タンパク質の摂りすぎに注意!
タンパク質を摂りすぎるとタンパク質の過剰摂取で、好ましくないさまざまな代謝変化が生じたという報告があります。極端な過剰摂取は体に影響を及ぼす可能性があります。考えられる体への影響は次のとおりです。内臓疲労私たちが摂取したタンパク質は、体内で合成と分解を繰り返します。その過程において、食事から摂ったタンパク質のうち余った(過剰な)ものは分解されて窒素となります。窒素を体外に排泄するためには、肝臓・腎臓の働きが必要です。体内の分解過程で必要なくなった窒素はアンモニアに変わります。アンモニアは私たちの体にとって有害な物質であるため、肝臓で無害な尿素に変換されたのちに腎臓で尿として排出されます。このときにタンパク質を過剰に摂取してしまうと、その分多くの窒素を尿に変換しなければならなくなります。そのため肝臓や腎臓にかかる負担が普段よりも大きくなり、内臓疲労を引き起こしてしまう可能性があるのです。カロリーオーバータンパク質が豊富な食品、特に肉や卵は比較的カロリーが高いです。タンパク質をもっと多く摂りたい一心で、たくさん食べてしまうと結果的にカロリーオーバーとなり肥満を招くということにもなりかねません。カロリーをおさえつつ高タンパクを意識することはとても大切。そのためには脂肪分の少ない食品を選ぶ、油を必要以上に使わないといったことが大きなポイントです。食材や調理法を工夫して、高タンパク低カロリーの食事を心がけましょう。尿路結石のリスク尿路結石とタンパク質。これらは一見なんの関係もなさそうですが、尿路結石の原因の一つに動物性タンパク質の摂りすぎがあります。代表的なシュウ酸カルシウム結石を例に解説します。主に肉などの動物性タンパク質は、摂取すると体のなかでシュウ酸や尿酸などの物質が体内に増加します。このうちのシュウ酸にはカルシウムと結合しやすい性質を持ち、腸の中でカルシウムと結びつくことで便として体の外へ排泄されます。このとき、腸で吸収しきれないシュウ酸は尿として排泄されます。シュウ酸が尿に含まれるカルシウムと結合してしまうと、石のようなかたまりとなって排泄されにくくなり尿管を詰まる原因となるのです。プロのベジミートレシピ 88品がヴィーガン料理。代替肉をおいしく使うアイデアとコツ [ 柴田書店 ]「何からタンパク質を取ってますか?全粒粉パンにピーナツバターとジャム(タンパク質 14g)マクドナルドのハンバーガー(タンパク質 13g)動物から取る必要は全くない」@VeganStreetCom #筋肉 #ボディービル #ヴィーガン #ベジタリアン pic.twitter.com/D5PITLA80n— ベグブロ (@veg_blog) January 4, 2017ジョコビッチの生まれ変わる食事 新装版 [ ノバク・ジョコビッチ ]