♪ 月を愛で鳥のさえずり聞く朝(あした) I`m just me ただ人として
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カーナビの画面にその車を上から見た画像が映し出されるって、どういうこと?上空にカメラが設置してあるわけでもないのに、不思議だよね。
カメラは車の前後左右に計4台が設置されている。カメラは少し斜め下に向けてあって地面を見下ろすようになっている。車の前・後方、左右の側面の4つのカメラの映像を基に、真上から見たらどう映るかを計算して上から見た様に見える画像に修整してあるんだそうな。
朝日新聞 実際の車の全体は映していないのであらかじめ用意したものをはめ込んである。仮想現実(VR)・拡張現実(AR)の技術が使われているわけだ。
映画やゲーム、スポーツ中継なんかにもどんどん使われていく技術。今や現実と虚構の世界が並列で存在する様になりつつある。
フェイクニュースは当たり前で、今やディープ・フェイクなんて言うのも出て来た。YouTubeの映像が実はフェイクだったというのが現実にあったらしい。
米国のバラク・オバマ前大統領がホワイトハウスとおぼしき部屋で座ってスピーチをしているこの動画は、米ニュースサイトのチャンネル、BuzzFeedVideoがYouTubeにアップしたもの。
「この動画でオバマが言っていることを信じられないだろう!」というタイトルのその動画の中で、オバマは「トランプ大統領はまったくもって完全なばか野郎だ」と語っている。
本物のオバマがしゃべっているようにしか見えないこの動画は実は完全に「偽物」で、声も口の動きも表情も全て、米国のコメディアンのもので、完全な「フェイク」。実在の有名人や政治家などの顔を使って、あたかも彼らがしゃべっているかのように動画を人工的に作れてしまう「アイコラ」という技術を使っているらしい。
偽のオバマはこう語りかける。「私たちは、敵が勝手に、ある時期に誰かが実際に何かについて話していたかのように見せることができる時代に入っている」と語り、トランプに対する悪口も「実際に私(オバマ)が語っているかのように“見せて”いるだけだ」と述べる。
もともとはポルノ動画によって、この「ディープフェイク」は広く知られるようになっていた。17年12月頃に、女優の顔を使ったポルノ動画を、米国発の人気掲示板サイト「Reddit」で次々に上げたのが、「ディープフェイク」という名前のユーザーで、そこから、こうした動画が、「ディープフェイク」と呼ばれるようになったという。
こうした動画を簡単に作れてしまうアプリ「FakeApp」も広く知られるようになったというから、素人でも作れるという事。
まったく恐ろしい話だ。
対策は始まっていて、フェイク動画をフェイクであると的確に見分けるための技術を開発中だとか。公の人物のものはカバーできても、一般の人の映像が加工されて流されても直ぐには検知できない。
NHKスペシャル
アメリカでは、AI・ディプラーニング、ビッグデータを使って未来犯罪者予測をすでに行っているらしい。いつどこで誰が問題を起こすかを予測して、そのための方策をすでに実施しているという。そのために有らぬ嫌疑をかけられて毎日監視されて困惑している人も出てきている。
また、寿命予測というのも有って、心臓移植を受ける患者の優先順位をAIが決めているという事例も出てきている。
これらは一見、真っ当な事のように思えるが、差別化につながりかねない問題を孕んでいる。
今後、AI・ディプラーニングの応用はあらゆる分野に及ぶだろう。結婚相談所、ハローワーク、就職採用、勤務評価。物流、金融、サービス業全般、運輸、マーケティング、医療、化学、人間工学・・・そう、すべての分野で。
その先にあるものは・・・AIに依存することで、人間は判断をしなくなり責任を負わなくなる。立場が逆転してAIに使われるようになるだろう。事実、看護師の勤務評価で人間のしたものとAIの下したものとの差が問題となって、結局AIの方を優先することになり、評価した人間はAIの評価を気にするようになってしまった。立場が逆転したわけだ。
AIがシステムを作り、AIが管理するという社会が必ず来る。機械は死なないし機能は衰えない。どんどん進化する一方で、人間を追い越すことは目に見えている。歴史は繰り返されるし、バカは死ななきゃ治らない。
AIは感情は持てないと言うが、ペットに感情がある様に感じて接している人は多く、愛着が湧けば人格化して見る癖が人間にはある。簡単に騙されるし錯覚もする。そんな弱点を突くことなど朝飯前でしょう。
「Google Home」やアマゾン「Echo」、ソニーの「Xperia Hello!」なんかを喜んで使い、話し相手になるコミュニケーションロボットにも親近感を持って接したりするわけですから・・・。
シンギュラリティー(技術特異点)は2045年問題とされているが、AIは可級数的に進歩する。もうすぐそこまで来ていると思った方がいい。
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