「小麦」は悪?食にまつわる栄養学の真意は振り子のようだけど、食べ物のこと真剣に考えてみて!
ローラさんのツイッタ―から。ローラさんがこうした話題を紹介してくれると、考える人が出てくると思うから、ありがたいね~!『WHAT THE HEALTH』、ぜひみてほしいもの!NETFLIXみてみて❗️❗️ちなみに日本は小麦粉アレルギーや乳製品アレルギーの人が体質的に多い国なのに、気づいていない人が多いんだって。ぜひアレルギーテスト受けたことがない方、行ってみて🙏 pic.twitter.com/1aT9hWyZNz— ROLA (@RolaWorLD) 2018年6月14日小麦は食べるな! 遺伝子組み換えの恐怖! [ ウイリアム・デイビス ]この本読んでると、小麦製品を食べるのが怖くなるね。小麦には、「中毒・禁断症状・妄想・幻覚」を引き起こす、ヘロイン同様の中毒症状があるという。脳にこうした影響を及ぼすという、食品の中でも特異な性質がある。これはアヘンによる影響と共通している。また、精神に与える影響もある。小麦依存症を引き起こすから、小麦入り食品に病みつきになる。ちょっとした“ハイ”な気分になるから、絶対にやめられない。小麦のようなありふれた食品が、ニコチンやコカインのように中枢神経系に悪影響を与える可能性もある。依存症や禁断症状、統合失調症といった、小麦が脳に及ぼす好ましくない影響が書かれてあるから、「完全除去」を考える人もでてくると思う。といっても、私は今のところ厳密に避けることはしないと思う。全く断つということ。多くの人は小麦を「食べ過ぎてる」のがよくなくって、減らすことを考えてみる。これが大切だと思う。そうした中で、私は、「やっぱり、小麦はもういらない」となったら、醤油など調味料に入っているもの以外で、考えていく。ただ、脳への影響は(私は)完全否定しないので、減らす方向では考える。今も多食しているわけではないけれど。クッキーやマフィンが好きだからかな?米粉だけで作ったものでとってもおいしいものもあるけど、小麦の良さもある。この本と同時に、森美智代さんの本も読んでたから、基本、「私は少食を維持し、植物性の良質なものを厳選して頂く」で落ち着くことにする。「食べない」生き方 [ 森美智代 ]でも、徐々に世界はグルテンフリーになっていくと思うな。人々は、小麦に代わるものをチョイスする場面が多くなると思う。♡ ♡ ♡【小麦は危険のウソ】「小麦は危険」なのではなく、人間が小麦の危険をつくっている 今更ですが、グルテン極悪説をどう思いますか?(※転載) 2015年7月4日のニューヨークタイムズに『The Myth of Big, Bad Gulten(仮題:グルテン極悪神話)』という、マイケル・ポーラン氏も称賛し、推奨した記事が掲載されました。そして、その2日後、『The New York Times makes a big, bad mistake(仮題:ニューヨークタイムズは極悪な過ちを犯した』とするブログが現役のひとりの医師ウイリアム・デイビス医学博士によって公開されました。デイビス博士は、私が公認ホリスティック・ヘルスコーチ資格を取得したIINで講義もされており、2014年11月には、私のような卒業生も対象とした特別講義をおこない、拝聴させていただきました。グルテンとシリアック病やグルテン不耐症(過敏症)の詳しい症状などについては、『シリアック病・グルテン不耐症ってご存じですか?』をご覧ください。興味深い議論でしたので、他の研究報告と併せて簡単に紹介します。皆さんは、どう思われますか?ニューヨークタイムズ誌が掲載した主張◾グルテンが、シリアック病を起こすというのは、誤った認識である。もともとシリアック病をもっている人が小麦などグルテンを含む食品を食べると自己免疫疾患のような症状を表すだけ。◾米国民の3人にひとりが、今や、グルテンを避けた食品や料理を選択すると言われているが、グルテンを避けなければいけないシリアック病をもっている人は、人口の約1%のみ。◾「小麦などの穀類が、人類の食事に加わったのは、わずか約12,000年前であるから、人類が、穀類を消化できるよう進化するにはあまりに短い時間しか経っていないため、穀類はそもそも人類の食事としてふさわしくない」というグルテン忌避者の主張は、同じ頃、人類の食事に導入された牛乳に含まれる乳糖を消化するための遺伝子を人類は既にもっている(スカンジナビア人のほぼ100%)ことを見逃している。1万年は進化にとって決して短い時間ではない。◾シリアック病(+グルテン不耐症)の発症率は、小麦消費量の多い国に多く、一方、乳糖不耐症は、牛乳消費量の少ない地域(アジアなど)に多いことも、シリアック病と進化とは関係がないことの証ではないか。◾米国の小麦の消費量は、過去数百年を見ると、決して増加しているわけではないが、シリアック病患者数は近年になってから増加している。これは、やはり、グルテンではなく、私達の生活に問題があるのではないか。 ◾フィンランドとロシアの隣接した地域同士の小麦消費量はほぼ同じだが、シリアック病発症者は、圧倒的にフィンランドの方が多い。2つの地域の違いは、フィンランドの地区に比べ、ロシアの地区の経済環境が悪く、衛生環境もよくないことのみ。◾現代人は、衛生意識が高くなりすぎ、私達の免疫力を高めるように働く環境にいる一般的な病原菌を死滅させてきただけでなく、薬や抗生物質によって不必要に共生細菌を殺してきたことによって、腸内の重要な細菌を失ったことが、グルテンに対して問題を抱える人が増えた理由なのではないか。この主張に対する医師(Dr. William Davis)の反論◾人類はそもそも母乳を飲んで育つ動物であったことから、それが牛の乳であっても、同じ哺乳類の乳を飲むことへ体を適応させる進化にそれほど時間を必要としなかったのではないか。穀類を食べるという行為は、そもそも哺乳類の遺伝子にない行為で、農耕は人類が発明した行為であったために、未だに体を適応できる進化を遂げられていないのではないか。◾牛乳については、乳糖を消化できるように人類は進化できたかもしれないが、牛乳特有のタンパク質カゼインを消化するまでには至っていない。カゼインが自己免疫疾患の原因ではないかとの研究報告があることを忘れてはならない。◾同様に、小麦や穀類の糖分を分解する酵素アミラーゼを分泌できるよう人類は遺伝子を進化させてきたが、問題は糖分やグルテンだけではない。グリアジンと呼ばれる穀類特有のタンパク質(グルテンの成分)が、シリアック病だけでなく、その他の自己免疫疾患や肥満症の原因ではないかとの研究報告があることも忘れてはならない。◾近年、増加傾向にある病気について、環境細菌や共生細菌と人類との関係が変容したからではないかとの見解には、同意する。しかし、その腸内細菌を変容することに一枚噛んでいるのが、穀類の摂取であるとする研究報告があることを見過ごしてはならない。◾小麦に限らず穀類はいっさい食べない方が良い。その他のグルテンとシリアック病に関する議論と研究報告◾マーケット調査会社によれば、米国成人人口の約22%がグルテンフリー食品を好むと回答し、2012年から2014年におけるグルテンフリー商品市場が63%拡大、6兆円超の市場規模になっている。◾米国マサチューセッツ州ジェネラル・ホスピタルのシリアック病治療研究センター(Celiac Research and Treatment)長によれば、「グルテンフリーは、単なるファッションに過ぎず。医療的必要性のない行動である。」とのこと。◾グルテンとシリアック病との関係は明白だが、グルテン過敏症(グルテン不耐症)を訴える人の症状の真犯人は、グルテンではない可能性が指摘されている。その根拠として次の事柄が挙げられている。 ◾グルテンの成分であるグリアジンとグルテニンには、70もの種類が存在しているため、どの種類が原因物質であるか突き止められていない。◾FODMAPs(Fermentable Oligosaccharides, Disaccharides, Monosaccharides and Polyols:発酵性オリゴ糖類、二糖類、単糖類と多価アルコール)と呼ばれる炭水化物が、過敏性大腸症候群(IBS)の典型的な症状を引き起こすことが報告されている。◾グルテン不耐症と自己申告する被験者にFODMAPsを避けた食事を2週間続けさせた後に、グルテンを与えても症状が出なかった。IBS患者は、グルテン不耐症ではない。(Peter Gibson, M.D., at Monash University in Australia, 2011)◾FODMAPsの主成分であるフルクタン(果糖から構成される多糖)は、穀類だけでなく、果物や野菜にも含んでいるものが多くあるため、FODMAPsを除いた食事を長期間続けることは困難だが、2週間から6週間除いた後、徐々に戻していっても症状の再発は見られなかった。(Jessica Biesiekierski, Ph.D., University of Leuven in Belgium)◾現在の小麦は品種改良によって、大戦前の小麦よりも大量のグルテンを含むようになったことがシリアック病などの増加の原因ではないかという議論があるが、戦前・戦後の小麦のグルテンの含有量に変化はなかった。◾小麦グルテンが、明らかな小麦製品だけでなく、キャンディやドレッシングや加工肉製品など幅広い加工品に使用されるようになったことで、現代人のグルテン摂取量は、戦前と比べ6倍になっている。グルテン摂取が人体の許容量を超えたことでグルテンによる病気が増加しているのではないかとの議論があるが、未だ、その真偽は検証されていない。◾過剰な衛生環境が、免疫反応を狂わせたことによって引き起こしているとする「衛生仮説」も存在する。まだまだ科学で白黒つけられるほどの確固たる証拠が見つけられていないことや、日々、新しい物質や栄養素の発見がなされていること等が、こうした議論を生んでいるのだと思います。特に、食物栄養学においては、肯定的な証拠と否定的な証拠の両方が、調査のやり方次第で得られてしまうことが、本当のことを分かりづらくしているように思います。さて、皆さんは、どう思われますか?どうされていますか?公認ホリスティック・ヘルスコーチの私はどうしているのか?(個人的な見解と対応)◾シリアック病を持っている人がグルテンを含む穀類を避けなければいけないということは当然ですが、小麦を含む穀類を食べたら、シリアック病を起こすとは考えていません。◾穀類特有のタンパク質グリアジンが、自己免疫疾患の原因だとする考えについては、考慮すべきだと思います。しかし、全ての穀類を食事から排除すべしというデイビス博士の主張からは、ちょっと線をひいています。 ◾シリアック病などと関係の深い種類のグリアジンは、1970年代に米国で行われた小麦の品種改良によって発生した亜種だということですから、全ての小麦を避けることはせず、スペルト小麦など、古代小麦で作られた全粒パンやパスタを購入するようにしています。(Dr. William DavisによるIINでの講義より)◾通常お米にはグルテンは含まれていませんが、グリアジンの一種が含まれているとデイビス博士は言います。でも、その種類が危険なのかどうかの結論はまだでていないことと、お米アレルギーの日本人がいたとしても希だということと(私はお会いしたことはありません)、日本人なので、一日に1食はお米を食べたいという気持ちがどうしてもあるので、芋類や豆類などを上手に併せながら、玄米に雑穀(古代米)を混ぜていただいています。◾牛乳のカゼインの問題については、信頼のおける研究機関(ハーバード大学公衆衛生学部や米国PCRM(責任ある医療を目指す医師の会))から自己免疫疾患との関係性を示唆する報告があるため、飲みません。牛乳の代りに、ナッツ・ミルクや豆乳を使うようにしています。それに、牛乳は幼児期から嫌いな飲み物でしたから、ずっと飲んでいませんが、だからと言って骨が弱いということはありません。カルシウムは他の食品からも摂れます。◾私も共生細菌、環境細菌の役割については、同感です。マイクロバイオーム(共生細菌のDNA)について大学から修了証をいただいていることもあり、過剰な殺菌や薬依存には反対です。食事によって私自身、自分の免疫を整えることができた経験があるので、食事だけでなく、お掃除やパーソナルケアにおいても、原則(あくまでも原則で完全ではないのですが)、口に入れられるものだけを使っています。♡ ♡ ♡少食が一番!【中古】 少食の実行で世界は救われる 「甲田メソッド」の決定総集篇 /甲田光雄【著】【新品】【本】あなたの少食が世界を救う 新装版 甲田光雄/著断食・少食健康法 宗教・医学一体論 [ 甲田 光雄 ]