SanfranciscoのBerkeleyでの日々‥

自宅でちょっと怖い目にあいました。
大した事ではないんですけど‥同じような手口にかかった人がいるかな？と思い日記に書き込みです。

夜１人で家にいた時に、ドアをたたく音がしたので、（夫の帰宅時間でもあったし）いつもはチェーンをしてドアを開けるのですが、今日はチェーンをしないでドアを開けました。

ドアを開けると夫かと思いきや、黒人の体格のいいボロボロの格好をしたおじいさんでした。
変な人だ‥と、ドアをすぐ閉めかけたのですが、おじいさんはドアを持ってこう言いました。
「私はこの近くの住人です。自分のお母さんが倒れてしまって、病院で現金で支払わなければいけないけど、持ち金がないので、絶対返すから＄１０貸して欲しい‥」

誰が聞いてもバレバレのウソじゃないですか‥。
病院で現金で支払う必要性を感じないし‥。現金が必要なら近くのＡＴＭでおろせばいいでしょ。

ドアを閉めようとしたのですが、おじいさんはドアから手を離してくれません。

「私は日本人であなたの言っていることが全然分からない」とか、
「近くのＡＴＭに行けばいいじゃないですか」とか、
「キャッシュを持ってない」と返答したのですが、
お金を渡すまで動かない様子‥。

仕方がないので、
「お金を貸すから、ＩＤ見せて」と言うと、
さっきまで懇願の目をしていたおじいさんの目つきが急に怖くなってきたので、「まずい！」と思い＄１０渡しました。

するとおじさんは急に笑顔になり、
「本当にありがとう。助かりました。１時間後に絶対に返すから！(←絶対ウソ)」
といって去っていきました。

みえみえのウソにお金を払ってしまったのは悔しいけど、世の中には悪質な犯罪もあって、場合によっては殺される場合もあるので、＄１０で済んだのは不幸中の幸い？
今回は話のネタ程度に日記に書けるけど、負傷したり、高額のお金を取られていたらショックで書けなかっただろうなぁ‥。