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隣の席のNさんが、こう話していた。
「私、英会話を始めたのよ~。」 そうなんですか~。 「実はね、僕も始めるんですよ、英会話を。」 えええ~何言ってるの、オレ。 英会話なんて始める気ないでしょ。 あんたは漢方でしょ。 10月から漢方勉強しに行くんでしょ。 そう、僕の心の中で声がした。 今考えても何でそんな事を言ったのかわからない。 負け惜しみでもなければ適当に答えたわけでもない。 ただ、何かの拍子に「魔が差した」のだと思う。 そういえば、僕はゆくゆくはアメリカに留学したいと思っている。 もちろん漢方を勉強しに行きたいのだが、それは少なくとも3年以上先の話である。 この事が脳裏によぎったのかもしれない。 はたまた、僕が6月から転職する会社は外資系企業だ。 英語が必須というわけではないが、もちろん英語が話せることに越したことはない。 これが頭の片隅にあったのかもしれない。 だから、言葉をついて出たのだろうか・・・。 「実はね、僕も始めるんですよ、英会話を。」 僕は自分が言い放った言葉の重さに驚いて、すぐさまこう付け加えた。 「でもね、英語は話したくないんですよ。」 「え?」 Nさん、そのリアクションは正解だよ。 そして、さらに焦った僕はこう付け加えた。 「だからね、Nさん、英会話じゃなくてTOEICを勉強しようと思ってるんですよ。Nさんが英会話なら僕は独学のみでTOEICを800まで上げますよ~。えへへ。」 仰天である。(やっぱり負け惜しみかも…) こうして、僕は無意識下にあったのかどうかはわからない「英語をマスターしたい」という欲求に従って、英語を勉強する事になってしまったのです。 ちなみにNさんは僕が漢方を勉強したいのは知っているので、僕はアメリカ漢方留学のための英語レッスンと称して「TOEIC」に励むことになりました。 何してんだ、オレ。 ホントにやるのか、オレ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.04 00:17:56
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