◆ ドラゴンルート
♪ 電車内にスーツケースを立て並べ遊戯(ゆげ)の泡立つ中国の民‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 日中のセントレア線上りの電車は、時としてスーツケースの林と化する。そこに座っているのは日本人かと思えば、交わされている言葉は中国語なので驚く。 名古屋はまだまだ中国人の観光客が少ないと聞いていたが、列島の中間に位置することから中継地点として利用されているのかも知れない。 2014年の訪日外国人の数と伸び率は以下のとおり。中国人が圧倒的な伸びを示している。 •台湾 2,829,821人 28.0% •中国 2,409,158人 83.3% •香港 925,975人 24.1% 最近は「昇龍道(ドラゴンルート)」といって、能登半島を龍の頭に見立て、中部地方の愛知県・岐阜県・富山県・石川県を南から北へと縦断する新しい旅の観光ルートが人気とか。 どうりで最近、中国人観光客が目に付くわけだ。昇龍道ドラゴンルート 2013年の北陸中日新聞(クリックで拡大) 最初はセントレアから能登半島までを想定していたようだが、あまり伸びなかったので「縁起街道」と称する項目を加えて、さらに内容を充実させて誘致に力を入れているようだ。2012年の中日新聞 これに加えて「伊勢神宮から熊野古道」までを含めるツアーも有るようだ。 前述のように2014年の訪日中国人は過去最多の240万人。前年比83%アップという驚異的な伸びを示した。免税対象品が拡大され、5001円以上50万円未満の買い物で消費税が免除されるようになったことも大きい。かつては一部の富裕層が中心だった訪日観光客が、中間層に拡大しているのが要因になっている。 中国人に人気絶大なのは、東京~富士山~京都をめぐるツアーは「ゴールデンルート」と呼ばれるもの。中国の休日に当たる時期は京都のホテルは中国人で一杯になるというので、我々はその時期を外さないと大変だ。 広州から来た50代女性のように「明日から札幌に行って、そのあと京都見物。帰国は大阪の関西国際空港から帰国」というような旅行者も多いらしい。 内需拡大の建設ラッシュのバブルが弾けたとは言え、観光に力を入れ始めた中国の国民の潜在的な物欲傾向はまだまだ続くと見られている。 セントレアからは中国・台湾・香港の人々が、名鉄電車内にスーツケースを立ち並べる様子は今後も続きそうだ。 因みに来年の中国の連休はこうなっています。* 振替出勤日等は正式発表まで不明◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」