☆ 間延びしてゆく寿命って
♪ 飢餓はなし生態系の頂に永らえて今、長寿を憂う‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 百歳以上の高齢者の数は、老人福祉法が制定された昭和38年には全国で153人だったが、昭和56年に千人を超え、平成10年に1万人を超えた。平成24年に5万人を超え、2018年は「69,785人」で、前年よりも2,014人増えている。左は棒グラフに、右は折れ線グラフに対応 nippon.comより 住民基本台帳を基にした2018年度中に百歳になる人は「32,241人」で、前年度よりも144人増えている。 百歳以上の高齢者のうち、「男性」は8,331人、「女性」は61,454人で、女性が88.1%を占めている。わが知多市の広報によると、今年(2019年8月15日現在)百歳以上の人は55人もいるらしい。市の人口は 85,294人。 これを見て “ウヘー!” と思わず声が出た。驚くべき数字だ。106歳が2人いて、104歳から順に2人、6人、7人、15人、23人とその数も、昨年から急激に増えている。大正8 9年生まれの人かな。 義祖父も今年94歳になるし、周りにも90代の人は沢山いる。自分も気が付いたらその中に入っていたりして・・。 市内で高齢化率がすでに30%を超えている地域が幾つもある。人口は頭打ちなのでその割合は増えていくばかりだ。 2019年1月1日現在(住民基本台帳ベース総人口)知多市の人口ピラミッドGD Freakより 知多市の2015年の総人口にしめる65歳以上の割合(高齢化率)は、25.5%で全国平均( 26.6%)よりも1.2ポイント低い。 今後、高齢化率は2045年までに11.0ポイント上昇し、36.5%に達し、おおよそ10人に4人が高齢者になると見込まれる。 知多市で20人以上、全国では毎年3万人以上が100歳となっていく。この事実をどう捉えるか。果たして喜ばしいことか? 介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」。男女ともに年々延びていて、男性は01年に69.40歳だったのが、07年に70.33歳と70歳を超え、16年は72.14歳まで延びた。女性は01年に72.65歳だったのが、16年は74.79歳まで延びたという。 日本経済新聞より 平均寿命と健康寿命の差は、介護などが必要となる期間。2016年の平均寿命と健康寿命の差は男性8.84年、女性12.35年もある。 脳血管疾患の患者が生活習慣の改善で減っているため、差が縮まる傾向にあると言う。かと言って縮まり続けることはないわけで、どこかで頭打ちになるだろう。 戦争を知らず、高度経済成長の恩恵にどっぷり漬かって、農薬や食品添加物、モータリゼーションや電化の波をかぶり、消費が美徳とばかりに便利の壺に嵌って生きてきた団塊世代とそれに続く世代。そんなに長くは伸びないかも知れない。