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テーマ:利用される動物たち(66)
カテゴリ:象
世界自然基金「日本は世界最大の象牙市場であり象牙加工産業の故郷」 差し押さえ象牙データベース(ETIS)集計、世界輸出象牙の95%が日本経由
学術研究を口実にした捕鯨と残酷なイルカ虐殺をしているとバッシングをされる日本ですが、今度は象密猟の結果である象牙取引の仲介基地の役割を果しているとし、国際環境団体から批判されています。 世界自然基金(WWF)は先週、全世界的な野生動植物取引監視ネットワークであるトラフィック(TRAFFIC)が作成した「象牙の塔:日本の象牙取引と国内市場に対する評価」報告書を公開し、日本を「世界最大の象牙市場の一つで、活発な象牙加工産業の故郷であり、個人所蔵の形態で相当な規模の未加工象牙を備蓄している国」と規定しました。 この報告書に提示された「不法取引象牙差し押さえデータベース」であるETIS(Elephant Trade and Information System)の集計結果を見れば、2011年から2016年の間に日本から不法に輸出され主に中国の法執行機関に押収された象牙や象牙製品は計2.42トンに達します。一方、同じ期間に日本が不法輸入で差し押さえた象牙や象牙製品は43キロに過ぎず、日本は象牙の不法取引摘発に消極的な態度だと言われています。 自然基金は「ETIS資料で捕捉された不法象牙取引活動は、象牙製品が日本から中国に一方的に輸出される傾向を示し、その比重が重量基準で象牙不法輸出の95%を占めることを示す。また、日本が東アジアの市場を目的地とする不法象牙供給源になったという結論を一層裏付けている」としています。 日本が象牙不法取引の橋渡しとなっているのは、象牙取引に対する規制が不備なためだと環境団体は指摘しています。伝統的に象牙や象牙製品を好む中国もすでに昨年、2018年から象牙取引を中断すると発表しました。 日本は来年6月から象牙製品の製造・販売業者の登録要件を強化することにしました。しかし、この措置は施行される前から不法資金を合法資金に洗浄するように、不法象牙を合法的製品に洗浄する道を開くことになりうるという批判を受けています。世界自然基金は絶滅危機に瀕した野生動植物の国際間取引に関する協約(CITES)に則り、日本に象牙市場を閉鎖することを要求しました。 毎日平均55頭の象が密猟されています。世界中の象牙市場を閉鎖することが求められています。 3月30日は、「マルミミゾウの日」! https://www.facebook.com/tearsofelephants/photos/a.420130894721354.87119.418939508173826/1600316673369431/?type=3&theaterより 皆様は「マルミミゾウ」のことを知っていますか?アフリカに生息するゾウは、「サバンナゾウ」と「マルミミゾウ」の2種類ですが、生息数は「サバンナゾウ」に比べると僅かです。「サバンナゾウ」はその名のとおり、主にサバンナ(熱帯地方の草原)に暮らします。それに対して「マルミミゾウ」は、アフリカ中央部の森林の奥深くに暮らしているところから、「シンリンゾウ」とも呼ばれています。マルミミゾウは丸みを帯びた耳をもち、サバンナゾウより身体が小さく、牙が細く下の方に伸びているのが特徴です。それには理由があります。植物が生い茂る森の中をスムーズに歩くためです。果物が大好きなので多種多様な果実を食べながら森の中を進み広い範囲にフンを落とし、その中の種の発芽により「森の植木屋さん」の役目を果たしています。またミネラルを含む水を求めて地面を掘り、時間をかけて森の中に沼地を造成するので「森の工事屋さん」でもあります。ゾウにしか造ることのできないこうした沼は多くの他の動物たちにとっても、なくてはならないものとなっています。 しかし、ここ10数年でマルミミゾウの生息数は象牙のための密猟によって3分の1程度に激減、絶滅の危機は「サバンナゾウ」よりもさらに深刻になっています。マルミミゾウが森の奥深くに生息することや生息地域の国々の内戦などがその保護を困難にしたとも考えられています。 日本では一般に名前もあまり知られていないマルミミゾウですが、その象牙と日本人との関わりは少なくありません。マルミミゾウの牙は、他の種類のゾウの牙よりも堅いので細かい細工に適するとされ、日本でも印鑑や装飾品、伝統楽器などのために好んで使用されてきたのです。マルミミゾウが密猟により大変厳しい現状におかれている今、そうした消費を広く見直すことがマルミミゾウを守ること、マルミミゾウが育てる森に暮らす動物を守ることに繋がると思われます。私達は3月30日を「マルミミゾウの日」とし、皆様にそのことを考えて頂く機会になればと願っています。 マルミミゾウの画像 ↓ https://www.worldwildlife.org/photos/african-forest-elephant-gabon--2 ![]() 印鑑や装飾品、伝統楽器は、人間が生きていく上で必ずしも必要ではないものです。変わりになるものはいくらでもあるし、人間の道具や装飾品のために動物の命を奪って作ったことが誤りだったのです。動物を殺すことは罪なのです。 動物の命を奪うことばかり考えるのではなく、共に生きていく方法を考えていきましょう。 さようなら、動物消費主義!! 明るい未来のお買い物 おすすめリンク
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最終更新日
2024.10.10 21:01:04
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