▲▼氷河が恐ろしい勢いで溶け、減少し続けている
♪ ニュースにて見るは道なき住宅街雲の蛇口の開け放たれて 日本列島水浸し。雨雲が順をランダムにしながら沖縄から北海道まで、局所的な大雨を降らせている。 渇水だったところにも降ったようだが、あまりにも極端な雨は、地下に浸透することなく表層を撫でるだけで海へ流れ去ってしまう。 しばらくは前線が居座って雨の日が続く。同じようなところで雨を降らせるため、地盤が緩んでいるところも多い。土砂災害警戒・レベル4が福島県、千葉県の一部に出されている。 ネパールの大規模土石流のニュースには驚愕したが、原因は氷河の一部が剥がれて落下したことが分っている。 氷河とその下にある岩盤がはがれて堆積物を巻き込みながら落下。その先で川をせき止めたものの、決壊したことで洪水を引き起こした。さらに崩落地点の気温は、土石流の発生直前の1か月間は、近年の平均を上回っていたため、氷河が急速に解けて崩落につながった可能性があるという。 ネパール政府は6日、死者が1341人、行方不明者が4996人に上ったと発表した。中国側と合わせると、死者は約1380人、行方不明者は5500人を超える。 昨日の「報道特集バンキシャ」で、氷河の現状を伝える報道をしていた。去年は、スイスでも氷河が崩落し、村が土石流で9割埋まってしまったという。 おととしには、中国で氷河がとけた影響とみられる洪水が発生したし、4年前にはイタリアで氷河の崩落による雪崩で複数の死者が出ているという。 氷河の氷がものすごい勢いで減少している。 アルプス山脈最大の氷河『アレッチ氷河』は、「この150年から160年くらいで、アレッチ氷河は200メートル以上解けました。」「冬は積雪が少なかったですし、夏は5月からずっと暑かったです。このままでは30年から40年後には、この氷河はなくなっていると思います」フォルケンさん/アレッチ氷河の山岳ガイド「氷河は急速に失われています。過去10年間だけで、氷河の4分の1を失いました」マティアス・フス代表/スイス氷河モニタリングネットワーク ゆっくり溶ける水はゆっくり地下に浸透し、地下水となって蓄えられる。それが天然のダム(貯水湖)となるわけだ。河川の水が一年中流れているのは、地下に浸透している水がゆっくり流れ出て、それが集って河川を形成している。★ 世界最大の島グリーンランドは、陸地の80%平均1,700mもの厚い氷に覆われている。現在グリーンランドでは氷床が縮小しており、毎年数メートル以上も氷が薄くなっている地域があるという。「氷床が小さくなるということは、融け水や崩れた氷塊が海に流れ込むことを意味します。氷が融けてできた淡水が加われば、海水の塩分濃度や温度も変化して周囲の海水循環や生態系に影響します。 海洋大循環への懸念もあります。北大西洋のグリーンランド沖は、赤道で温められ北上してきた海流が冷やされて沈み込む位置です。しかし、淡水によって海水の塩分が薄まれば、沈み込みが阻害されて「大西洋の南北循環が滞る」と危惧されているのです。北海道大学北極域研究センター/低温科学研究所・杉山慎教授 また、氷床の表面は太陽の光の反射率が高いが、海や陸地に変われば反射率が下がることで太陽から受け取るエネルギーが増え、温暖化が加速する。 そして、ブログにも書いて何度も触れている北極圏、永久凍土の溶解。 ★ 南極の氷も例外ではない。氷床(広い土地を覆う厚い氷)融解。 南極は平均気温がとても低く、高所では年間平均でマイナス40度からマイナス55度と極寒です。そのため、まだ気温の上昇によって氷の表面がどんどん融けていく段階には達していない。 しかし、確実に減っている。海に浮いている氷「棚氷(陸上の氷が海上に突き出した部分)」の底面が海洋の熱で融ける「底面融解」と、氷が割れて崩れる「分離」。主にこの2つの要因によって減っていくという。「なぜ南極の氷は急速に減っているのか」日本財団ジャーナル色の濃いほど厚みが少ない 氷が徐々に融けるのではなく、壊れることで急激に縮小する可能性があり、数週間から数日という非常に短い期間で起こる場合もあり、大きな変化が突然起き得るという。 通常、海では冷たい水は重くなって沈み、温かい水は軽くなって上にとどまります。しかし南極周辺では、温度よりも塩分の違いが、水の重さに大きく影響します。 氷床が融けて流れ出した淡水は、非常に冷たいものの、塩分を含む海水より軽いため、沈まずに海の表面を覆うように広がります。いわば、海の上部に「冷たい淡水のふた」がある状態です。 その下の水深400〜500メートルほどの深さには、水温が約1度の比較的暖かい深層水が入ってきます。本来であれば、表面の冷たい水と混ざって冷やされますが、「淡水のふた」ができることで混ざりにくくなり、暖かいまま棚氷の底面まで入り込みやすくなるのです。その結果、海水が棚氷の裏側を融かす「底面融解」が進み、棚氷が崩壊します。その結果、内陸の氷床の流出が加速し、大規模に氷床が縮小していきます。」 国連の関連組織であるIPCCは、温室効果ガスの排出量が多い場合、2100年までに世界の平均海面上昇は約1メートルにも達すると予測している。典:国土交通省「港湾における気候変動適応策の実装方針 参考資料 温暖化の上昇カーブは今後、急速に上向いていくことは間違いない。 国単位で対策を講じるのは言うまでもないことだが、経済大国がその最も重い責任を果たさない事には、絶対に成し得ない。弱小国は被害を被っているばかりで成す術がない。 癌と同じで、本当に危機感を感じるころにはもう手遅れだ。 極右政党ばかりが雨後のタケノコのように生まれて、政権の座について行く。しかし、自国優先の保護主義で居られる期間は、そう長くはないだろう。 トランプ亡き後、世界が尻に火が点いた如く血眼になって、地球温暖化を阻止しようと躍起になるはずだ。AIエージェントを頼りに自ら招いた地球危機と戦う、アルマゲドン的一大プロジェクト。 前駆的症状として、水と食料の争奪戦が避けられないだろう。地域の諍いから、国と国との争いに発展していく。 南極氷床の面積は、およそ1,400万平方キロメートル、平均の厚さは約2,000メートル、厚いところでは約4,000メートルにも達する。この氷床が全て融け出した場合、全世界の海面は最大で約58メートルも上昇すると考えられている。 まあ、そんな状況の地球には、まともな生物は存在しないだろうが・・。