心の姿勢をチェックする
確かに、からだはただ一つの器官ではなく、多くの器官から成っています。たとい、足が、「私は手ではないから、からだに属さない。」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。たとい、耳が、「私は目ではないから、からだに属さない。」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。もし、からだ全体が目であったら、どこで聞くのでしょう。もし、からだ全体が聞くところであったら、どこでかぐのでしょう。しかしこのとおり、神はみこころに従って、からだの中にそれぞれの器官を備えてくださったのです。もし、全部がただ一つの器官であったら、からだはいったいどこにあるのでしょう。しかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです。そこで、目が手に向かって、「私はあなたを必要としない。」と言うことはできないし、頭が足に向かって、「私はあなたを必要としない。」と言うこともできません。それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないものなのです。また、私たちは、からだの中で比較的に尊くないとみなす器官を、ことさらに尊びます。こうして、私たちの見ばえのしない器官は、ことさらに良いかっこうになりますが、かっこうの良い器官にはその必要がありません。しかし神は、劣ったところをことさらに尊んで、からだをこのように調和させてくださったのです。それは、からだの中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合うためです。もし一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。新約聖書 第一コリント １２：１２－２７体の器官がそれぞれ大切なようにお互いに受け入れ合い、いたわり合う。愛のユニティーだから、ん？と思う人が現れたとしてもこの人も、私たちの体の大切な一部なのだとそう自分に語り、相手に接していました。これが、神様の視線なのだと。でも最近、ちょっと目線を変えて読んでみると私の心の姿勢が変わりました。神学校で、神学のこととなると私は正直、引け目を感じてしまって「私の意見なんて必要ないだろう。 I cannot contribute anything.」と思ってグループディスカッションでも意見をすることはほとんどありませんでした。だって、みんな卒業したら牧師になる人たちだし、子供の頃から聖書や神学を知っている人とはレベルが違います。だから、聞くにまわって、「ほっほぉ！」という感じです。ですが、最近、意見をしはじめました。「私はここをこう読んでいる。 これは、こうだと思う。」など。それは、今日書いた聖句が私を変えたからです。たとい、足が、「私は手ではないから、からだに属さない。」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。たとい、耳が、「私は目ではないから、からだに属さない。」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。もし、からだ全体が目であったら、どこで聞くのでしょう。もし、からだ全体が聞くところであったら、どこでかぐのでしょう。私は牧師レベルではないから、からだ（私のこの場合は神学校）に属さない。その考えは、違うよと聖書が教えてくれました。私がいなかったら、体の大切な一部の働きが欠けることになる。それが聖書の教えです。しかしこのとおり、神はみこころに従って、からだの中にそれぞれの器官を備えてくださったのです。人ではなく、天地の創造主神が私を重要な器官として、からだに備えてくださった。それを否定することは出来ない。私は、御心に従った、体に欠かせない大切な存在。それは、あなたも同じことしかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです。そこで、目が手に向かって、「私はあなたを必要としない。」と言うことはできないし、頭が足に向かって、「私はあなたを必要としない。」と言うこともできません。あー、私はあの人のように頭が良くないから私は教会で必要とされていない。あー、私はあの人のように出来ないから私なんて必要ない。あー、私はあの人のように。。。だから、私は参加しない。これは、謙遜に見えますが、この心の姿勢は聖書の教えに反する姿勢なんだなぁと気づきました。自分がからだには「必要ない」ことはないからです。それは、神がみこころに従って、からだの中にそれぞれの器官を備えてくださったからです。それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないものなのです。アーメン！その通りです。私はひよっこで、弱い、いたらない人間ですが教会ではかえってなくてはならない存在！私も神様の御心に従って造られた、体には欠かせない貴重な器官。ならば、私の意見でさえ、必要ないとは言えない。ということで、自分の思いをシェアする勇気が与えられました。そして、器官、体という隠喩を使ったパウロ。さすがです。なぜなら、器官は死んではいません。いつも動いて、働いているからです。私は体の器官の一部として、死んではいないだろうか。また逆に、からだに属さないと、器官は死んでしまいます。教会に対して「私なんて必要ない。」と自分に言うのではなく、神様が特別な器官として、一人一人を創造された。自分にしか貢献できないものがある。大切なからだの器官として。この箇所を読むとき、周りの人に対してだけではなく、自分の生きる姿勢、自分の心の態度それらをチェックするのにいい箇所かもしれませんね。
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