♪ 霊長を拒否する吾の不整脈一世紀など生きたくもなし
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政府の人口推計によれば、2015年に50歳だった人の1割は100歳まで生き、「’07年生まれの半数が107歳まで生きる」との予測があるらしい。
普通の人々が充実して100年間を生きられる社会が実現できるかどうかが問われることになる。
100歳まで生きるのに十分な蓄財を出来る人はごく少数だろうし、身体が不自由になったり認知症になったりする可能性もある。未婚化・晩婚化で子供に頼れない人も多いことも予測される。
人間が他の動物に比べて長生きする様になった理由として「おばあちゃん仮説」という理論があるらしい。人の子育てには大変な手間がかかる。子供が産めなくなった後も長生きして今後は孫の世話をすれば、より多くの子孫を残すことが出来て人類全体にとっても有利になる。だからヒトは長生きに進化したということらしい。
癌がある程度制圧されるようになり成人病の罹患率も抑えられれば、間違いなく寿命は伸びていくのでしょう。少子高齢化が進めば世代の新陳代謝の速度が鈍り、種としての人類の脆弱化にもつながりかねないという。
今の状況では100歳長寿が「幸か不幸か」判断できないところに苦悩がある。
─以上、朝日新聞「GLOBE」より抜粋─ 30年後の2050年ごろには、100歳人口は50万人を大きく超えるという予測。その中に、団塊世代の私はすっぽり嵌る。想像を絶する世界だが、気が付けば100歳という事にもになりかねない。
昨夜、ベッドで本を読んでいてさあ寝ようと消灯した零時頃、急に不整脈が出て暫らく収まらなかった。不整脈は時々あるので慣れっこにはなっているが、いつもとはちょっと違う感じがあった。
痛くもかゆくもなく、不安になったりすることもないのでやり過ごしてきた不整脈。ストレスがあるわけでもなく、直接に原因となるものが無い。たまの事なのでホルター心電図を付けても分からないかも知れない。
幸いというか、これが原因で無駄な長生きはしなくて済むかもしれない。そう思うと不整脈が何だか愛おしくなった。
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