♪ 確固たる存在として生く女男はただの現象に過ぐ
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生物学的に言うと「ヒトは男に生まれるのではない、男になるのだ」と言う。
生命の基本形は女性である。そもそも38億年にわたる生命進化のうち、最初の30億年は女だけでこと足りて、男は必要なかったという。
誰の手も借りず女は女を産めた。その縦糸だけで生命は立派に紡がれてきた。そして何時しか縦糸と縦糸をつなぐ横糸が生み出された。遺伝子の運び屋としての“男”の誕生だ。女がそれを望んだという事らしい。
単なる使いっ走りでいいので、ちょちょいと女をつくりかえて男を作った。要らないものを取り、簡単な手を加えて・・・。たとえば男性の中心の機微な場所にある俗に言う「蟻の門(と)渡り」は、その時の縫い痕なのだ。必要もないのにオッパイがあるのも、女としてスタートした証拠。
これはスズメバチの巣の構成と一生によく似ている。女王バチが最初に巣を作り始め、その後に生まれる働き蜂は全てメス。メスだけで巣をどんどん大きくしていく。オスが誕生するのは秋になってからのこと。子孫繁栄のためだけに生まれ、交尾が終れば死んでいく。
攻撃に使う毒針はメスの産卵管が変化したもので、オスは攻撃もしないし何の働きもしない。
急造品なので男は壊れやすい。威張ってはいるがその実とても脆い。病気になりやすいし、ストレスにも弱い。そして寿命も短い。その証拠に人口統計を見ると、男性に比べ圧倒的に女性が多い死因は「老衰」だ。つまり大半の男は天寿を全うする前に息絶えてしまう。
哀れなる男。多田富雄(免疫学者、文筆家、東大名誉教授)が言うには、「女は存在、男は現象」ということになるらしい。「動的平衡」福岡伸一(生物学者)より一部引用
結婚を望まない女性も増えている今、いっそ、女が支配する世にしてしまった方がいいんじゃないか。戦争も権力闘争も無くなるかも知れない。男は子孫繁栄のためだけに養育されて・・・。
しかし、ギリシャ神話から生まれた「アマゾネス」みたいなものでは困る。異民族との戦闘で得た捕虜や、略奪してきた男たちを性奴隷として酷使し、用が済むと棄殺してしまう。生まれた女子は、市民としての権利と戦士としての教育を施し、男子は棄てるか飼育動物として使役する。
これでは男社会と変わらない。ギリシャ神話も所詮は男が創り上げた世界なのだろう。
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
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最終更新日
2016.06.06 08:05:41
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日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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