カテゴリ:健康・食にまつわる話
植物生産と女性の地位向上の関係アマゾン熱帯雨林は、森林破壊により毎年広大な面積を失っている。 狩猟民族だったエクアドルの先住民族ワオラニ族は、激減する動植物を守るために、狩猟を止めてカカオの生産を始めた。伝統的な習慣を放棄して、カカオ生産を選んだのは女性たちだった。 アマゾン熱帯雨林の生物多様性を守る方法は、他にもあります! 肉食をやめること。 まずは、減らしましょう。 また、人間は圧倒的に草食性であることが示されています。 肉食と気候変動の関係からも、肉食は無視できない行為となっています。 狩猟をやめてカカオ豆生産というのは、狩猟する動物が減ってという仕方なくの部分もあったでしょうが、それでも植物生産が女性の地位向上につながっている部分もある。 いい方向へ向かっていくといいなと思います。 私は、有機ココアか、フェアトレードココアをずっと買ってます。 無糖で、乳製品が入っていないものです。 とても香りが良くて味もいいので、美味しすぎてそれしか結局、買わなくなりました。 しかもカカオ生産でも、児童労働という搾取と無関係ではありませんから。 そういうことを知れば、やっぱり消費で加担したくなくなります。 できることから始めることが、とても大切です。 そしてこういう問題には、できることを継続していくことも。 フェアトレードココアパウダー・パプア【農薬・化学肥料不使用】 フェアトレードココアパウダー・マダガスカル【フェアトレード】 フェアトレード ココア DIVINE【Divine・ココア(125g)】 ヴィーガニズムでも最先端の英国研究者たちが議論ミート・イズ・マッチョ 女性と動物を抑圧する家父長的広告https://courrier.jp/news/archives/166989/ 狩猟といえば、「男は狩人」というイメージが強いですよね。 赤く血塗られた肉食男性のイメージ。 「男性はもともと狩をし、肉食をするもの」という風潮がありますが、そうした人間の進化の中で、女性は力ある狩をする男性の付属物のような扱いを受けてきました。 もっと言えば、子を産むためのものだと。 男性は狩のために武器を発明し道具を使い、肉を供給する。 そうすることで男性は経済的主役を演じることができ、女性や子どもの保護者となり、人間関係を管理してきました。 こうした見方をすれば、女性は子を産んで、受け身の役割でしかありません。 今の社会にも通じる構造です。 現代においても、肉食が人間の根源的・本質的な生活を保つものであるという神話を、信じていませんか? 現代人は、すべてにおいて不自然な動物搾取の産物に取り囲まれた生活をしています。 バーベキューがいい例です。 なぜ、当然のように男性が肉を焼く係りなのでしょう?疑問に思いませんか? 肉食をするということは、男性優位な社会を黙認・了解しているようなもの。 現代では、哺乳動物の生殖機能を利用して大量生産された産物を、人間は毎日、必要だと思わされ習慣的に食べ続けているのですから。 あらゆる差別をなくしたい人は、肉を、乳製品を、卵を食べない選択をしたほうがいいことは明らかです。 そうじゃないと、無知や無関心を利用する側は、やりたい放題でそれがずっと続きます。 植物性の食べ物は、本質的に平等主義です。 一方、肉は序列主義を強制します。 食肉は社会差別を強制し、創り出します。さらにこれら差別に基礎を置く価値を無意識に称賛する行為を生み出します。 種子が大地に撒かれ、そこに地球の豊かさを表現する。 それは、地球との共同行為です。 自然の偉大なサイクルに基づくもので、それは“永遠の回帰”と呼ばれるものです。 人はなぜ、弱肉強食や肉食という習慣や価値を正当化するのでしょう。 なぜ、ベジタリアンのゴリラやゾウのようであってはいけないのでしょう? 大地からの産物で、命を育み生を養うことを、これからはしっかりと考えていかなければなりません。 肉の生産と消費の儀式は、男性の支配によって作られる社会の不快な価値観を永続させてしまうことにつながります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 26, 2023 08:54:00 AM
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