Chapter 3=== Chapter 3 === 人生良いことばかりではないことは、私たちは知っています。 そうです。私にもここでまったく予定外のことが起こります。 短大での初日のことです。突然訳も分からず、 英語のテストを受けさせられました。 「どうして?トーフルパスしてるのに。」 とりあえず言われるままにテストを受けました。 すると、その結果。。。 「大学の授業を受けるには、1年間の語学学校を必要とする」 ドッヒャ~!なななんで?! 一年分のお金しかないのにそれじゃ短大を卒業どころか、 短大すら行けないじゃん!! 慌てて交渉に行きます。トーフルのスコアを見せ、 懸命に抗議します。しかし、短大といえども、ビジネスです。 努力はむなしく、短大に通うには、 1年間英語を勉強する他に方法はないと分かりました。 「1年分の滞在費しかないのに。。。 これじゃ、短大卒業に3年はかかる。 やっぱり、短大卒業は無理か。。。」 しかし、ここは、クリスチャンの強み。 大丈夫。私には神様がついている!! 聖書にはこう書いてあります。 『また、私の神は、キリスト・イエスにある ご自身の栄光の富を持って、 あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。』 (新約聖書 ピリピ人への手紙 4章19節) 神様は、私の必要をすべて満たしてくださる。 これは、神様から私たちへの約束。 もし短大卒業が私にとって益なのであれば、 神様は私のすべての必要を与えてくださる。 だから、目に見えることは良くなくても 私は安心していました。 そうこうしていると、学生ビザを持っている私は キャンパス内であればアルバイトできることが判明。 とりあえず、仕事を探そう。 周りの学生たちは、なかなか仕事がないと言いますが 私はキャンパス内をウロウロし、 仕事の募集がないかを調べ始めました。 「うわ~、私ここで働きたいな~」 カウンセリング・オフィスです。 しかし、そこでは学生を雇っていません。 「必要ならば、神様は仕事をきっと与えてくれる。」 神様にすがることができるということは、 なんという喜び、安らぎでしょう。 そして、2ヶ月という月日が そのまま何事もなく、ただ静かに流れて行きました。 「これからいったいどうなるのかな~。楽しみだな~。」 そんなことを思いながら 私は教室の窓からボーッときれいな空を見上げていました。 運命の出会いがすぐそこに用意されていることを知らずに。。。 |