テーマ:☆動物愛護☆(3962)
カテゴリ:愛すべき動物たち
豪騎手が暴れた馬を殴り、2週間の資格停止処分。「不十分すぎる」と非難の声 オーストラリア人ジョッキーが、レース直前に落ち着かなかった騎乗馬を殴ったことで、2週間の資格停止処分を科されました。 ジョッキーは、オーストラリア南部の町で行われたレースのゲート入り直前に、自身の騎乗馬が前脚を上げると、馬から降りて腹部を殴りました。 これを受けたレース主催者は、調査を実施すると同時に2週間の資格停止処分を発表しました。 この2週間の処分をめぐっては、競走馬保護連合から「不十分すぎる」と非難の声が上がっています。 動物虐待行為に対して不十分な処分で済ましてしまうと、競馬界が世間から支持を失うのではと恐れているからです。 アドマイヤラクティの死因は急性心不全、むち禁止を求める声も 酔って馬を殴ったサッカーファンが禁錮刑に
馬をギャンブルに使わないで!・馬の9割以上は引退後即殺処分される 日本はもっとも競馬が盛んで馬が殺される国 海外からの批判殺到 馬を鞭打って走らせることは動物虐待であるという批判は、特に海外で強く主張されてきました。(そのためイギリスでは1競走について鞭を当ててよいのは10回までと制限されています) しかし、日本では馬の福祉に目を向けている競馬関係者・ファンはきわめて少なく、ギャンブルの道具とみなされて身体を壊すような無理な訓練やレースをさせられたり、馬房という密室で暴力を受ける馬さえも存在します。 もとより、ひたすら速く走らせるためだけに仔馬を産ませ育成すること自体が虐待です。 そのうえ、育成馬のおよそ半分は競走馬になれずに、乗馬用の馬として引き取られた先で虐待を受けたり、食用馬として売られ屠殺されて馬肉となる運命です。 競走馬になれてもケガや病気のリスクが高く、走れなくなるとほとんど治療されることはなく、成績が上がらず引退させられる馬とともに行く末はやはり馬肉です。 引退馬の中には、繁殖用として残される少数の馬もありますが、ごくごく一部の人気馬やきわめてまれな優しい馬主に飼われている場合を除き、ゆくゆくは屠殺が待っているということは同じです。(種馬として日本に輸出されたアメリカダービーの優勝馬でさえ最後は殺されて馬肉になったと、2002年アメリカで大問題になりました) 「競馬はロマン」などと宣伝されても、実態は馬という動物の搾取と虐待そのものです。 日本には乗馬施設の開設・営業に関する法律はほとんど存在せず、わずかに2006年に改正された「動物の愛護および管理に関する法律」で乗馬クラブが届け出制になっただけです。 そのため知識経験見識が乏しい者でも自由に開設・営業できるため、馬にとってきわめて不幸なことが起きています。 経営者の営利主義や無知により、虐待ともいえる乱暴な扱いや不適切な飼育環境に苦しむ馬は決して少なくありません。 このあたりはペット産業とよく似た構造ともいえるでしょう。動物愛護管理法の不備です。 巨大な動物であるため、老化、傷病などで乗馬に使えなくなった馬や経営不振で破綻したクラブの馬たちは、次の引き取り手を見つけることが非常に困難です。そのためここでも屠殺→馬肉という運命をたどることがほとんどで、引退して余生をのんびり暮らすという馬はきわめて稀です。 競馬や乗馬、その他で役に立たなくなった馬のほとんどが、ポニーでさえも、食用・飼料用になっているということは、秘密にされてきたといってよいでしょう。 競馬や乗馬、さらに観光やサーカスを楽しむ人々が知りたいことではないからです。しかしほとんどの馬の末路は馬肉。散々働かされてきた馬たちが用済みになったとたん、すぐに連れてゆかれる馬肉産業界は、競馬や乗馬の産業廃棄物処理を担っているともいえるのです。 馬を解放しましょう。人間の利益のために犠牲になっている馬をこれ以上増やさないためにも、私たちは動物を保護していくという思想を学ぶべきでしょう。 動物の権利入門 わが子を救うか、犬を救うか [ ゲイリー・L・フランシオン ] 動物の権利・人間の不正 [ トム レーガン ]
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Last updated
May 28, 2023 10:03:49 AM
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