心の泉～幸福への河

[小樽点景] カテゴリの記事

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  秘密の花園２

  これらの写真は、小樽が誇るサプリメントメーカー、大高酵素さんのお庭である。２００５年７月２日の日記に私は、「秘密の花園」という記事を書いて、大高酵素さんのお庭を紹介したのだが、実は２００６年の６月にも再度訪問させてもらい、写真を撮ってきたものだ。たいへん遅ればせながら、大高酵素庭園の写真などを集めたフォトCDを今日作ったので今頃のアップになったのだ。この大高酵素庭園、池の水生植物をそのままにしていること、ツツジの花びらが落ちたままになっていることに私はかえって感動したものだ。美しいとはいえないけれど、自然の生態系が再現されたところに惹かれたのだった。小さな生態系が再現されたお庭を「ビオトーヴ」と呼ぶそうだが、この大高酵素庭園も「ビオトーヴ」といえるだろう。来年はどのような姿を見せてくれるのか？６月に再訪問するのが楽しみである。

  2008.12.06

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  残念、無念！築八十年！！

  最近、小樽市内では古い建物が次々に取り壊され、新しい建物になったり更地になったりしてきている。そーなってくると私トドロキ、ますます焦ってくる。今撮らないといつ壊されるかわからないという焦りが、ますます強くなってくる。この消防小屋は以前にもブログでとりあげたけど、築八十年目にして取り壊された。何でも中の鉄骨の腐食が進み、これ以上の使用は危険だからとのことだ。もう一つは南樽市場の近くの銭湯。これもまた存在自体がアートで評判だったところだが、後継者難によって休業・解体を余儀なくされたのだった。いずれも８０年にもわたって町の変遷を見守り続けた生き証人であったが、守り続ける人がいないと荒廃が進み、かえって通行人を恐怖にさらすのだ。実際、市内のあちこちで屋根の抜けた空き家をよく目にする。そういう建物は解体しないといずれ倒壊していく。このことは新聞でも指摘されていて、そうした「危険な空き家」がしないに複数存在するというのだ。ここにとりあげた２棟の建物は、最期を看取ってくれた人がいて、大勢の人に惜しまれつつ解体されたという意味で幸せなほうだったのかもしれない。どちらも解体されるとき、新聞に取り上げられていたのだから。

  2007.01.18

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  小樽・祝津探訪記

  小樽の祝津地区といえば、夏は水族館でにぎわうところだが、ニシン漁の栄華を忍ばせる町並みというか、その頃の歴史の生き証人のような建物が今でも数多く残っているのだ。これは「旧青山別邸」改め「小樽鰊御殿　貴賓館」の入り口から撮ったもの。小樽ニシン三大網元の一つ、青山家の三代目当主、政恵嬢の夢が形になった美術豪邸だ。政恵嬢は17歳の時、山形・庄内地方で見た豪邸(本間邸)に魅せられ、豪華絢爛な豪邸を父親と共にこの地に建てたのだった。建材から内装までがすべて一級品の建物だが、これでいて「別邸」、すなわちゲストハウスだったというのだからまた驚いたものだ。それでは、青山家の「本邸」はどこにあったのかといえば、以下の写真の近辺がそうだったのだとか。すっかり朽ち果てた瓦屋根の建物だけが、当時の生き証人として存在していることにはなんともいえない気持ちになるものだ。ちなみに本邸は、現在「北海道開拓の村」に行けば見ることができます。青山家ゆかりの建物を後にして水族館の方へと歩くと、小樽最後のニシン網元、茨木家のお屋敷が目に留まったのであった。ここには最近まで当主の家族が住んでいたようだが、玄関に板が打たれていたのでどうしたのかと義母に聞いたら(ここは私の妻の実家の近所なのだ)、札幌の施設に入所したのだとか。建物も庭も、守る人がいて初めてその姿を保ち続けることが出来るのだ。こうして空き家になっていった建物が、次々壊されていくのを見ていたから、私は写真を撮って歴史の生き証人を記録にとどめておきたいと思っているのだ。以下の建物も、解体されるのは時間の問題かと思ったので、写真を撮るのをこれ以上先送りするわけにはいかないと思い撮ったものだ。これは後から行った鰊御殿の方に聞いたのだが、茨木家の番屋の跡だそうだ。かなり痛んでいたが、今年の記録的な大雪にも耐えただけだけのことはある。昔の建物の耐久性の高さと、歴史の趣を感じさせる建物だ。祝津を訪れる観光客の皆様には、失われる前にぜひご覧いただきたい。手前の廃墟は、近江番屋なのだとか。こちらは茨木番屋ほど激しく傷んではいないが、何にも利用されていないのは悲しいものがある。私は観光の勉強をするために祝津探訪を行ったのだが、むしろ廃墟の方に関心をそそられてそちらをメインに写真をアップしてしまった。現在使われていない建物であっても、かつての歴史の証人としてそこに存在することには大きな意義のようなものを感じる。祝津というところは、観光化されて今も輝きを放ち続ける遺産だけでなく、廃墟と化しながらも当時の栄華を伝え続ける遺産とが混在するからこそ、「ニシン漁で栄えた頃の遺物が多く残っている貴重な町並み」と評価され続けているのだ。

  2006.05.01

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  消防小屋よ、再び。

  そういえば、「小樽点景」のカテゴリの日記がしばらく更新されていなかったな。撮った写真は山ほどたまっているのに、写真の圧縮作業が滞っていたからせっかくの旬の写真をその時期にアップできなかったのは反省したい。これは数ある消防小屋の画像の中でも秘蔵中の秘蔵もの。とはいっても、その地域にお住まいの方にとっては、毎日見ている地域のかけがえのない財産だ。この消防小屋の自慢は、昔懐かしい半鐘のある火の見櫓が残っていることだ。大正時代に西洋建築がたくさん建てられた小樽らしく、火の見櫓のデザインも西洋的なものがある。なんといっても方位針のある洋風の庇と、日本的な半鐘が同居する様は、見ていてなぜか微笑ましくなるのだ。

  2005.11.09

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  小樽・夏花総集編　Vol．３

  この時期、小樽市内にはいたるところで、石垣の上から滝のようにぶら下がったお花が見られます。私は最初、そのお花の名前がわかりませんでした。ですが、この写真を撮っていた時、通りがかったおば様方が、「まぁ、きれいな萩が咲いているわねぇ～。」といいながら過ぎていきました。これは別な所で撮った萩ですが、アップ画像もどうぞ。そして、これも別な所で撮ったものですが、白萩もありました。最後に、冒頭の赤萩の滝のある病院の画像もどうぞ。この病院は、来春閉院します。小樽市のホームページで、使ってくださる方を募集中とか。関心のある方は、ぜひご覧下さい。大事に使ってくださる方のご応募を、私も楽しみにして待っています。

  2005.10.02

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  小樽・夏花総集編　vol．２

  「小樽・夏花総集編」をご覧の皆様、こんばんは。等々力たくみです。前回は小樽港と夜景が見渡せる天狗山の花壇を紹介しましたが、今回は街の中において、何気なく咲いている花を紹介します。これは市内でよく見るお花ですが、残念ながら花の名前がわかりませんでした。これがアップ画像です。このお花の名前をご存知の方は、教えていただけると幸いです。・・・・・・それにしても、あまり人の手をかけなくても育つ花って、可憐な中にたくましさを感じていいですよね。コスモスとか、ハマナスとか。人の手をたくさん必要とするお花もまた、独特の美しさを持つのですが、もともと野草だったお花のあるところこそ、より自然の原風景を教えてくれるのかもしれないと思いましたね。

  2005.09.29

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  小樽・夏花総集編　Vol.1

  今年の北海道は９月まで蒸し暑く、そのせいか、夏花が今まで元気に咲いていたのです。今日の昼下がりには雨も上がったので、我が家から車で５分のところにある花壇を見てきました。その名は、天狗山ロープウェイ山麓駅前。ここの花壇には、正面にコスモスがあって、その後ろにラベンダー、サルビアがあって、夏の終わりを実感させられましたね。では、お花のアップをどうぞ。ラベンダー、今でも咲いてるなんて、見ていてうれしくなりました。赤いサルビアです。３分の２はもうしぼみかかっていましたが、遅咲きのサルビアががんばっていました。金持ちの庭には咲かないといわれる、コスモスです。帯のように植えられていました。ハーブティーでおなじみの、カモミールです。お花を生で見たのは初めてでした。残暑がきつくて体調を崩された方も多いと思いますが、そのおかげでお花が長く咲いていると思うと心が和みますね。お花が好きな方は、ぜひ夏花を眺めに行ってみてはいかがでしょう？心が和めば、体調もすっきりすると思いますよ。

  2005.09.23

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  シリーズ・坂の上の学び舎　その２　小樽一眺めの良い高校

  これは、私が子どもの頃、父に連れて行ってもらい見た風景。これだけ眺めが素晴らしければ、夜景も素晴らしいはずと思い、再び見に行きました。これらの眺めは、小樽市内の高校の入り口から撮影したものです。その高校の名は、「小樽桜陽高校」。校舎の右上のところにある窓は、音楽室だそうです。私の父はこの高校で、合唱団の顧問をしていたので毎日ここから海と眺めを堪能していたようです。・・・・・それにしても、高校生活の日常にこんな素晴らしい眺めが織り込まれているなんて、桜陽高校の生徒は本当に幸せ者だ。部活で遅くなったカップルが、下校時にここで夜景を見ながら愛をささやく場面が想像できそうだ。桜陽高校からもう少し降りていくと、手宮の方へ下っていく階段がある。そこからの眺めも超絶景なので追加アップしよう。手前の幅広の道路は通称、「桜陽通り」。小樽には、巷の小路でも住民が愛称をつけて呼んでいる通りが多いのだ。名前をつけて呼ぶと、より愛着を感じることができる。そう思っただけで心が温まる思いがした私トドロキであった。

  2005.09.17

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  コルコバードの丘（!?）in小樽

  私には、こんなクセがある。眺めのいい所に立つと、有名な像のマネをするクセが。過去には、札幌のモエレ沼公園でクラーク像のポーズのマネをしたし、テレビでブラジルの古都・リオデジャネイロにある「コルコバードの丘の大キリスト像」を見て、どこか眺めのいい所でマネをしてみたいと思ったのだ。ちょうどプロフィールの画像をアップしたかったし。そしたら、ありました。家からわずか10分とかからない所に。ここに立った時は思わずん～ベリーワンダホー!!と叫んだものです。ここって映画「最終兵器彼女」のロケ地になった、旭展望台を凌ぐ眺めだと思います。それでは、角度を変えてもう一枚。ちなみに右端の赤い建物は、小樽一高い建造物であるヒルトン小樽であります。この場所は市の水道施設なので、本来は立ち入り禁止なのだ。だけど、小樽市の水道施設は歴史と風格を感じさせるオブジェや建物が多数あるから、マナーと節度をきちんと守って写真を撮りたいと思う今日この頃なのだ（笑）。

  2005.09.15

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  選挙にはすでに行って来たので・・・・・。

  同じく小樽市内の実家で昨夜から羽を伸ばしたあと、小樽公園を散歩していましたね。そこのグラウンドでは社会人の草野球大会。絶好の野球日和の中歓声が響いていたけれど、彼らは投票に行ったのかな？と思いつつ横目で通り過ぎたのであった。それもさることながら、小樽公園こどもの国は家族連れでにぎわっていたなぁ。遊具が小さくて老朽化しているけど、遊具の利用料が格安なことで有名だ。廃園のうわさが流れているけど、せめて私らの子どもが大きくなるまでは存続して欲しいものである。その光景を横目に見ながら、私はどこへ行ったのか？公園の裏側へは行ったことがなかったので、裏側の様子を見に行ったのだ。最近ほとんど歩いていなかったし。そしたらありました。昔ながらの洋館が。いいもの見つけたなと感じた一日でありました。選挙投票日の今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしたか？

  2005.09.11

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  シリーズ・坂の上の学び舎　その１　旧・石山中学校

  私トドロキはタクシーで小樽市内を回って２年になるが、そのときよくお客様を送迎するのが、学校なのだ。市内には坂の上にある学校が多く、そこからの眺めが素晴らしかったり、または校舎のデザインが特徴的なものをよく目にしたのでこのシリーズをはじめようと思った今日この頃、皆様いかがお過ごしですか？小樽市内では中学校の統廃合が行われて数年が経つ。三つの中学校がそれによって姿を消したが、一つは総５階建てのコンパクトな校舎で、今は隣の高校の系列の私立中学校として生まれ変わった。もう一つは小樽公園の東側に位置するもので、今は市の教育委員会として使われている。言ったら悪いが、校舎としては何の変哲もないデザインである。そしてもう一つ、この校舎がしばらく使われていなかったのははっきり言ってもったいない気がした。今はガス会社が天然ガスへの転換基地として使っているのだが、それまでの間に１年以上も放置されていたのであった。車道からは若干奥まったところにあり、タクシーで通っただけでは校舎が見えなかったので、早朝に潜入して撮ったものである。上から見たら双眼鏡の断面のようなこの校舎、とくとご覧あれ。この写真を見ると、片方が５階建てなのがわかる。小樽は平地が少なく、斜面を切り開いて造成した猫の額のような土地に校舎を建てようとすると、上に伸びるしかないのだ。猫の額のような土地にある学校といえば、長崎県の軍艦島にある小中学校の校舎跡が７階建てだったのを覚えている。話が脱線するが、軍艦島の人口密度の高さはハンパじゃなかったのだ。今は少子化の時代だから狭い土地でも校舎をコンパクトにできるが、これらの校舎が建った頃は第１次と第２次ベビーブームの間だから、大勢の生徒が学ぶ場所を確保するには、高層化は必然だったのである。ただこの頃の校舎は、ある大きな問題を抱えている。そう、アスベストの問題だ。小樽市内にある公的機関の建物は築２０年～５０年のものが多く、新聞でも多くの建物からアスベストが見つかったのが報道されており、対策に頭を抱えているのが現状だ。総合体育館に至っては全面閉鎖されて数ヶ月も経っており、大勢の市民や体操の関係者が困っている（体操の全道・全国大会がよく開催されていた）今日この頃なのだ。

  2005.09.10

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  消防小屋三態

  私トドロキはタクシーの運転手になる前、めがねの訪問販売員をしていたのだが、都会ではめがねの訪問販売は需要がなかったので、田舎へと出かけていくことが多かったのだ。そんなある日、浦河まで出かけて行った時のこと。暗くなってからお得意様の自宅を探している時に、赤く光る玉が小屋からぶら下がっているのが目に留まったのだ。そう、それは消防小屋。田舎で見たせいか、なぜか風情を感じたものだった。「これって、都会では失われつつあるのではないだろうか？」とさえ思ったものだ。・・・それから時と場所が変わり、夜の小樽を流している時のこと。浦河で見たのと同じような光る赤玉が、消防小屋からぶら下がっているのを発見し、なんともいえない気持ちになったのであった。しかも、赤玉の行灯と青い小屋とのコントラストがなんともいえないものを感じたのだ。それから、こんな小屋もあったのだ。軒下にぶら下がっている、半鐘にご注目を。赤い光はパトランプに置き換わっていたが。そしてもう一つ。これは小樽の歴史的建造物の写真集にも掲載されていたものだ。歴史の風格を感じさせるのもさることながら、存在自体にアートを感じたのは私だけだろうか？

  2005.09.08

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  高層マンション建設予定地

  最近、小樽運河のそばに高層マンション建設の話が持ち上がっている。すでに着工されたものも含め、２棟が建つことが決定済みだ。ここは市の中心部で、ドーナツ化により人口が減っていたので人口増を歓迎する声もあるが、景観を壊すのは明らかなことなので規制を望む意見が最近とみに出始めているのだ。そうなると、高層マンションを建設できないとあってか、その前に建ててしまえという駆け込み建設ラッシュも懸念されているし、この情勢は予断を許さない。しかし忘れてはならないのが、企業の倒産や撤退などにより由緒ある建物が失われていっている現実である。これも「北のウォール街」のはずれにある元銀行なのだが、９月にマンションが着工するのでもうすぐ解体の憂き目に会うのだ。ぜひ目に焼き付けていただきたいものである。

  2005.09.02

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• 続・夏花真っ盛り

  紫陽花には、こんなマゼンタカラーのものもありました。私の実家でも、マゼンタカラーの紫陽花を育てようとしたそうですが、土との相性の関係からか、お約束のようにうす紫色になったそうです。小樽に紫陽花が咲き始めて３週間。今日見た紫陽花たちは、徐々に色あせてきていました。紫陽花たちの命の営みも、そろそろフィナーレですね。しっかり実をつけて、また来年も夏の小樽を彩ってほしいものです。

  2005.08.14

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• 夏花真っ盛り

  小樽には、紫陽花が多く咲いています。紫陽花といえば、雨の日に眺めると絵になるのですが、晴れた日の紫陽花もまた、日光に照らされて雨の日とは違った美しさを見せています。他にもマゼンタカラーの紫陽花も見つけましたので、近日中にアップします。

  2005.08.12

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  小樽のホタル

  この日は、「ホタルと森の復活祭」というイベントが朝里川温泉の朝里クラッセホテルで開かれていたのだ。クラッセホテルでは、ヘイケボタルを飼っていて、５年で2000匹ほどにまで増えたという。地元の街づくり委員会の人々が昔からの自然の営みを後世に残したいと発案し、ホタルの光を「希望の光」になぞらえて育てていこうと奮闘中なのです。この日はホタルの飼育池が一般公開されただけじゃなくて、森の散策路にキャンドルライトあり、ＬＥＤイルミネーションあり、アートオブジェありのムード満点な演出が素敵だったので画像の一部を公開しましょう。「小樽雪明りの路」の夏バージョンともいえる、キャンドルライトの幻想的な光をとくとご覧あれ。残念ながら、ホタルの光はデジカメで撮れなかったので悪しからず。（フラッシュをたけなかったので、ヘイケボタルの弱い光は映像に残らなかったのだ。）ちなみに私は観客としてじゃなく、準備スタッフとして参加したのですが、近くに清水が流れていたとあって、蚊の数もハンパじゃなかった。帰って来たらかゆいのなんの。

  2005.07.23

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  秘密の花園

  これは、小樽の化粧品＆健康食品メーカー「大高酵素」さんの敷地のお庭です。オーナー様の洋館もあるきれいなお庭ですが、あまり知られていません。このお庭の特徴は自然が持つワイルドさを、除去しすぎないことにあります。お庭の中には無数の小虫が飛び交い、池の水生植物は、写真のとおりそのまんまでした。この写真を撮った時にはお花のピークが過ぎていて、（６月上旬がピーク）お花もかなり落ちていたのですが、あえてそのままにしており、土に返るのを待っているかのようでした。しかもこのお庭にはふきが生えていて、何本かもらってきたものです。お花が中心の庭なら、山菜は別な菜園に移すのが普通かも知れませんが、ここでは生えるに任せ、お花の隣にそのままはやしていました。人工的なお庭の中に、自然の息吹を感じる。そんな所でした。見学希望の方は、直接お電話でアポを取ってから入って下さい。許可が下り次第、所在地の住所と電話番号をアップします。

  2005.07.02

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• 解体前夜の写真

  仕事中に街の至る所を写真に撮って回ることができるのは、タクシードライバーの特権。私はタクシー会社に入社したときから、写真を撮って回ろうと考えていましたが、実際には先送りの繰り返し。そうこうしながら２年の月日が経ってしまった。小樽には、古い建物や町並みが数多く残っている。しかしその風景は、いつまでもそこにあるとは限らないのだ。あるものは使命を終え解体され、またあるものは火災で焼失し、またあるものは移築により他の地へと去っていく。移築されるものは、大事に使ってくれる人がいるからまだましかもしれない。一番切ないのは、由緒ある建物が火災で突然焼失したり、大雪・台風などで突然倒壊してしまうことだ。私はそのたびに、「この建物を撮っておけば良かった！」と地団駄を踏んだものだった。それは風格の有無の問題ではない。昔からそこにあって古き良き小樽の生き証人となっていたからだ。この建物は「コドモわた」という布団工場の跡である。古き良き小樽の生き証人の一つだが、昨冬の大雪で、パワーショベルの位置にあった事務所および倉庫の棟がつぶれてしまったのだ!!それを撮り損なったのは私の心に大きな悔いを残した。このことを機に、私は小樽点景の写真を残そうと決意したのであった。

  2005.06.27

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