歌 と こころ と 心 の さんぽ
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ヒヨドリは、日本では珍しくもない鳥で、その独特の啼き声と飛翔を知らない人はいないかも知れない。東南アジアの一部と日本にしかいない(日本以外では個体数が少ない)鳥で、日本固有の鳥と言っても差し支えないらしい。外国のバードウォッチャーにとって、日本でこの鳥を見るのが楽しみなんだとか。 スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属 「鵯(ヒヨドリ)」 学名:Hypsipetes amaurotis 英語名:Brown-eared Bulbul 生息地:日本 耳の所に茶色のアクセントがあることから、この名が付いたのでしょう。 「ひよどり越えの逆落とし」 その昔、一ノ谷の戦いで、源義経が平家の軍勢を追い落とした深い山あいを「ひよどり越え」というのも、そこが春と秋ヒヨドリの渡りの場所になっていたことかららしい。 上段の崖から壇の上に降り立った佐原十郎義連が、崖の上から見下ろした蟻ノ戸と呼ばれる岩場は、苔生した勾配34~35度の急坂、底まで45mほどもある。 義連「是より下へはいかに思とも叶まじ思止給へ」と申すと、崖の上に控えていた武者たち「下へ落しても死むすとて敵の陣の前にてこそ、死め」とて崖を降りてくる。これを見た義連「三浦にて朝夕狩するに、是より嶮しき所をも落せばこそ、落すらめ、いざや若党」と申し、一門の者どもを引き連れ、義経の周りを固め、目をふさぎ、馬に任せて落とせば、義経「よく見て落とせや、若党」と申して先に落とす。あまりの懸崖にたじろいでいた武者70騎も、負けじとばかりに落とせば、一騎も損なうことなく山の手の仮屋の前に立ち並んだ。 義経は、山間に勢揃いした武者の30騎に白旗を掲げさせると、鬨の声を上げて山の手の陣に襲い掛かった。 ヒヨドリは日本各地で生息している留鳥(一部地域では冬鳥)で、一年じゅう同じ場所で暮らす個体と、渡りをする個体がいる。9月下旬から10月中旬にかけて、数羽から200羽ほどの群れで西や南に飛んでいく。北海道の室蘭、愛知県の伊良湖岬、鹿児島県の佐多岬などの渡りの名所では、海に飛び出す群れが見られる。海に出た途端に高度を下げ、波をかぶるすれすれを飛んでいく。 それは海岸でハヤブサが待機しているからだ。ハヤブサにとっては格好のエサ場なのだ。 人は哺乳類の例外としてさまざまな色が認識できるが、鳥は人以上に色覚に優れているらしい。植物もそれを知っていて、色づく実は鳥を呼んでいるというわけだ。 餌台の蜜柑を盛んに食べに来る。周りには南天の実がたわわに実っているのに・・。 ミカンがなければそれを食べる。その痕跡がこの糞だ。 ヒヨドリは賢くて、ひなを保護すると人に懐きやすい鳥だそうで、平安時代には貴族の間でヒヨドリを飼うことが流行したほどらしい。「手乗りヒヨ」ってあんまり絵面的は美しくないけどね。 短気なところが有って、興奮すると頭の毛を逆立てて怒鳴り散らし、威嚇してるのをよく見かける。 まあよく見れば可愛い顔をしている。慣れて傍へ寄ってくれば、それはそれで可愛いいだろね。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。 ◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。 ◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。 ◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。 ★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月) ☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行 ●「手軽で簡単絞り染め」
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sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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