歌 と こころ と 心 の さんぽ
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♪ 映画館でTVドラマを見せられてシニア料金一千円なり
映画「蜩の記」を観て来た。 ちょっと食い足りない感じで、お腹いっぱいにはならなかった。レストランで注文して出てきたものがあっさり味の和風料理で、余分なものは一切省いた単品ものだったという感じ。 味は悪くはないが如何せんボリューム感がない。 先日観たクリント・イーストウッドの最新作「ジャージーボーイズ」は、素材の味を十分に活かしつつ凝った料理に仕立てて有り、ちゃんと腹が膨れるように作ってあるのとは対照的だった。 日本料理と西洋料理を比べてもしょうがないのかも知れない。それも単品料理とセット料理は違うものだとは言え、料金は同じなのだから不満が残るのは仕方がない(シニア千円でもそう思う)。 ハリウッド映画のこれでもかの脂ぎったフルコース料理も、結局は胸につかえて食傷気味で終わるというのも頂けないが・・・。 ともあれ「蜩の記」は葉室麟の直木賞受賞作品の映画化で、監督が黒沢明の助監督だった人なので映画としての完成度は低いとは言えない。 岡田准一の殺陣もなかなのものだし堀北真希や原田美枝子の助演人も存在感があっていい。 しかし、原作を読んでいないしシナリオと原作がどう違うのかは分からないが、日本映画の限界、制作費の限界がどうしても見えてしまうのが惜しいのだねえ。 もう少しメリハリが欲しい。暗と陽、喜と悲、善と悪の対比、緩急の変化、そういうもので心を揺さぶって欲しい。人間の奥深いところにある”美”を表現するには、その正反対の部分をもっと克明に残酷なまでに描いてこそ厚みと深みが増すというもの。 テレビ局とタイアップの映画。残念ながらTVドラマ用に作ったのではという思いが拭えないんだなあ。
クリント・イーストウッドの「ジャージーボーイズ」は、1960年代中期に世界規模で成功したロックおよびポップス・バンド「フォーシーズンズ」をモデルにした栄光と挫折の物語。イーストウッド節は健在でいつもながらの構成と展開は見事だ。 「許されざる者」「ミリオンダラーベイビー」でそれぞれ「作品賞」「監督賞」のアカデミー賞を受賞した大監督の作品だけに、やはり流石です。ビートルズ以前のポップス・ファンなら必見の映画ですね。 彼がマカロニウエスタンの出身だってこと、最近は知らない人も居るかもしれないね。「荒野の用心棒」(この映画は黒澤明監督の『用心棒』(1961年)を非公式にリメイクした作品)、「夕陽のガンマン」、「続・夕陽のガンマン」の主役だ。 「夕陽のガンマン」カッコイイねえ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。 ◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。 ★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月) ☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行 ●「手軽で簡単絞り染め」
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sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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