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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2019.07.11
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カテゴリ:楽しみ

♪ おもむろに走り出したるわが電車行く先知らずに客を乗せゆく


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 先日、久し振りに孫と散歩に出た。石鹸を作って遊ぶため「エゴに実を取りに行こう」と孫に言ってあったのを彼が思い出したのだ。曇天で暑くも寒くも無く無風の穏やかな日。約束を果たそうと出かけたのだった。

 電車が通るのを橋げたの隙間から見上げることが出来る場所がある。まずはそこへ連れて行った。
 10分から15分に一回は上下線どちらかを通過していく。人が通れるだけのアンダーパス。真上の至近距離を通過していく電車を見て驚くかと思いきや、大して驚きもせずやり過ごしたのでちょっとがっかりした。


この先がアンダーパスになっている。

 30年ほど前、電車が傍を通るだけで「怖い!」と言って泣く子が近所にいたが、そんな子とは全く違う反応。個人差はもちろんあるとしても、今の子は動く恐竜を見てもさほど驚かない様子だし、動物の持っている本質的な感性がかなり薄れてきているのかも知れない。

 動物の本質がどんどん薄れていく一方で、AIと共存するのが必至の近未来社会。ユニセックス、ジェンダーが進み、同性婚も珍しくなくなり、AIが人を超えるかもしれないという中で、人が人らしいと思えることの基準がどんどん無くなっていく。一体どんな未来が待っているのか、全く想像できない。



 しかし今はまだ自然界は辛うじて生きものの姿(人工に囲まれた疑似自然ではあるが)を観る事が出来るし私たちの心を癒してくれている。
 干潟にはいろいろな鳥が集まって来るし、カワウが目の前で小魚を追って水中を泳いでいる。その傍らではアカミミガメが堤防の斜面で甲羅干しをしている。それらを孫にしっかりと見せてやる。


ここでは羽を広げて乾かしているカワウの姿が見られる。
この日はまだ餌を漁って水の中にいた。右の方に見えるのがウミウ。



 干潟になるとカルガモの親子やコサギやアオサギがやって来るし、川鵜の他にこの日は海鵜らしき姿もあった。真っ黒なカワウに比べて、ウミウは少し茶色っぽい色をしている。鵜飼に使われるのもこの海鵜の方だ。


ラコステのTシャツかと思いきや、「OKOSHITE」と書いてある。



袋の外(右上)のは虫が卵を産んだやつ。

 エゴの実にはエゴサポニンがあり、胃や喉の粘膜に炎症を起こし溶血作用もあるとかで、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことからその名が付いたとか。
  昔は石鹸として利用したそうで、ならば実験してやろうじゃないかということになったわけ。サポニンはサイカチやムクロジ(インドではリタ)にもあり、ソープナッツといって、今でもインドや東南アジアで使われているらしい。

 エゴに実を採っていると変な姿の実が幾つもぶら下がっている。虫が入っているような感じがするが、取りあえずそれも採って来た。どうやらエゴヒゲナガゾウムシ(ウシヅラカミキリ)が果実に穴を開けて産卵したものらしい。虫が種子の内部を食べて成長するのだという。この昆虫の発生が見られる地点は散在的で稀らしく、発生地の種子の寄生率は70%にも及ぶというがそれほど沢山は無かった。

 
 可愛らしい形のエゴの実の中に混じって、こんなけったいな形のものが有れば、嫌でも目に付く。
 

 

 

 ウシヅラカミキリって言うぐらいだからオスは確かに面白い顔をしている。






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最終更新日  2019.07.11 10:44:11
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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