春、弥生、嵐のような料理教室
今月の一汁三菜のお献立~♪ 鯛の桜蒸し(主菜) かぶと魚の子の炊き合わせ(副菜) ごぼうのごま酢(副菜) 菜の花のみそ汁(汁) ふきごはん(ごはん)どうどう? もうすぐ春ですねぇ♪なお献立でしょ?こーんなに食べても、546kcalだよぉ。和食って本当にヘルシーなのね。今日はいつにも増して、目が回るような忙しさだった。ひとつの料理を完成させて、はい次!って感じならわかりやすいんだけど、それじゃ最初に出来上がった料理は冷たくなってしまうじゃない?すべての献立が出来上がった時点で、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく完成してるのがベターなわけで、となると、頭使うんだ、これが。(苦笑)限られた時間でいかに効率良く、更に見栄え良く、その上美味しく・・・ああ、前頭葉がギシギシいいそうだよ。ひと班4人、チームワークも大切。とろいヤツとか指示待ちなヤツとかジジイ(あ、ジジイは人によるか)とか、とにかく足手まといなヤツがいると、ほんと邪魔!やる事ないなら、洗い物でもしろ!って感じ。本日のメイン『鯛の桜蒸し』、楕円形に丸めたおこわを塩と酒をふっておいた鯛の切り身で包み、桜の葉を並べた上に乗せて、蒸すこと10分。熱々の蒸し器に入れて、ほっと一安心・・・桜の香りが漂ってきて、あとは出来上がりを待つばかり~♪のはずだった。なのに、なのにぃぃぃ・・・ぜにこともう一人が、調理台の上に残されたペーパータオルの存在に気がついた。以下、超ひそひそ話。「これ、何だっけ?」「・・・あ! おこわを包む前に鯛の水気を拭き取るんじゃなかったっけ?」「あ、そうだ。やるの忘れちゃったね。どうする?」「どうするって言ってもねぇ・・・」蒸し器を見つめる二人。「そうだよね。」ペーパータオルは日の目を見ることなく、仲間のエプロンのポケットに押し込まれた。ははは、先生に見つかる前に証拠隠滅~!こういう時に、バカ正直なヤツがいるとめんどくさいんだよ。「先生~!!! 鯛の水気を取るのを忘れましたぁ。」お前は小学生かっつーの。料理に限らず、臨機応変に対応できないとね。ああ、今日もほんとに疲れちゃったぁ。でも、毎回勉強になります。