|
テーマ:ひとりごと(16736)
カテゴリ:カテゴリ未分類
「あとみよそわか」
幸田露伴が娘の文に、よく口にしていた言葉として有名。「あとみよ」は、「跡を見てもう一度確認せよ」ということ。「そわか」は「成就」を意味する梵語だとか。 よくできたと思っても、そこでもう一度自分のしたことを確認することの大切さを、教えている。 露伴が文に、厳しく掃除を指導した時によく口にしていた言葉だという。 掃除だけでなく、すべてにおいて言えること。 もう一度自分のしたことを確認することの大切さ。そこから見えてくるものがあるし、それをしてやっと完結する。行い、行動の過程は、本当に重要なことだ。 今は、お金さえ払えば、なんでも手に入るし、便利な暮らしができる。 それはそれで、いいところもある。 でも、自分の手足を使って暮らすことは、目に見えない豊かさをもたらしてくれる。 昔は、そうだった。 でも今は、豊かさの指標が、目に見えるものに変わってしまった。 自分の暮らしを、自分の手で豊かにする。 それが、心を育んだり支えたりすることにつながるのだろう。 経験が、自信をもたらしてくれるから。 今の生活はなんでも、自然から遠く離れてしまった。 道具を大切にすることもなければ、消費して使い捨てる時代。 それで経済を回そうとする社会。 モノを使い捨てにする社会は、人間も使い捨てにしている。 物を大切にする社会は、人間も大切にする。 物質的な価値観が、人間社会に影響を与えている。 物が安価で買えるようになって、人件費も安く上げようという考えが社会を覆う。 物の寿命を短くすると、まるで人間も機械の歯車のように扱われる。 用済みになると、簡単に取り替えられてしまうような社会。 人間としての深みもなくなり、心の糧もなくなって、生きる力も弱くなる。 大切にされないと、心も壊れてしまう。 お金で何でも買える価値観は、人間の暮らしも変えてしまうのだろう。 自然も、風景も。そして人間自身も。 人間的な暮らしを少しでも取り戻すことが大切。 便利な暮らしの中で、少し考えてみよう。 心静かに暮らせる生活を。 シンプルにすればするほど、よくなる暮らしを。 自然に寄り添う暮らしを。 奪うことばかりではなく、与える暮らしを。 寄り添い共に生きる暮らしを。 いろいろなことが、見えてくるはずだから。 心の目で、見えることが。 きっと、豊かさをもたらしてくれるはず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.11.17 15:14:14
|
|