◆ 「コノハナサクヤヒメ」ゆかりの霊峰富士
♪ 悠然と座して揺るがず乾坤を統べいる富士を父とぞ呼ばむ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 将に日本の象徴である富士山。私も大好きな山です。 宝くじが当たったら、富士山の見える一等地に土地を買って、ひがなのんびり富士山を眺めながら過ごしたいという儚い夢を持っています。 昔から、絵画・工芸、版画・浮世絵、和歌・俳句、詩・小説(太宰治・富嶽百景)、歌、切手、お札、食品や酒の名前など、様々なところでその秀麗な姿をモチーフに取り上げられてきました。 長島茂雄さんも大好きな山だそうです。危篤の父が残した言葉が「野球をやるからには六大学一の選手になれ。プロに行っても富士山のような日本一の男になれ」だったそうです。 「選手時代のオフは、富士山を眺めて過ごしました。山籠りの鍛錬の場に選んだのが箱根・仙石原と伊豆の大仁だったからです。それぞれ5年間、17年の選手生活のうち計10年間を富士山に見守られていました。時にホテル、時に山荘、時に旅館と変わっても、どこでも富士山が窓いっぱいに広がる部屋が決まりです。 がむしゃらにバットを振りぬき、山道を走り、鍛えに鍛え抜く冬の日々、朝日を浴びる富士山から一日をスタートする気力をもらい、苦しいトレーニングに息を切らせ、くじけかけた時は、どっしり構えた雄大な山容から勇気と励ましを受け取り、疲れた体を湯船に沈める夕は夕陽に染まる赤富士を眺めることで疲労が消えて、身も心も癒されたものです。」と語っています。 今年、世界文化遺産に登録申請する運びとなっている富士山。 2012年の富士山8合目における全登山者数は約31.9万人で、昨年と比較して約2.5万人増加(昨年比+8.6%)。平成20年に30万人を超えて以来、増減はあるものの30万人前後で推移している。 この内の60%が吉田ルートからのもので、189,771人と過去最高を記録したそうです。 世界文化遺産に登録申請するにあたって、入山料が検討されているようです。もし、希望どおりに世界文化遺産に登録されれば、入山者の数は海外からの人も含めて一層増えるのは確実なこと。 それらを多少抑制する意味と環境保護からも当然のことと思われます。 「冨嶽三十六景」で有名な葛飾北斎(1760-1849)ですが、富士山に取り組む意欲は「冨嶽三十六景」では収まりきれず、のちに天保5(1834)年より『富嶽百景』を出します。 「新富嶽百景」と銘打って、平成6年度に山梨県が新たに選定したものがある。 佐々木茂良さんという人は、富士山に登りはじめたのが退職後の64歳という年齢からたった8年で富士登山1000回を達成したという。 1シーズン(GWごろから11月まで)に100回以上登る。しかも剣ヶ峰の頂(富士山の正しい山頂、ここが3776m)を踏んで1回とするという厳しさを課しているため、天候不良などで山頂に立てなかった日は、途中まで登ってもカウントしないということだから、実際の山行はそれ以上になるらしい。 他に登山家の 實川 欣伸さん (69歳)も2010年に1000回以上達成している。 また、日本山岳会会員の実川 欣伸さんは2010年に1000回を達成していて、現在 富士山1011回登頂 7大陸最高峰6座登頂という猛者もいる。 二度上った経験がある私ですが、富士はやっぱり遠くから眺める方がいいなあと思っています。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と タイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)