2005/08/02(火)21:55
旅日記■理由■
■理由■
いろんな国からメンバーが集まる現地発着ツアー。
現地発着というからには、行きも、帰りも、集合場所のホテルまでも一人。
個人で参加すると、部屋は、どこの国の人ともわからない子とシェア。
なんで、こんなツアーに好んで参加するのか。
理由は、
日本人のツアーが好きじゃないから。
いろいろ考え方があると思うんですけどね。
日本人ではない人たちが集まるツアーと決定的に違うのは、
日本人のツアーは、「みんなで楽しみましょう」という意識が強く。
外国人のツアーは、「自分自身が楽しいかどうか」が重要。
そういう気がします。
彼らと旅をしていると、たまに聞かれます。
「自分自身の旅を、楽しんでるかい?」
全員で何かをやらなきゃいけないということはなくって、個人がとても尊重される。個人個人が楽しければ、全体として楽しかったね。という発想のような気がする。
その代わり、何があっても自己責任。
大体、安いツアーなので、ホテルは郊外にあって、街中で自由行動し何時に集合し、バスでホテルまで戻ってこれるのだけれど、
遊び足りない人は、集合時間に集合しなくてもいい。
自分で、好きなように戻って来い。ってことだ。
日本のツアーなら、一人、自由行動から戻ってこなければ、団体責任(?)で全員で待ったりする。
そんなことはしない。
寝坊したら、平気で置いて行くし、
不必要なDFSやお土産やに強制的に連れて行かれることもない。
後、この旅で気に入っているのは、年齢制限があるということ。
日本のツアーって、私の知っている限りでは、年齢制限ってあまりみたことがない。
ただ、卒業旅行シーズンは、学生が多くなるとか、そういう季節性があったり、「卒業旅行用」のツアーだと、当然歳が同じくらいになるのだけれど、私の好むツアーは、全てがある範囲内の年齢に限定されている。
年齢制限があって、何がいいか。
オプションに、クラブ(もちろん踊る方よ)があったり、
NZに行ったときは、バンジーやスカイダイビング、スキー、カヌー、ジェットボート。なんでもある。
年齢に制限があるから、個人個人でみんなが楽しめる。誰かに気追うことはない。
酒が入った日なんぞは、バスの中で、バスの狭い通路が、お立ち台と化すノリなんだけど、日本人がそんなことやっているのは見たことがない。
だって、「バスの中で立つと危険です」って教わってきたんだもん。
ローマでの最終日。
オプションでディナーに行った。
カンツォーネを聴けるお店で、いきなり音楽がなり、歌い手が客とからみながら歌う。
そこに、日本人観光客の集団がいた。
私たちの集団は、歌い手がやってくると、調子に乗って、一緒になって、歌ってみたり、絡まれて、みんなで大爆笑したりしているのに、
日本人の集団に歌い手が近づいても、誰も乗らないし、「こっちへ来るな。私へ絡むな」オーラが出ている。
否定しつつ、私もわかるんですよ。
もし、私が、その集団にしたら、私もそういうオーラ出してる。って。
だからこそ、みんなでおとなしく食事をするよりは、こうやってワイワイやれる仲間と一緒にいたいな。って思うわけです。
基本的に団体行動が苦手なので。
個人を尊重してくれる、このツアーが楽なのかな。