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テーマ:ペットの病気。。。(1113)
カテゴリ:病院
![]() 今日の主役は僕ですよ。 先日小雪の目がおかしかったとき、結局大したことなくそのまま治っちゃいました。 数日後、ナルトさんも目がしょぼしょぼ。 きっとこれも大したことないだろうと、確認することもなく放置。翌日目が開かない… 瞼をペロンとめくってみたら、自分でやったのか、猫にやられたのか、黒目がサクっといっちゃってました。 そんなわけで病院で目薬をいただいたのが金曜日のこと。 黒目に傷といえばイイタヌさんちのチクワちゃんを思い出し、血清点眼を検索。 イイタヌさんの日記を拝見した時は自分の血が目薬になるなんて!とビックリでしたが、検索してみたら意外とメジャー。 これなら作ってもらえるかも?ってことで土曜日に行って来ました。 血清目点眼自体が劣化しやすいこともあり【今出ている目薬でも大丈夫】とのことでしたが、私のわがままに付き合っていただけることになりました。 超気軽なつもりでお願いしたのですが「大学病院とかでは作れるけど、元来は簡単な施設(個人の目医者とか)で作るのは安全じゃないんですよ」とのこと。 たまたまかかりつけの病院は細胞培養なども行っているためきちんとした設備があるそうで。まぁ良かった良かった。 ![]() まずは採血。普通は首から採るそうです。が、鼻がブーちゃんなんで、あまり上を向いたままにしているとかわいそうってことで腕からの採血になりました。 ここで注意ごと。 腕からの場合、赤血球が壊れ血清が赤くなる場合がある。これ、何度も言われました。 さらに「この注射器にもシリコンゴム使ってるからシリコンオイルが混ざる。目に入れるものだから本当は不純物が入らないほうがいいんですけど、まぁ大丈夫でしょう」と、そんな感じのことを言われたかなぁ…シリコンオイルも血清の透明度も私は文句言いませんよ。 採血したものを遠心分離機にかけ血清を取り出します。 が、用意されていた遠心沈澱管?が、先生の思っていたのと違うようで奥に取りに行きました。 「これじゃないよ!細胞培養用のめっちゃ高いやつ!」 えぇぇっ、めっちゃ高いんですか?お安くても構わないんですけど。。。 先生はニコニコしながらめっちゃ高いやつを持って戻ってきました。 ![]() ここから1時間、その辺をぶらぶら。暖かくてよかった♪ けど…日が暮れてくると寒い。さらに夕日がまぶしい。ペット可の店はないのか~?? そんなこんなで時間をつぶし、時間ぴったりに病院へ。 名前を呼ばれ入っていくと「こちらへどうぞ」と。 ドアの向こうには地下室が…そんな施設があったなんて驚きです。 無菌室があり、主治医が目薬作り中でした。 結果的に赤い血清が出来てました。別に何色でも構わないんですけどね。 「これを0.2ミクロンのフィルターに通します。細菌が通れない大きさです」 でもって防腐剤代わりの抗生剤を2滴垂らして出来上がり。 生理食塩水なんかで薄めないのかしら?と思ったら 「人間では沁みるから薄めるけど、犬は沁みないことが多いから薄めない。薄める一番の目的に量を増やすこともあるけど、この子の場合は目薬1本で大丈夫でしょう」 ふむふむ。 「3日で使い切ってください。どんなに長くても冷蔵庫に入れて1週間。途中で濁りが出てきたら絶対使わないこと」 ![]() そしてなぜか、地下室にある器具の説明をしてくれました。 これが遺伝子を調べる…云々 これが血液検査…これが… ニコニコしながら教えてくださいました。可愛い先生です。でもね。。。 せっかく教えていただいたのに馬の耳に念仏ですよ、先生。 階段上がるころにはすっかり抜けてしまいました。機会があったらメモをとりながら教えてくださいね。 そんなわけで私の自己満足にお付き合いいただき世界でひとつの目薬が出来上がりました。 感謝感激雨霰!これでよくなるといいなぁ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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