不信のとき★第9話
浅井道子(米倉涼子)の個展に出向いた義雄(石黒賢)だが、彼女が近藤慶(小泉孝太郎)と親しげに話している様子を見て、その場を去っていく。そのまま、野上マチ子(松下由樹)のマンションへ向かいマチ子とベッドを共にした義雄だが、突然、腹を押さえて苦しみ出した。マチ子はすぐにタクシーを呼び、義雄を一人自宅へ送り返す。 帰宅した義雄を出迎えたのは、沖中和子(杉田かおる)。義雄の苦しむ様子に驚き、ズボンのファスナーを緩めてあげようとした和子は、彼がパンツをはいていないことに気が付く。 救急車で病院に運ばれた義雄は、急性盲腸炎で10日ほど入院することに。道子は書道教室があるので、和子が看病や見舞客の接待をしてくれると言う。 道子が自宅で書道教室を終える頃、朋子(江波杏子)がやってきた。朋子は借りていた30万円のことを切り出し、返済はいつでもいいと言う道子に、さらに50万円貸してくれないかと頼む。道子が迷っていると、朋子は個展で近藤と親密にしている姿を見たと言い出した。二人が不倫をしているのではないかと脅しているのだ。道子は、近藤とはそんな関係ではないと言いつつも、銀行へ向かう。数日後、和子は義雄に、マチ子と娘を病院に呼ぶよう告げる。子どもには罪はなく、父親に会えないのは可哀想だ、と。道子のいない時間帯なら大丈夫だろうと。 やがて、マチ子は法子を連れて、義雄の病室を訪れ、和子は楽しそうに語らう3人の姿を微笑ましく見つめていた。 そんな中、道子が自宅の電話に出ると、先方から朋子は母親かと尋ねられる。道子は朋子の借金の連帯保証人になっていて、未返済額が1000万円を超えているというのだ。道子は朋子の家を訪ねていくが、不在。道子は近藤にそのことを話し、義雄には相談しないのかと聞かれる。よけいな心配を掛けたくないのだと言う道子に、近藤はそれは本当の夫婦愛とは思えないと告げた。さらに、近藤はそんな結婚生活を続ける意義があるのかと言い、道子もその言葉にドキリとする。 義雄の病室へ向かおうとするマチ子に、俊也(和田正人)は不服顔。法子のためにも義雄と結婚するのがいいはずだと言う俊也に、マチ子はそうかも知れないと独り言のようにつぶやいた。一方、義雄を見舞いに訪れた小柳新吾(石田純一)は、初めて和子と会う。実は和子は親切な人だったと言う義雄に、小柳は要注意人物だと忠告。やがて、道子のもとに、朋子が訪ねてきた。精神科に行き、共依存症と診断されたという。定年退職したにもかかわらず、毎日背広を着て出掛けていく会社依存症の夫をどうにかしようとしているうち共依存になり、更に共依存から逃げ出す為に買い物依存症になってしまったらしい。朋子は同じ主婦でも自分というものを持っている道子がうらやましかったとつぶやいた。そして、義雄には病気のことは内緒にしてほしい、借金のことで迷惑はかけないと言って、玄関へ。そんな朋子に、道子は借金は自分が返すから、治療に専念してほしいと告げた。 そんな中、和子は浅井家の前で、俊也の姿を発見。 彼が電話で「野上」と名乗るのを聞いた和子は、道子と近藤の密会写真を撮ったこと、マチ子の弟であることを追及。俊也は自分でも後悔していると言う。悪いのは義雄で、道子もマチ子と同じく被害者だと言う俊也に、和子は誰が加害者で誰が被害者なのか割り切れないから、面倒なのだと告げた。 やがて、道子は仕事を断り切れなかったので、今日は義雄の見舞いに行けないと和子に告げた。その後、マチ子から電話を受けた和子は、今日は道子はいないから来ても大丈夫だと伝える。だが、マチ子も銀行へ行く用事があり、病院には行けないと言う。ところが、道子は急遽仕事がなくなり、義雄のもとへ。義雄がトイレに行っている間に、病室の電話が鳴った。道子が出ると、相手が和子だとばかり思ったマチ子は用事がなくなったので、30分後に行くと告げる。それから、 30分後。義雄のパジャマを脱がせ、体を拭いてあげていた道子は彼の背中に手を回す。そこへ、病室のドアが開き、振り返った道子の目がマチ子をにらみつけた。部屋を間違えたと言って出ていくマチ子を、道子が追う。ロビーでマチ子を捕まえた道子は義雄の妻だと名乗り、話がしたいと言った。マチ子は自分のマンションで話しましょうと応じた。いよいよ本番始まったって感じ。かなりおそろしい展開ですが。。。来週の予告を見て楽しみでたまりませんねぇ。多分、道子と義雄の子供は、義雄の子供ではないのでしょうか。。。『これが真実なの』とか言ってたし。お母さんの借金のことかなとも思うけど。早くこいこい、木曜日