◆☆ NHK全国短歌大会作品集が届いた
♪ 神の目で詠んだ歌など嘘っぱち小動物になりまほしけれ NHK全国短歌大会の入選作品集が送られてきた。 大会は29日(土曜日)にNHKホールで行われ、短歌の正式な応募総数は題詠「出」と自由題合わせて14,677首の応募があり、最年少は5歳、最高齢は101歳だったとか。 昨年は15,038首だったので少し減ったことになる。やはりブームは一過性のものだったか。 しかし、わがブログのNHK短歌大会に関するページのアクセスが毎日のように数を重ねている。例えば・・☆ 第26回NHK全国短歌大会の入選通知が届いた(2025年02月01日) 31日のアクセス数:37 トータル:1897 ★ 今頃になってNHK全国短歌・俳句大会内定通知が届いた(2024年02月07日) 31日のアクセス数:21 トータル:4337 検索サイトでは、検索が多ければどうしたって上位に表示されるので、当然アクセスも多くなる。歌会始についてのページにもアクセスが多い。それだけ短歌に関心が高いということが言える。それなのに現状は、応募数が減っているようだ。 大会の模様は、6月1日から22日にかけて4回にわたってEテレで午前6時から放送される。 入賞作品は納得できるものが多かったが、納得できないものも当然あった。感性の違いで自分には詠めないタイプのものや選者の好みとは一致しない歌もある。10人の選者がそれぞれ違う歌を選んでるのも、その受け止め方が一律でないことの証でもある。 それでも応募した上でこれらの歌を読むのと、ただ鑑賞するだけの時とでは受け止め方が違ってくる。 NHKサイトに受賞作などが発表されているので、ここに掲載する意味はないかもしれないが、流れとして引用させていただきます。 やはり今の悲惨な社会を詠んだ歌は強い。個々の感性や思いを超えたところにある、人類共通の危機感は普遍的な力を持って訴えてくる。──最優秀賞── ★「わたしだけ~」東京都の芋高舞さん(23) 作者の根源的な孤独感を詠んだもので、ことばが鮮烈で、それが人の生と未来の死を表裏に貼り付けていると評価されました。★「茎のにおい~」神奈川県の瀬生ゆう子さん(38) 人間の心の傷は見えず、香りもないものの植物のように何かを発しているはずだとちぎれた茎から感じとった心の深さがいいと評価されました。★「ガザを出る~」大阪府の今西富幸さん(62) 飼っていた鳥を逃さざるをえないガザの幼い姉妹が置かれた境遇と平和な日本の生活を重ね合わせて詠んだものです。同じ地球に暮らしながら両者の対照的な状況に深く思いをはせた点が評価されました。私の応募作は、自由題が大森静佳・選の佳作で、題詠が平入選でした。 自由題 佳作 題詠 入選 テーマは面白いが、散文的なところから抜け切れていないと判断されたのでしょう。ブログを書いてその後に短歌を詠むという思考の癖が、作歌にも影響しているのでしょうか。 いやいや、歌のテーマに訴えかけるものが無いという事でしょう。根本的なところで選からは遠いという感じかな。 入賞に手は届かなくても歌を詠んでいる意義は薄まるものでもないし、自分の心の発露でもある短歌はこれからも詠んでいきたい。 いい歌が出来た時ブログにアップしないで、公募のために取っておくという事が出来ないできたが、今年はちょっと思考を変えてみるのもいいかもしれない。