☆♪ コーヒーミルを掃除して・・
♪ ゆめを見てめざめし朝の階下より珈琲の香がなずきを撫でくる さっそく大坊珈琲を淹れてみようと、義祖父の使っていた「Kalitaのダイヤミル」を出してみる。いじったことも無く初めて触るもの。 何故か「挽き方調整用ツマミ」らしきものが回らない。調整できない?そんなバカな。 ネットで調べてみると、豆の油分などが付着していて使う頻度が低いと固まってしまうようだ。マメに掃除をしないといけないらしい。それで、取りあえず分解して古い豆カスをきれいに掃除することに。掃除をまったくしてなかったのか、ビッシリ詰まっている。 かなりの量のカスがシャフトと臼の部分に入り込んでいた。歯ブラシで擦っても取れない部分もあったりして、かなり時間をかけて掃除した。 粉受けにこびりついていたものも含めて、これだけのものが出て来た。当然、調整用ツマミも動くようになった。 構造もよく分かった。ホッパーに入れたマメがシャフトと臼で砕かれて左右に移動し、サイドの歯の間に入って細かくするようになっている。そのすき間を調整することで粉の大きさを変えるわけだ。 さっそく豆を挽いてみる。ハンドルはとても軽い。ちゃんと挽けているのか心配になるほど。 最初はかなり細かいのが出て来た。調整つまみを左に回して挽いてみるがあまり変化がない。思い切って一回転させるとそこそこの粒になった。時間もそんなにかかった感じはしなかった。 その粒の大きさで良いのかどうかわからないが取りあえず、全部まとめた粉を2杯分ドリップしてみた。 基本は、1杯分の粉が10~12g。水が120~150㏄。粉の量は、淹れる量が多くなるにつれて少なくて済む。 *1杯:10g 120㏄ *2杯:18g 240㏄ *3杯:25g 360㏄ *4杯:30g 480㏄ 細かい豆も入っているせいか、少し苦みが強いきがする。淹れ方にもよるのでまだ何とも言えないが、深煎りの豆らしい味がするのは確か。 湯を三回に分けて注ぐように教わったが、必ずしもそうしなければいけないわけでもないようだ。少しずつ回数を多くして淹れると濃い目になるし、一度にたくさんの湯を入れるとサーッと落ちてしまうので薄いものになるらしい。 カミさんは薄い方が良いと言うし、私は濃い目(深い味)が好きなので塩梅が難しい。「濃い目のを薄めて飲めば」と言うと、「薄めて飲むのは好きじゃない」と、分ったようなことを言っている。 よく知っている喫茶店では、アメリカンを頼むと水で薄めて出している。そんな話をしてみても、それは邪道だとばかりに聞き入れようとしない。自分で飲む分だけ淹れるしかないなぁ。 この「Kalitaのダイヤミル」は、手回しミルの中で(携帯に向かないのを差し引けば)粒がそろっている点が優れているとして評価は高い。本体サイズ(mm):174×180×245、本体重量:3.3kg硬質鋳鉄カッター、ホッパー容量:50g、粉受け容量:60g、日本製「ダイヤミルN」という新商品は(最高値で¥27,478)、中古品では¥5,300前後で売られている。 一般の筒型の上部でヨコにグル売る回すものより、脇にあるハンドルをタテに回す方が楽だ。個人で自家焙煎する人も増えているようで、そんな人はこれを使っているのだろう。携帯するには不向きだがインテリアにもなるし・・。 最近はコーヒー抽出の技術を競う世界大会でも、電動ではなくあえて手動のミルを使う人が増えているとか。長年、コーヒーミルのトップを走り続けるブランドの高級品『コマンダンテ』を、持参して出場するバリスタが多いらしい。 どんな世界にも上には上がある。2024年秋に新商品『コマンダンテ』C60 バラクーダが一般発売され、業界人の間ではたちまち話題になっているとか。従来のものよりグラインドがスピーディーで、回す回数が少なく、あまり力をかけずに挽けるという。100%ドイツ製 90,600円(前機種C40は、Amazonで¥37,520)