happy harmony

2011/03/18(金)05:16

さもなければ

本のはなし(18)

「さもなければ夕焼けが こんなに美しいはずはない」 おはようございます、momoです。 ↑上は題名に惹かれて図書館で借りた 丸山健二さんという方の本です。 信州は安曇野の厳しい自然のなかで ものを書くということ 庭をつくること に心血を注いでいる方のようです。 それを 「ライフワーク」 とよぶには あまりにも 真摯で そしてストイックなまでの情熱。 ときどき 正しいか 正しくないか なんてことは たいして重要なことじゃないなあ …なんて思ってしまう。 自分の全存在をかけた 魂の奥底から振り絞るような言葉には どうしても心を揺さぶられずにはいられない。 本の題名は ヨハン・ペーター・ヘーベルの 「アレマン詩集」の われわれにとって何かもっとよい未来があるにちがいない。 さもなければ夕焼けがこんなに美しいはずはない。 という一節からとったもののようです。 あまりにもたくさんの 悲しいことや つらいことや 苦しいことや。 あふれているように思える今だけれど。 それでも そんななかで 自分でも戸惑うくらいの あかるい光をどこか奥深くで感じています。 よりよい未来への 種のようなもの。 そして、やっぱり その光を信じずにはいられない。

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