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ハッピーライフへの道

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~金魚のフンの奮闘… らっちゃん☆さん
2006.04.03
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隣の席のNさんが、こう話していた。



「私、英会話を始めたのよ~。」



そうなんですか~。





「実はね、僕も始めるんですよ、英会話を。」





えええ~何言ってるの、オレ。

英会話なんて始める気ないでしょ。

あんたは漢方でしょ。

10月から漢方勉強しに行くんでしょ。



そう、僕の心の中で声がした。



今考えても何でそんな事を言ったのかわからない。

負け惜しみでもなければ適当に答えたわけでもない。

ただ、何かの拍子に「魔が差した」のだと思う。



そういえば、僕はゆくゆくはアメリカに留学したいと思っている。

もちろん漢方を勉強しに行きたいのだが、それは少なくとも3年以上先の話である。

この事が脳裏によぎったのかもしれない。


はたまた、僕が6月から転職する会社は外資系企業だ。

英語が必須というわけではないが、もちろん英語が話せることに越したことはない。

これが頭の片隅にあったのかもしれない。



だから、言葉をついて出たのだろうか・・・。



「実はね、僕も始めるんですよ、英会話を。」



僕は自分が言い放った言葉の重さに驚いて、すぐさまこう付け加えた。



「でもね、英語は話したくないんですよ。」




「え?」




Nさん、そのリアクションは正解だよ。




そして、さらに焦った僕はこう付け加えた。




「だからね、Nさん、英会話じゃなくてTOEICを勉強しようと思ってるんですよ。Nさんが英会話なら僕は独学のみでTOEICを800まで上げますよ~。えへへ。」




仰天である。(やっぱり負け惜しみかも…)




こうして、僕は無意識下にあったのかどうかはわからない「英語をマスターしたい」という欲求に従って、英語を勉強する事になってしまったのです。

ちなみにNさんは僕が漢方を勉強したいのは知っているので、僕はアメリカ漢方留学のための英語レッスンと称して「TOEIC」に励むことになりました。


何してんだ、オレ。

ホントにやるのか、オレ。





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Last updated  2006.04.04 00:17:56



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