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幸せいろいろ・・・

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四十肩

★資料★
ドクターQ&Aより

 四十肩・五十肩は、正式には「肩関節周囲炎」という疾患群のことで、肩関節の周囲に起こる炎症のこと。
 私たちの肩関節はとても広い範囲を動かせるようになっていますが、それだけ構造は複雑です。肩関節は肩甲骨と上腕骨が接続していて、周囲には多くの筋肉や腱(筋肉が骨に付着する部分)、関節をスムーズに動かすための「滑液包」などがあります。そのため、炎症が起こりやすい部分といえます。中高年に多く起こりますが、原因は明らかにされていません。

 痛いからといって動かさないでいると、「フローズン・ショルダー(凍結肩)」といって、肩関節がほとんど動かなくなることがあります。症状の悪化を防いで回復を早めるために、肩関節の可動域を少しずつ広げる体操が有効です。腕を動かす動作を痛みが起こらない、ぎりぎりの範囲で無理せずに行ってください。ほんの少しずつでも毎日続ければ、大きな効果が得られます。

 四十肩・五十肩の多くは、放っておいても半年から1年で自然に治ります。しかしその期間、痛みや「いつ治るか」などの不安に悩まされる人も少なくありません。整形外科では、肩関節のどの部分にどんな炎症が起こっているかを検査・診断し、痛みには消炎鎮痛剤などを処方します。早く回復するために、肩関節の可動域を少しずつ広げる運動療法の指導なども行います。医師に相談し、治療を受けることは、完治に向けての近道です。


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