[疑い / Doubt]の記事一覧 | Noriko's Cafe♪

クリスチャンと疑い　パート６

聖書に書かれている中で一番最初に描き出された【疑い】は誰だと思われますか。一番最初に疑った人物は？エバです。アダムとイブという有名なカップル。翻訳によっては彼女のことをエバと呼んでいます。なんとあの有名な楽園、エデンの園で、人類初の【疑い】が生じました。全てが与えられている天国のような楽園でどうして疑いなんてものが起こったのでしょうか。聖書から見てみましょう。聖書の一番最初の本、創世記に描かれています。まずは天と地を創造された神様がその創造の働きから休まれ人にこのようなことをお話されました。主なる神は人を連れて来て、エデンの園に住まわせ、人がそこを耕し、守るようにされた。主なる神は人に命じて言われた。「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」創世記　２：１５－１７アップルに例えられる禁断の果実。善悪の知識の木からは食べてはならない。この時にはまだ死というものがなかったが、それを食べるとあなたは必ず死ぬ、だから食べてはならないとアダムに命令しました。それがまず、背景です。いよいよ人類初の「疑い」へと物語がシフトしていきます。主なる神が造られた野の生き物のうちで、最も賢いのは蛇であった。蛇は女に言った。「園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか。」女は蛇に答えた。「わたしたちは園の木の果実を食べてもよいのです。でも、園の中央に生えている木の果実だけは、食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないから、と神様はおっしゃいました。」創世記　３：１－３話はややそれますが、神様の言った言葉とエバの「神様がこう言っていた」という言葉、比べてみてください。触れてもいけない、が増えていますね。神様の命令が増えています。神様が言ってないことをエバは神様が言った、と蛇に伝えました。エバは実は直接神様からその命令を聞いたのではありません。神様はアダムに命令を伝えられました。アダムはエバに伝えた。人から人へと伝言ゲームのように伝えていくとこのように、一人から一人へにおいてでもゆがみが出てきます。ですから、聖書は人に言われて納得したり「神様はこう言っている」と人の解釈に頼るのではなく自分で聖書を読み、自分で聖霊様の助けを得ながら自分が直接聖書から語られ、学ぶようにしましょう。続けます。蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。創世記　３：４神様は必ず死ぬ、と言いました。しかし、誘惑する蛇は「決して死ぬことはない」と断言しました。蛇は、嘘つきです。堂々と真実のように嘘をついてきます。イエス様はこう教えています。悪魔は最初から人殺しであって、真理をよりどころとしていない。彼の内には真理がないからだ。悪魔が偽りを言うときはその本性から言っている。自分が偽り者であり、その父だからである。ヨハネによる福音書　８：４４エバに真っ赤な嘘をついた蛇。蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆していた。女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、二人はいちじくの葉をつづり合わせ、腰を覆うものとした。その日、風の吹くころ、主なる神が園の中を歩く音が聞こえてきた。アダムと女が、主なる神の顔を避けて、園の木の間に隠れると、主なる神はアダムを呼ばれた。「どこにいるのか。」彼は答えた。「あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。」神は言われた。「お前が裸であることを誰が告げたのか。取って食べるなと命じた木から食べたのか。」創世記　３：４－１１サタンである蛇は何をしているかというと、嘘をつくことによって、エバに戸惑いを与えています。本当に神様はそう言ったのか？あなたは決してしなない。それに、この実を食べたらあなたは神様みたいになれるんだよ？神様の恵みは不十分であり、神様のようになれることをあえてあなたに与えず、withholdしておらるのだ、本当に良いものを与えてくださらない神なのだ、と神様のご性質をエバが疑うように嘘で持っていきます。惑わせるのです。それははじめからサタンの仕事です。盗人が来るのは、盗んだり、屠ったり、滅ぼしたりするためにほかならない。ヨハネの福音書　１０：１０悪魔の頭にあるのは、いかにして喜びや信頼を盗み、どのように殺し、どのように人生を滅ぼすことができるか。そうすることに全力を振るってきます。その一つの騙し道具が嘘です。ですから、自分の心に疑いが生じたとき、自分から出るものではなく、サタンの嘘に耳を傾けているだけ、の場合も多々あります。ですから、疑うとき、自分の疑いを疑うことも大切です。本当に神様はそう言ったのか？あなたはそんなことしても死なないよ？ましてや、もっと楽しむことができるんだ。それに、与えてくれないさ。自分で自分を神にすることができるのさ。もう頼りにならない神を信じなくていい。実はもうほら、信じていないだろ？何に耳を傾けるか。そこで、人から、他人からしか真理を知らないとそうやな・・・と弱くなります。しかし、自分が聖書を読み、自分で勉強し、自分自ら学び、自分で神様の言葉を知っていると、嘘をキャッチできます。「いやだから神様は死ぬってゆーてんねん。」となるわけです。最後に言う。主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。だから、邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、平和の福音を告げる準備を履物としなさい。なおその上に、信仰を盾として取りなさい。それによって、悪い者の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです。エフェソの信徒への手紙　６：１０－１６信仰を盾として取りなさい。信仰によって、悪い者の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです。神様は良い神様である。すべての必要を与えてくださる。主は太陽、盾。神は恵み、栄光。完全な道を歩く人に主は与え良いものを拒もうとはなさいません。万軍の主よ、あなたに依り頼る人はいかに幸いなことでしょう。詩篇　８４：１２－１３Take every thought captiveto the obedience of Christ Jesus.思い、心に浮かぶ考えを取り締まり思惑さえもイエス様に従うようにする。日々そう自分の考えを訓練し、習慣にすることによって、疑いは薄らぎ、決断の後に信じられる心や平安が付いてくるのです。思いをみ言葉でテストしてみましょう。もし聖書の語ることと自分の思いが違えばそれは嘘になります。たとえば、自分には価値がないと心で語ったとします。神様に愛されていないと。しかし聖書には神様はあなたのことを高価で貴い、私はあなたを愛していると語っています。どちらを選ぶか、です。罪びとではなく、聖人と聖書はあなたのことを呼びます。光の中にあるSaintである、と自覚して生きるのと私は希望のないイケてない罪びとだ。。。と生きるのと、みことばに生きるのはどちらか。その選択でみことばを選び続けること自分の感情が追い付いていなくても信じる決意でみ言葉を選ぶ。そうして真理の中に喜んで生きること。神様に感謝して生きること。それが神様の願われる姿だと思います。疑うエバに恥を隠す衣を神様は与えられました。自分の罪の恥を隠す、木の葉ではすぐ枯れてしまう、だから、動物の皮で衣を神様が作り、疑うエバに恥を隠すよう、着せてくださいました。神様のその憐れみと優しい姿は新約聖書の時代も、今の時代も変わらずにあります。ですから、疑うときも神様から隠れず神様の優しさに飛び込みましょう。あなたにも神様は同じことをしてくださいます。主なる神は、アダムと女に皮の衣を作って着せられた。旧約聖書　創世記　３：２１疑ってもなお見捨てずあわれんでくださる主に感謝

クリスチャンと疑い　パート５

今まで疑いについて見てきました。そして、疑いながら信じることができることまた、疑いながら神様についていくことができることさらに、疑いながら神様に従い忠実であり続けることができること。疑いは、私たちを止めるものではありません。疑っていても堂々とクリスチャンとして歩むことができます。疑っているからといって躊躇する必要は一切ありません。アブラハムを見てみましょう。神様はご自身のことを「アブラハムの神」と語られることがありますから、彼は相当重要人物です。神様の贖いの歴史の中に大きく刻まれている人物ですから、もしアブラハムのことを知らない方は旧約聖書の創世記１７章前後をお読みください。「アブラハムの神」と主にうわわれるくらいの人ですから彼は疑いなんて持っていなかった、と思う人は今でもいるかもしれません。すっごい信仰の持ち主、わたしたちのお手本！とアブラハムという名前を聞いて考える人もいるでしょう。それはそれで間違いないのですが、そこにたどり着くまでにはAGAIN疑いながら信じていた時が彼にもあったのです。神様は９９歳になったアブラハムにある日語られました。神様は、年老いたアブラハムと年老いた妻サラとの間に子供を与えると約束されました。もしも当時アブラハムがスーパー信仰の持ち主だったら「アーメン！主に不可能はありません。主のおっしゃる通りになりますように。。。」と神様に応答したでしょう。実際は、どうだったか。主が語られると。。。アブラハムはひれ伏した。しかし笑って、ひそかに言った。「百歳の男に子供が生まれるだろうか。九十歳のサラに子供が産めるだろうか。」創世記　１７：１７完全に疑ってます。疑うどころか、神様のおっしゃる「宣言」に対して笑っています。自分が真剣に語ることに対して相手が笑ったらどうですか？アブラハムにでさえそういう時期があったのです。しかし、そのあと疑っているからといってアブラハムはその疑いが彼を引き留めたり「ダメだ―！おれ疑ってるー！もうクリスチャンなんてできないー！」とはならず、疑っていたけれども神様に従った姿が聖書には残されています。アブラハムは、息子のイシュマエルをはじめ、家で生まれた奴隷や買い取った奴隷など、自分の家にいる人々のうち、男子を皆集めてすぐその日に、神から命じられたとおり包皮に割礼を施した。創世記　１７：２３神様はアブラハムに子を授けると約束された時、割礼の命令も与えました。アブラハムは神の言葉に笑った。疑った。しかし、すぐその日に神に従った。疑いながらも信じて神に従った姿です。それが！！！アブラハムの私たちに見せてくれる【信仰と疑い】の中にある歩みの手本ではないでしょうか。Press on toward what is ahead!疑いを悪者にせず、疑いをもって神に従い通す。疑う時期があっても、その疑いの中で神様に忠実にあり続ける道を選ぶ。マザー・テレサを思い出します。彼女は深い疑いの中で神様に従い通した。彼女には休んでほしかったし正直に疑いを告白して神様に取り扱ってほしかったけど、彼女は疑いの中で神様に従った。無理にがんばらなくて自分にできる小さな範囲でいいと思います。元気になったら・・・とイエス様はペテロを励ましているので元気になったら、自分にできる範囲ででいいと思います。結局のところ、アブラハムは高齢にして息子を手に入れます。疑っても神様は約束を守られます。約束を守るのは、神様ご自身です。自分が疑ったからといって神様の約束が曲げられない。神様の約束は成就する。感謝ですもう年だし、サラも女性の機能は終えてるし。。。と目に見える状況から判断すると疑いたくなります。しかし、神様の子であれば、自分が神様の子であれば、神様はご自身を現してくださいます。そうすることによって、神様を実体験することによって、疑った自分を後悔し、神様への信仰が深められていくのです。「やっぱり信頼できる神様だ！」となっていくのです。その瞬間まで疑いながら神様に静かについていく。。。アブラハムが年老いてサラから産まれたイサクのお嫁さんを探すとき、私の大好きな祈りが聖書に書かれています。たったのワンフレーズでありますが、アブラハムのしもべの祈りであります。私にはグッとくる祈りであります。アブラハムがしもべに自分の故郷へ戻って、イサクの嫁を探して連れてくるようにという命令を与えます。アブラハムはこのころには信仰の人になっていました。神様がアブラハムの信仰を成長させてくださったからです。ですから、しもべを送る時も「神様与えてくれるかなぁ。。。息子に嫁を与えてくれるかなぁ。。。」ではなく、「天の神である主は、わたしを父の家、生まれ故郷から連れ出し『あなたの子孫にこの土地を与える』と言って、わたしに誓い、約束してくださった。その方がお前の行く手に御使いを遣わしてそこから息子に嫁を連れてくることができるようにしてくださる。」創世記　２４：７もう疑って笑っていません。神様に絶大なる信頼を置いています。そこで、この送り出されたしもべがこう祈ったのです。主人アブラハムの神、主よ。どうか、今日、わたしを顧みて、主人アブラハムに慈しみを示してください。創世記　２４：１２これ、日本語だと弱い。。。私の好きなのは英語ESV訳。"O Lord, God of my master Abraham, please grant me success today and show steadfast love to my master Abraham."簡単に訳すと、１．今日、私に成功を与えてください。２．私の主人アブラハムに　　あなたの揺るぎない愛を見せてください。同じ聖句でもこの違い。大胆な祈りだと思いませんか。私に成功を今日与えてください！あなたの深い愛を、私に見せてください、主よ！！神様は、生きておられます。生きて今も働いておられます。神は私たちから奪う神様ではなく、与える、豊かに与え続ける神様です。その恵みと祝福と憐れみを自分の人生で実体験できるように、神様の愛を、ゆるがない自分への愛を理解できるように、分かるように、自分の人生で、見せてください、主よ！と祈る。そして、何が起こるか。。。主に期待し、主を待ち望みましょう。だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。新約聖書ヘブライ人への手紙　４：１６

Doubt

"If ours is an examined faith, we should be unafraid to doubt. If doubt is eventually justified, we were believing what clearly was not worth believing. But if doubt is answered, our faith has grown stronger. It knows God more certainly and it can enjoy God more deeply."-- C.S. Lewis疑いを抱いている人たちを憐れみなさい。新約聖書ユダの手紙 1:22

Doubting Salvation

"Superficial view of Christianity which holds that so long as a person has signed a decision card he is a Christian and must, therefore, be perfectly happy. But, as experience and the history of the Church show very clearly, that is far from being the case, and if we have adopted that superficial view we shall soon be in some kind of trouble."The fact is that there are always Christian people who are in difficulties for various reasons, and you cannot read the New Testament Epistles without seeing the truth of what I am saying."If simply to believe and to accept salvation is everything, then these New Testament Epistles would never have been needed, indeed, in a sense, you would not need the CHurch at all. People would just be saved and go on happily for the rest of their lives as Christians."But there is abundant evidence that this is not the case."These New TEstament people had believed and had become Christian, and yet it was necessary for the Apostles Paul and Peter and John and others to write letters to them because they were in trouble in one way or another."They were unhappy for various reasons, they were not enjoying their Christian life... Thus the very existence of the New Testament Epistles shows us that unhappiness is a condition which does afflict Christian people."The fact that you are unhappy or troubled is no indication that you are not a Christian; indeed, I would go further to say that if you have never had any trouble in your Christian life, I should very much doubt whether you are a Christian at all."-- Dr. Martyn Lloyd-Jones on Spiritual Depression

クリスチャンと疑いパート４

"Christians tend to be propagandists. We want to convince others, put on a good face, inspire. And we also tend to ignore the Old Testament, which is where many of the questions (and questioners) are. The Old Testament proves that God honors questioners. Remember, grumpy Job emerges as the hero of that book, not his theologically defensive friends.I deal with issues that people may think about but don’t vocalize. The church has sometimes chastised people who admit their weakness and failure, and our society has an aversion to suffering. So Christians naturally tend to hide behind a thin veneer of cheerfulness and health, while they secretly hurt and doubt.""As a child I attended a church that had little room for inquisitiveness. If you doubted or questioned, you sinned. I learned to conform, as you must in a church like that. Meanwhile those deep doubts, those deep questions, didn’t get answered in a satisfactory way. The danger of such a church like that—and there are many—is that by saying, “Don’t doubt, just believe,” you don’t really resolve the doubts. They tend to resurface in a more toxic form.Inquisitiveness and questioning are inevitable parts of the life of faith. Where there is certainty there is no room for faith. I encourage people not to doubt alone, rather to find some people who are safe “doubt companions,” and also to doubt their doubts as much as their faith. But it doesn’t help simply to deny doubts or to feel guilty about them. Many people, after all, have been down that path before and have emerged with a strong faith."Quotes by Philip Yancy

クリスチャンと疑い　パート３

疑うクリスチャンについて疑いシリーズをお届けしています。私がクリスチャンを辞める宣言をした時あー残念、自分の解釈の中でたった一文字を間違ったゆえに相当苦しい決断に辿り着くことになりました。クリスチャンを辞める、という苦渋の決断ですね。今はクリスチャンです疑っていた時もクリスチャンでした。でもなぜ、私は自分に厳しくクリスチャンをこれ以上できません。。。という誤った宣言に辿り着いてしまったのかというとそれは「か」と「と」のたった一文字の解釈の違いにより起こってしまったのです。信仰　「か」　疑いVS信仰　「と」　疑いこの違い、分かりますか。英語でいうとFaith　OR DoubtVSFaith AND Doubtこれは、あー、あのとき知っておきたかった。。。なぜ誰も教えてくれなかったの？と不思議に思います。でも、神様は私にそのことを体験して疑いの道も通ってほしかったのだろうと今では思っています。なぜなら、疑いは信仰を墓場に追いやるものではなくて、疑いは信仰を育て信仰が深くなるものだからです。それを教えたかったのですね。疑う兄弟姉妹を将来励ますことができるように。。。信仰【か】疑いですと、疑いを持っていれば信じることはできない、疑いと信仰は共存できない、という解釈になります。こういう解釈をしてしまいますと、自分は疑っている、よって信者ではいられない、信じることは不可能、よって、教会に行かなくなる、祈らなくなる、クリスチャンからあえて遠ざかろうとする、などなどの影響が表に現れてきます。疑い＝未信者という解釈です。しかし、信仰【と】疑いですと、疑いながら信じることができる、いわゆる聖書に出てくる偉大な、信仰の強い信者たちもそうです。疑っていても、信じることはできるのです。疑いはクリスチャンを未信者にしない、と以前書いた通りです。なぜ神様が疑う僕たちに優しかったのか、私はここから理解できます。あなたはいかがですか。疑いを持っても神様との親子関係は変わらない、ということです。神様が愛することをやめない。He remains faithful.それどころか、本当に神様はGENTLE。優しいです。ここでちょっと聖書を見てみましょう。私の好きな箇所です「これやで」と思わずガッツポーズを心でしてしまう箇所。新約聖書マタイの福音書のラストシーンです。背景からご説明します。イエス様が無罪にもかかわらず、十字架につけられ、私たちの罪を背負い、私たちの身代わりに死んでくださったイエス・キリスト。お墓に葬られるも死から３日後によみがえられ、弟子や人々と４０日間過ごされました。死から生き返ったことを証明するため食事も人々とともにされたイエスさま。十字架につけられたときは弟子たちはビビってしまってイエスさまのことを裏切って怖くて逃げてしまったんです。けれど、神様はそんな疑う弟子たちのところに姿を現し励まされました。そしてマタイによる福音書２８章１６節~１７節さて、十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておられた山の上に登った。そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。わお！イエス様が十字架にかかって死に、死から復活して今目の前にいる！！十一人の弟子たちはひれ伏した。奇跡を目の前にしてひれ伏した。しかし、それでもまだ疑う者もいた。ここからです。イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行ってすべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」マタイの福音書　２８：１８－２０奇跡を見て信じた者、疑った者、両者にイエス様はまったく同じ使命、GREAT　COMMISSIONをお与えになられました。疑っているものを疎外にせず、含めてのことです。疑いながらも神様についていくことができるのです。目の前に死から復活したイエス様をその目で見て、話して、食事をして、、、も！！！疑う弟子はいたのです。神様は、私たちの弱さをご存知です。そんな時、神様は憐れんでくださいます。それでも、まだ、信じる者と同じ使命を与えてくださるのです。It is all about objectivity.NOT Subjective.「シモン、シモン、サタンはあなたがたを、小麦のようにふるいにかけることを神に願って聞き入れられた。しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」イエス・キリストの言葉ルカによる福音書　２２：３１－３２

It's ok to doubt. Rather, you must.

" A person's faith can collapse almost overnight if she has failed over the years to listen to her own doubts, which should only be discarded after long reflection. Believers should acknowledge and wrestle with doubts—not only their own, but their friends' and neighbors'."- Tim KellerJesus said on the cross;"My God, my God, why have you forsaken me?"Jesus asked "Why?" question to God. Why did Jesus ask a why question?What do you think?Jesus just quoted from what King David said?Why?Who in the world says we should never ask why to God?I am not afraid of doubt. I am not ashamed of doubt. Doubts reveal one's seriousness of faith. And doubts will lead to the point that God and His Truth are stronger and greater than any doubts. Doubts refine our faith to be strong.

クリスチャンと疑いパート２

日本の教会で疑いについてあまり語られることがない中、わたしのブログでは疑いから逃げず疑いを聖書的に理解し神様の見解から疑いを恐れず直球で疑いを取り扱いたいと思っています。ですから、「疑っている」と感じておられるクリスチャンの方は神様から【疑い】ゆえに離れたり疑っているから祈るのをやめたりするのではなく【疑い】の中にあっても、神様に憐れみを求める、そんな歩みをしてみませんか。なぜなら、疑いはあなたを未信者にしません。疑いと、不信仰は別物です。あなたを神様は敵対視していませんから安心していきましょう。神様は変わらず、疑いの中にあっても愛し、恵みを与え、祝福してくださいます。神様は、愛だからです。私はその体験者です。さて、教会でなぜ疑いについてあまり語られないのか、私なりに考えてみました。やはり教会は信じる信仰を励ます場所であり、神様を賛美する場所ですから、そこで「疑ってマース！！！」なんて言いにくいですよね。ですから、無理に語りにくいところで語るのではなくて語れる友達がいればベストですが、まずはここでは、聖書の登場人物はどうだったかを見てみたいと思います。そもそも、疑っているクリスチャンに対し見下したり、裁いたりする兄弟姉妹がいたら、その人は、あいにく聖書を知らない人と言っていいでしょう。ですから、裁く人は横へ置いといて、疑いをもって大胆に神様のもとへと前進しましょう。なぜなら聖書には本当に【疑いながら信じている】人たちがたくさん出てきます。神様は彼らの疑いの中にあらわれご自身を理解させ、疑う人の信仰が成長するよう助けてくださいました。クリスチャンの歩み、信仰はいきなり手に入るのではなく草花が成長するようにゆっくりと神様に取り扱われ成長していくからです。プロセスなのです。だから、あなたの疑いのことも、神様は必ず助けてくださいます。成長のチャンスを神様が与えてくださる。疑いを無視して平気なふりをする、それこそが私には信仰生活の毒だと思っています。では、今日は旧約聖書に登場するモーセを見てみましょう。紅海がド～っと分かれる映画でも有名なあの、モーセです。まずは、新約聖書ではモーセはどのように語られているのでしょうか。信仰によって、モーセは、成人したとき、パロの娘の子と言われることを拒み、罪のはかない歓楽にふけるよりは、むしろ神の民と共に虐待されることを選び、キリストのゆえに受けるそしりを、エジプトの宝にまさる富と考えた。それは、彼が報いを望み見ていたからである。信仰によって、彼は王の憤りをも恐れず、エジプトを立ち去った。彼は、見えないかたを見ているようにして、忍びとおした。信仰によって、滅ぼす者が、長子らに手を下すことのないように、彼は過越（すぎこし）を行い血を塗った。信仰によって、人々は紅海をかわいた土地をとおるように渡ったが、同じことを企てたエジプト人はおぼれ死んだ。ヘブル人への手紙 11:24-28モーセ、さすが！やるなっ！という印象を受けるでしょうか。信仰によって、と書かれています。しかし、実際のモーセの歩みは実に人間的でした。神様より、自分の勝手な思いで行動することもありました。神様がモーセを選び、モーセをつかわそうとしたとき、モーセはどうだったか、彼の反応を見てみましょう。モーセは神に言った、「わたしは、いったい何者でしょう。わたしがパロのところへ行って、イスラエルの人々をエジプトから導き出すのでしょうか」。神は言われた、「わたしは必ずあなたと共にいる。これが、わたしのあなたをつかわしたしるしである。あなたが民をエジプトから導き出したとき、あなたがたはこの山で神に仕えるであろう」。出エジプト記　３：１１モーセは主に言った、「ああ主よ、わたしは以前にも、またあなたが、しもべに語られてから後も、言葉の人ではありません。わたしは口も重く、舌も重いのです」。主は彼に言われた、「だれが人に口を授けたのか。おし、耳しい、目あき、目しいにだれがするのか。主なるわたしではないか。それゆえ行きなさい。わたしはあなたの口と共にあって、あなたの言うべきことを教えるであろう」。モーセは言った、「ああ、主よ、どうか、ほかの適当な人をおつかわしください。」出エジプト記　４：１０－１３神様がお呼びだから、喜んで！とはいきませんでした。モーセの心は疑いでいっぱいでした。あの偉大なモーセでさえそういう信仰の時期があったのです。しかし、神様はだからといってモーセを見捨てませんでした。主はモーセを励まし、モーセを力づけ、モーセを通して奇跡を行い紅海を分け、シャカイナ・グローリー神の栄光を現したのです。疑うとき、辛いとき、自分が弱くて私は何者でしょうか、と嘆くとき、神様は見捨てません。いざという時、苦しむときに助けてくれる。それこそが、私はあなたと共にいる、という本当の意味ではないでしょうか。イエスは彼に言われた、「もしできれば、と言うのか。信ずる者には、どんな事でもできる」。その子の父親はすぐ叫んで言った、「信じます。不信仰なわたしを、お助けください。」マルコの福音書 9:23-24

クリスチャンと疑い

先日こんなことが立て続けにありました。あるクリスチャンの方が私に打ち明けてくださいました。『実はわたし、神様を疑っているんです…』私と二人きりになったとき、本当の胸の内を話してくださいました。毎週教会に通い、毎週バイスタ（聖書の勉強会）に参加し、神様〜♪( ´▽｀)と、人前では語っているが、実は神様を疑っている…とのことでした。でも教会の人には【言えない】そうです。裁かれるかもしれないしダメなクリスチャンとレッテルを貼られるかもしれない今さら言えないでも【話してもきっと理解してもらえないだろう】それが一番大きい理由のようです。なぜなら教会やクリスチャンサークルで疑いについて話されることは非常に稀です。だから、「周りの人はみんな信じてる。わたしだけだ、疑ってるのは…」となる。だから誰にも話せない…ではなぜ私には打ち明けてくれたのでしょうか。答えはみんな同じでした。「Norikoさんは疑いの道を堂々と歩んでたから…」『だからnorikoさんは絶対裁かないし、分かってくれると思った。』嬉しいなぁ～さて疑いの話をする前にまずは私の話から。なぜNorikoさんだと理解してもらえると思われたのでしょうか。実は私、クリスチャンやめます！宣言をしたんです。数年前の話です。神学生で、ミニストリーのリーダーで、聖書の先生で、まさにエリートクリスチャンだった私。でもいつからでしょうか。頭で知っていることと、心が全く繋がらなくなりました。最後にはキリストの死からの復活さえ疑うありさま。天国もないと心底思っていました。クリスチャンではありえません！そういうのを信じてる人がクリスチャンでしょ？それに神様に１０代の頃からムカつくこともあり、「神様が愛で、良い神様ですよ！」とは口では教えていても、心の片隅に信じたくても信じられない自分がいつもいました。自分でもその疑いを見て見ぬふり自分に対しても気づかないふりをしてごまかしていました。まさに、なんちゃってクリスチャン！いや、クリスチャン失格！でした。だから、クリスチャン辞めます！とは言ったものの、自分の見解では自分は初めからクリスチャンではなかったという結論に当時は辿り着いたのです。私の周りには素晴らしいクリスチャンがたくさんおり、ただ一時的に彼らから影響を受けて流されていただけだ、と。今振り返りますと自分の信仰生活の歩みにおいてあの疑いの数年間はとてもとてもとても重要な時期だったと思います。ものすごく神様を知ることができた祝福の時でした。振り返れば！です。その境遇の中にいた時は見えませんでした。今はどうか。私はクリスチャンであると確信できるように、神様が導いてくださいました。自力ではおまへん！信じる心、また、信じたい！と願う心は神様からのプレゼントです。そして、疑い苦しんでいたあの日々の間も、私はクリスチャンでした。とそう今振り返ってやっと言えます。「私は救われていたんだ。。。」とイエス様が教えてくださいました。私が経験を通して学んだ疑いと神についてここで分かち合いたいと思います。ここでの前提は、クリスチャンが疑うときです。クリスチャンでない方の疑いについてはまた別の時に話させていただきます。まず、いつも言いますが、神様は私達が疑ったぐらいではビビりません！たとえば、私のクリスチャンの友達たち。彼女たちが疑っているのに私に対していい顔してハレルヤ〜♪( ´▽｀)と心にもないことを表面上つくろうか、私に『わたし、こういうことがあって、疑ってる。どうしても信じられない…どうしたらいいかな』と、ありのままの自分で話すのと、私はどちらが嬉しいか。本音と建前。私なら本音だし、神様もそうだと思います。だから、疑うとき、正直に、具体的に、神様に伝えていただければと思います。私が神様に怒鳴り、喚き散らした話は後日するとしてｗ隠し逃げる、平気な振りする、神様から遠ざかるより、最低の自分で、イケてない自分で神様に祈ります。信じられないのなら、正直に神様にありのまま告白しましょう。ここでのポイントは、人や電話に逃げるのではなく、自分の疑いを持ってまずは神様にガチで向き合うこと。これ、信じてください。ものすごく恵まれます。神様は、すごいです。優しいです。神様が一番嫌なのは、疑いごときで神様から離れてしまうということです。神様は疑うあなたのことも変わらずに、信じていた日と同じ愛情をもって愛してくれています。びっくりします。神様の一方的に降り注がれる恵みに。私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか。患難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。「あなたのために、私たちは一日中、死に定められている。私たちは、ほふられる羊とみなされた。」と書いてあるとおりです。しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできません。ローマ人への手紙８章実は私たちの疑いでさえ、主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできません。これがほんまのハレルヤです。からし種　。　ほどの信仰があればあとは神様が疑いさえも助け面倒をみてくださいます。それに、偉大と呼ばれる信者たちの多くも、実は疑いながら信じていました。立派な信者も疑い、その疑いの荒波の中で神に出会い、成長させてもらったのです。ですからきれいごととはおさらばしましょう‼疑いから抜けたとき、必ず以前の自分より成長します。しかしごまかしてばかりで疑いが取り扱われないと、立ち止まって向き合わないとそのままです。一生、そのままだと思います。疑いながら信じる者に対して神様はどうされたか。神様は疑う自分に対してどうされるのか。神様は聖書の言葉に対して忠実です。神は疑う信者を見捨てましたか？Are you struggling with your doubt?聖書から疑いの例を取るとものすごい数になります。疑いが数多く書かれているというのは、神様は私たちが疑いやすいことをよくご存知であり、わかってます、それでもあなたを変わらず愛しています、それに、助けたい、祝福したい、あなたに最善、ベストへと導きたいと願われている神様の心が現れている証拠ではないでしょうか。では次回より聖書から、いくつか疑う信者と神様のお話を見てみましょう。お楽しみに～

マザーテレサの葛藤、苦しみ / Spiritual Depression by Mother Teresa

“There is so much deep contradiction in my soul. Such deep longing for God - so deep that it is painful - a suffering continual - and yet not wanted by God - repulsed - empty - no faith - no love - no zeal. Souls hold no attraction - Heaven means nothing - to me it looks like an empty place - the thought of it means nothing to me and yet this torturing longing for God. Pray for me please that I keep smiling at Him in spite of everything. For I am only His - so He has every right over me. I am perfectly happy to be nobody even to God. . . ."Mother Teresa is talking like me. I hope she had an opportunity to step back from her work and even from church for a while and taking time to communicate and confront her "spiritual depression" openly and honestly with God and with others, mostly with herself. I know exactly how she feels... I could not get my peace back if I kept running... like her. 「私の魂の中には、あまりにも多くの矛盾があります。神への深い思慕の情――神との触れ合いを渇望するその思いが、繰り返し私に苦しみを与えるのです。私は神から求められてはいません。神から拒絶され、虚しく、信仰もなく、愛もなく、熱意もありません。私の魂には何ひとつ魅力あるものがありません。天国は何の意味もありません。それは私には空虚な場所のようにしか感じられません。」「私の信仰は、いったいどこに行ってしまったのでしょうか？　心の底には、虚しさと闇しかありません。主よ、この得体の知れない痛みは、何と苦しいことでしょう。絶えず私の心は痛みます。私には信仰がありません。私の心に次々と湧いてくる考え、私を苦しめる言葉にできない苦悩を口にすることはできません。答えを見い出すことのできない多くの疑問が、私の中に存在しています。。。愛――その言葉は何の喜びも私にもたらしません。神が私を愛していると教えられてきました。しかし闇と冷たさと虚しさに満ちた現実があまりにも大きいため、私の心は何の喜びも感じることができません。私が（奉仕の）仕事を始める以前には、愛も信仰も神への信頼も祈りも犠牲精神も私の中にありました。主の呼びかけに忠実に従う中で、私は何か間違いをしでかしたのでしょうか？　主から与えられた奉仕の仕事に、私は疑いを持ってはいません。その仕事は私個人のものではなく、神ご自身のものであると確信しています。。。彼等（＊同じ奉仕に携わるシスターたちや世の人々）は、私の心の中には神への信仰と信頼と愛が充満し、神との深い交わりと神のご意志との結びつきが心を駆り立てているに違いないと思っています。彼らは、私が表面上の明るさという仮面によって、どれほどの虚しさと苦悩を覆い隠しているのかを知りません。。。「主よ（イエス様）、あなたは幼少期より私を召命され、あなた自身のものとしてこられました。私たちは共に同じ道を歩んできましたが、今、私はそれに背いて別の道を行こうとしています。地獄にいる者は、神を見失ったために永遠の苦しみを味わうようになると言われていますが、そうした彼らでも“神がいる”というわずかな希望があるならば、あらゆる苦しみを耐え忍ぶことができます。しかし私の魂は神を見失い、神が私を必要としていない、神が存在していないという魂の激痛に苛（さいな）まれています――主よ、どうか私の不敬をお許しください。私は「すべてを語るように」と言われました――私をすっぽりと取り囲んでいる闇の中で、私は自分の魂をあなたに向けて高めることができません。光もインスピレーションも私の魂に入ってきません。私は人々の魂に向けて、神の慈愛を語っていますのに……。私は、いったい何のために働いているのでしょうか？　もし神が存在しないとするなら、魂は存在できません。もし魂がないのなら、主よ（イエス様）、あなたも真実ではありません。（中略）私の心には信仰がありません。愛も信頼もありません。あまりにもひどい苦痛があるだけです。あなたと私との間には、恐ろしいほどに高い垣根（分離）があります。私はもうこれ以上、祈ることはできません。あなたと私を結びつける祈りは、もはや存在しません。私はもう祈りません。。。私はあなた（イエス様）が、大きな愛と力をもって私を今の仕事に召命された事実を疑ってはいません。私を呼び寄せられたのがあなたであったことを、私は知っています。この仕事は、あなた自身がなすべきものであるからです。しかし私には信仰がありません。私は信じていません。イエス様、私の魂を惑わせないでください。」マザーテレサ衝撃の告白として、２００７年に知られざるマザーテレサの心の内が書かれた本が出版された。多くの人が読んでショックを受けたり、逆に励まされた人もいるだろう。カトリック信者のマザーテレサは数十年にわたり、司祭たちに罪を告白し、誰にも言えない心の内を手紙に書きとめ、それが本としてまとめられて発売された。マザーテレサはすべての手紙を燃やすようにお願いした。しかし、カトリック教会はその手紙を保存し、本の出版まで認めた。このような「実は・・・」的な本をカトリックが隠さなかったということにも驚いた。正しいことをしたと思う。なぜなら、それは神様のなさることと同じだからだ。聖書には、聖人、いわゆるセイントと呼ばれる人物がたくさん出てくるが、ドロドロの人間模様が赤裸々に書かれており、初めて読む人はこれは本当に聖書なのかと驚くだろう。「きれいごと」が一切書かれていないのだ。どんな小説よりも人間の泥や醜さ、いたらなさが書かれており、それも実際に起こったことだから世界一有名な暴露本そのものである。なぜ神様は、人間の「きれいごと」、いわゆるマザーテレサのような「きれいなイメージ」を前へ出すことにさほど興味がないのか。信じてほしければ、多くの人に神を信じてほしければ、いくらだってきれいごとは書ける。隠せる。しかし、神は一切隠ぺいをしない。隠さない。すべて、明らかにされる方である。真っ向勝負の姿勢が神からうかがえる。それが、聖書である。私もマザーテレサとものすごく似た境遇に去年置かれた。同じことを何度も叫んだ。嘆いた。疑った。マザーテレサはそれでも神にしがみつき、神に従い通した。が、私個人的には、すべてを周りの人に告白してほしかった。彼女のその暗闇を、神様は恐れたり、「これヤバいぞ」とは一切お考えにならない方だからである。こちらからも、真っ向勝負でいける神なのだ。こちらのドロドロさで引かない。こちらのどんな醜さで、どれだけ大きな疑いで勝負してもすべて受け止め、受け入れてくれる神様なのだ。私たちのどんな罪よりも、どんな失敗よりも神様の愛は大きいということである。だからマザーテレサにはその暗闇の中にとどまらず、実はこうなんだと告白してほしかった。隠れた告白ではなく、世界に公表してほしかった。そして、休んで、じっくり自分と神様との時間を過ごしてほしかった。堂々と疑う時間を持ってほしかった。でないと、走り続けると、問題に向き合えないので解決が難しいのだ。神様は良い神様であると、きっと口先で言っていたと思う。私もそうだった。彼女のような疑いがあるときはそうだった。良い先生の振る舞いをしていたと思う。私もそうだった。心に葛藤があるときはそうだった。だけど、こんな嘘をついてまで自分に嘘をついてまで行うのはおかしいと思った。そして、私は１度一切から手を引き、人に言われたからではなく、人にうながされたからではなく、神は本当に存在して神は本当に愛で私はその神を私のこの心で本当に信じているのか。人の影響ではなく周りにクリスチャンがいるからでもなく自分対神がガチになって問いただしたかった。信じたかったのだ。心から。でも信じられない。だから、旅に出た。今は旅に出てよかったと思う。今は心から、信じてると言える。昔から信じていたと思う。ただ、掃除されないといけない部分があっただけ。でもそれをあのまま走り続けていればモヤモヤがいつまでも残りいらないお荷物に邪魔されていたと思う。だから、空が晴れた心で神に仕えていようがいなかろうが私は神に愛されているという平安を手にした。だから、あのままで走り続けたテレサを見てすごく可愛そうだなと思う。立場もあっただろうと思うが本当に、立ち止まり、正直になってほしかった。彼女自身のために。。。