フィゲラスのダリ美術館に行ったときにも見ていない作品もあったりして、面白かったです。 ただ、ダリの絵はとても緻密で、じっくり良く観ないとわからないところもあるので、もう少し作品に近づけるとよかったです。 それでも作品の中に隠された別の意味合いを探したり、宝探しのようで楽しかったです。 立体絵画は、私にはちょっと目の焦点が合わなくて見えませんでしたが・・。 一言で言うと「ダリってすげえ!」って感想です。 何がって、その質感だったり、1つの絵の中に別の絵を見せていたり。そしてものすごく精巧。 ミケランジェロもベラスケスも、ダリの手にかかるとこうなるんですね。 昔はダリの絵は正直あんまり好きではなかったんですね。なんだかどろどろした感じとか、虫がいっぱいいたりして。 でも、フィゲラスの美術館へ行ってみて、その楽しさにまず惹かれ、それからは違った目で見るようになりました。 私はずっと、ダリがガラのことを大好きで、お互いに支えあって愛し合っていたんだなって思っていたのですが、先日のTV番組で晩年はガラは愛人を作って別居していたということを知り、すごくショックを受けました。 ダリって結構二枚目なんだから、ガラ以外にもその気になれば相手もできたかもしれないんだけど、ダリはずっと、一生ガラだけを思い続けて、浮気されてもガラを女神として描き続けたんだよね。 それがすごく切ない感じでした。 ダリって、きっとものすごく純粋な人だったんでしょうね。 だからガラでなくてはいけなかったのかもしれないんだけど。 今日は久しぶりに目録を買ってきたので、じっくり読もうっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月15日 21時38分06秒
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