心の鉱脈/痛みや恐れのそのまた奥に・・・
心の底には、ふだん自分でも気づかない気持ちが、隠れていることがあります。でも、あんまり直視したくない、というのが本音だったりして(爆)。心の中の見たくない部分というのは、誰にでもあるかもしれません・・・それを何らかの形で、他人から突き付けられると、腹が立つのが人情というもの。やはり、自らの意志で向き合うことで初めて、克服してゆけるのでしょう。お金や性にまつわる事は、潜在意識を反映しやすいようです。どちらも、命の営みに深く関わっているからでしょうか?良くも悪くも、心の底の情念や思い込みが、浮き彫りになってくる。『お金について』お金が少なければ、生活してゆけるか不安になり、お金が多くなると、いつ失うかと不安になる。これは実のところ、お金の問題ではなく、心の問題かもしれません。お金が少ないときは、少ないなりに工夫して、生活を楽しむ。“やりくり”して経済的な自立を確保。わずかでも予備費を積み立てておく。お金が多くなれば、より一層、自分を高めるためにお金を使う。余裕を持って貯金したり、寄付をしたり。他人を夢を応援したりする。こちらは、お金の多い少ないではなく、金銭感覚が豊かなのでしょう。『恋について』人を好きになると、喜びと同時に、不安や恐れ、過去の痛みが浮かび上がってくる場合があります。恋をすることで、心の深い部分が動き出し、しまいこんでいた感情が湧き上がってくるのでしょうか?それをあたかも、相手のせいで不安になったと錯覚して、傷つけあっている恋人たちは、少なくないかもしれません。。また、人を好きになることで、自分一人という枠を超えることもあるでしょう。心が温かくなって、思いやりに目覚めたり、元気になったり。好きな人に喜んでもらえたり、好きな人から思われていると感じたりすると、人は強くなれるものです。お金や性にまつわる事は、自分の生い立ちや親子関係と根っこでつながっていて、心の底の情念や思い込み、過去の痛みと結びついていたりします。心の中の見たくない部分が浮かび上がってくるのは、ときに苦痛です。けれども、見たくない部分の、そのまた奥に、自分本来の情熱や力の源泉が眠っているようです。。見たくない部分も含めて、自分の心と向き合い、痛みや恐れを克服していくなかで、命の根源を掘り当てる。心は、目に見えない鉱脈のようなもの。痛みや恐れのそのまた奥の、情熱の源を掘り当てたとき、体の底から、澄んだ力が湧き上がってくるのを感じます━━━