SHINOBI <ネタバレあり>
原作の甲賀忍法帖をコンパクトにまとめた感じ。戦う忍者の数も半分やしね。時間が短か過ぎて何か物足りなさ感があったな。伊賀の鍔隠れは川もあって緑が一杯で静かな感じ反対に甲賀の卍谷は岩肌ばかりの茶色い荒っぽい感じ。で、朧と弦之介は「甲賀ロミオと伊賀ジュリエット」っちゅうくらいやからもっと悲恋が描かれてるんかなって思ってんけど 2人だけのシーンがあんまし無くて(ってかキスシーンすら無い)結構サラッとしてたかな。最強の5人衆って言っても不思議な力を使うやつばっかで一番忍者っぽいなって思ったのは筑摩小四郎かな。こいつは強かったし。薬師寺天膳は切り傷には強いけど 意外と毒には弱かった。300年も生きてきてやっと死ねました。陽炎が弦之介のことをず~っとスキやったのに 敵の女を愛してることを知った時 可哀想やったねぇ殺したくても殺せなくて 最後まで好きな人を守って死んでいきました。(><。)朧は「武術や剣術など忍として優れているところは何もない」って設定はどうよ?時期頭領としてはイケてるのか(・_・)破幻の術って凄いのがあるけど使い勝手悪そうやし。ってか10人の中でダントツに強いのは弦之介やろ。そりゃあんなけ強いやつおったら徳川家康もびびるわな。「互いの里の一番強いもん5人ずつ出して戦い~ んで、最後に残ったもんが時期将軍やで~」などと 調子の良いことを言って 伊賀、甲賀共に強いやつを追っ払って“里全滅作戦”ですわ。朧と弦之介が最後に戦う訳ですが 泣けます、悲しいです(;___;)弦之介は無抵抗で愛する人に殺されます。それからの朧は強かったなぁ。弦之介の後を追う訳でもなく、自分を犠牲にして互いの里を助けた。ラスト、二人の思い出の場所に一人でたたずむ朧は 弦之介を感じて何か幸せそうに見えた。エンドロールと共に流れてくる主題歌の歌詞が凄く良い。パンフの最後に載っているので 改めて読んでみて凄い切ない気持ちになった。