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FREE FREEHAND MISSION STATEMENT March 30

AdobeのFreeHandは、現在もなお広く使われているベクターイメージを編集するためのアプリケーションであり、プロフェッショナルなスタジオにおいて、あるいはアーティスティックな試みにとって必要不可欠なツールである。そうした認識のもと、われわれの活動の目的ははAdobe社にこの事実を認めさせ、FreeHandを将来にわたって確実に使い続けることができるよう協力することに同意してもらうこにある。このソフトがつくられてから20年あまりのあいだに、FreeHandは幾千の人々にとって必要欠くべからざるツールとなり、いまだに世界中でその人気を保持している。FreeHandユーザーであるクリエーターたちから、Illustratorはむしろ使いものにならず、それを使って気持ちよくスムーズに仕事ができるとはとうてい言いがたく、ときにはそれが耐えがたいほどだという報告が定期的に入ってくる。そのようにして、Free FreeHand organizationは、Adobeによって尊重されてこなかったこれらの幾多の人々の願いを代弁し、擁護すべく結成された。このコミュニティが求めているものは、いたってシンプルである。メンテナンスを継続的に行い、必要なアップデートをし、FreeHandが最新のハードウェアやオペレーティング・システムでも適正に動くようにしていくこと、それだけである。これはAdobe社の合意のもと、以下に詳述するような3通りの方法のいずれかをとれば、達成することができるであろう。


自社の擁するIllustratorが有利になるように、Adobe社がデザインやアートのコミュニティからFreeHandを締め出し、根こそぎにしてしまおうとしてきたことは、Adobe社の一連の意思決定がわれわれの真の利益に沿うためになされたものではないということを露呈している。実際に試してみればすぐにわかることである。FreeHandは、その機能性、能力において、Adobe社がFreeHandを捨て、かわりに使うようにと主張しているかのソフトと著しい対照をなしているのだ。FreeHandコミュニティは、Adobe社の方針を受け入れることはできない。


FreeHandコミュニティ
Free FreeHandは2009年9月に創設された、現在著しい成長をとげているコミュニティであり、2010年3月の時点でその登録メンバーは5000人ともなる。さまざまなメディア媒体を通してわれわれのメッセージが浸透することによって、それがますます大きく成長していくことを望んでいる。Adobe社が2006年をもってその開発を中止したとはいえ、FreeHandをかわらず使い続けるコアなユーザー層は以前にもまして組織化され、決然とした態度をとるようになった。その理由の一部はIllustrator CS2、CS3、CS4、そしてこれから発表されるCS5が、FreeHandの代替品として不十分であるためであろう。Adobe社の経営陣が市場においてくだした判断は、Illustratorを選ぶ以外方法はない、と一貫して主張し続けていくだけであることに疑いの余地はない。このようなやり方はベクターイメージを編集するソフトウェアを使って生活の糧を得ているクリエイティブなプロフェッショナルたちが嘗めてきた厳しい現実をなんら変えるものではない。実際、Adobe社のふるまいは、独占企業としてのふるまいとなんらかわることがない。それが本当であるにしろ、違うにしろ、われわれ消費者が被る結果は同じである。選択肢はなくなり、価格はコントロールされ、健全な競争が排除される。それによって、われわれ消費者は自分が満足を満たす商品を選びそれに「お金を出す」という行為によって、商品の発展に寄与するという影響力を失うことにほかならないのだ。


打開策
FreeHandの正規のライセンスの所有者として、われわれはFreeHandを使い続け、FreeHandが占めてきた多様な活躍の場、グラフィック・デザイン、衣装デザイン、テキスタイル・デザイン、イラストレーション、教育、地図などの産業におけるFreeHand
の使用を擁護する。Adobe社はこれを認め、われわれがここに示した声明の掲げる前提に基づいて行動すべきであると結論付ける。すなわち、継続的なメンテナンスを施し、FreeHandが現状のハードウェアおよびオペレーティング・システムにおいて、適正に動くようにアップデートしていくという前提である。


Adobe社は以下にあらましを示す3つの選択肢のなかのどれかを選ぶことによって、われわれのこの申し立てに応えることができる。

1.FreeHandをオープン-ソース(※ソフトウエアのソースコードをインターネットなどで公開し、誰もが改良や機能追加、再配布できるようにすること)・コミュニティに解放する

2.FreeHandを他の民間資本に売却する

3.Adobe社のCreative Suiteの正規のラインナップの一部として、FreeHandを開発し、維持していく


1.FreeHandをオープン-ソース・コミュニティに解放する

Sun Microsystemsが草分けとなった類似の戦略に倣い、オープン-ソース化したFreeHandのスポンサーとなって、ビジネスモデルの道筋をつけていくことによって、次のようなメリットがあるのではないだろうか。

・ベクター・プログラミングに関するあらたな工夫やアプローチのしかたを取り入れることができる
・IllustratorやIn Designにあたらしい特色を打ち出すことができる
・企業の善意を印象づけることができ、顧客にアピールすることができる
・他のオープン-ソース・アプリケーションソフト(Inkscape、Scribus)に直接的に対抗できる
・この10年間におけるあらたなビジネスモデルをつくりあげることができる
・FreeHandユーザーとIllustratorユーザーと、両方のユーザー層をつかむことができる
・顧客の不満を取り除き、Adobe社に対する抗議活動を静めることができる
・IllustratorやIn Designに対する著作権侵害を緩和できる
・オープンソース化したFreeHandのユーザーをひきつけ、Creative Suiteに新しい顧客を取り込むことができる


2.FreeHandを他の民間資本に売却する

FreeHandを他の開発者に売却すれば、次のようなメリットが得られるのではないだろうか。

・売却にともなう利益が見込める
・開発をIllustratorに集中できる。
・譲渡契約によってAdobe社の特許を守ることができる
・健全な競争により、Adobe社がよりよいアプリケーションソフトをつくりあげていくことができる
・顧客の不満を取り除き、Adobe社に対する抗議活動を静めることができる
・それに対処するための広報活動や法律的対抗措置を行う必要がなくなる。


3.Adobe社のCreative Suiteの正規のラインナップの一部として、FreeHandを開発し、維持していく

Adobe社がFreeHandをCSシリーズのラインナップに加え、開発をすれば、以下のよ
うな利点があるのではないだろうか。

・Illustratorと緊密に連動させ、その機能を補完することができる
・ベクターイメージやDTPの特徴を組み合わせてFreeHandをIllustratorの要素の一部とできる。
・FreeHandの顧客に企業の善意を印象づけることができる。
・アップデートに伴う収入や新たな顧客からの収入が確保される。
・広報活動や法律的対抗措置を行う必要がなくなる。


Adobe社が上記の3つの解決策のうちどれかを進めるまで、われわれは断固としてこの運動を繰り広げていくつもりである。Adobe社がFreeHandと折り合いをつけることができなかった結果、われわれの運動は高まりもみせざるえなかった。法的救済の手段に訴えることも、選択肢からはずれたわけではない。


要するに、われわれをこのような状況におとしめたAdobe社の過去の行動がはたしてほんとうに法律にかなうものであるのか、おおいに疑問の残るということだ。われわれの弁護士はFree FreeHand organizationが正式にAdobe社に対して訴えを起こしたとしても、われわれが示したような青写真にそった判決が下されるであろう、膨大な量の根拠があるとしている。この文書で述べているように、われわれFree FreeHand organizationはできることなら友好的な話し合いによって目的を達し、多くの無駄なエネルギーや時間やお金を費やすことを避けたいという意向を明らかにしてきた。われわれは、この目的のためにAdobe社がわれわれFree FreeHand organizationとともに協働してくれることを切にのぞんでいる。
(Addendum以下未訳)


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