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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2013.10.01
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カテゴリ:TNK楽歌31


♪ 皇族を近くに感じ詠進の歌を慣れない毛筆で書く




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥




 一昨年に続き今年も「歌会始」に応募した。

 今回のお題は「静」。じっくりと考える時間が取れず、締め切り間際になって無理やりひねり出した数首。その中から、どうにか良さそうなのを一首選んだ。

 それからがまた大変だ。伝統を重んじる宮中の催しだけに、すべて毛筆で書くことになっている。普段持たない毛筆を引っ張り出して付け焼き刃の練習をする。今回は締め切りの前日、ちょっと無謀な詠進劇だ。そんなんで上手く行くわけがない。分かっちゃいるけど止められない。

 出すと決めたら出さねばならぬ、それが男の生きる道。と、気持ちだけは意気込んで、いざ書いて見れば案の定、洪水の後に残された流木のような字しか書けない。
 しばし中断して沈思黙考、只管打座。半跏趺座して精神統一。


 半紙の右半分に歌を、左には住所、電話番号、氏名、生年月日、職業を縦書きする。下手は下手なりに味を出す。そんな図々しい思いでどうにか書き上げた。
 右半分はまあまあだが、左の細かい字が一応読める程度のへなちょこ象形文字だ。これをまともな文字にするには数年かかりそうだから、今回は諦めた。


 締め切りが9月30日「当日消印有効」を確認して12時過ぎにポストへ。
 ままよ神様。「エエイッ!」とばかりに放り込んだ。
 
 後は野となれ山となれ、失うものは切手代の80円だけだ。

  



宮殿「松の間」






 今回、外した歌



  ♪  静まれる冨士の朝明け羽衣の絹のストール花いろに染む






  ♪  三保の浜に拾いし石の幾つかに梵字を書きぬ静かなる朝






 ひところに比べると応募者が減っていて、ここ2年はそれが顕著なのはどういうわけなのか。次世代短歌とかケイタイ短歌とか、若者の愛好家も増えてきているはずなのに・・・。
 
 ちょっと敷居が高い気がするのか、世代の入れ替わりの時期に来ているのかもしれない。









◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行

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最終更新日  2015.08.23 16:20:18
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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