歌 と こころ と 心 の さんぽ

2019/12/30(月)09:40

☆ 恒例のキムチ漬け

楽しみ(70)

♪ 御節など作らず過ぎ来し核家族キムチ漬けする師走の晦日(つごもり)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  キムチを漬けた。恒例ではあるがこのところの暖かさでいい白菜が手に入らず、いつもならクリスマスごろに漬けていたもの。去年も暖かかったので年が明けてから漬けたが、早く食べたい気もあって見切り発車という感じ。  一株380円もしたのに大した白菜でもなかったが仕方がない。いつものように二株を用意し、前日に四等分して天日干しし一昼夜、塩漬けにしてある。そのまま食べても美味しいが、そんな事はしない。    軽く水をくくらせて塩辛くなるのを防ぐ。それを逆さの向きで笊に並べて水を切る。いつも天日干しがらりないのか、白菜の水気がかなり有ってキムチを漬けている間にかなりの水分が上がって来て、最後には捨ててしまうので勿体ないと思っていた。  それで、ふと思い付いた。脱水してやればいい! 作業を染色場でやっているので、そばに二層式の洗濯機があるのだ。自分としてもこりゃあグッドアイデアだ、何でもっと早く気付かなかったか。  それからの作業がけっこう大変。夕食が終わって台所が空いたところで作業開始。  大根、玉ねぎ、細ねぎ、葱、韮、生姜、大蒜を適宜、切ったり下ろしたりしておく。    発酵を助け、味にコクをプラスするための「のり」を、白玉粉を出汁で溶いて作る。これがないとキムチらしくならない。  今回は、この白玉粉の量をいつもの倍にした。出汁もダシパックをいつもなら一袋のところを二袋使った。去年のキムチがちょっと物足りなかったので、唐辛子の甘・辛の割合を変えて少し辛めにした。  他に、アミの塩辛、イワシの魚醤、蜂蜜、三温糖を適宜用意しておく。アミの塩辛も何時もより多めにした。  これら全部の材料を混ぜたものを「キムチヤンニョム」と言い、これを切り分けた一つ一つの白菜の葉の間に塗り込んでいく。すべてに均等に亘るように、鍋一杯の量のものを4等分して別の容器に入れておくと都合がいい。  一晩経った状態。二株でこの程度の量しかない。   かなり水が上がって来ている。重石が重すぎるようなので、軽いものに替えた。これで一週間もすれば発酵が始まって、キムチらしさが出て来る。私は酸味があった方が好きだし、野菜が生の感じが残っているのは好きじゃないので10日以上は待つことになる。  去年の暮、友達の奥さんが自分で漬けたいというので、最初に参考にした本をコピーしてあげた。その後に友達にあった時にキムチはどうだったか聞くと、なんだか曖昧な返事が返って来た。  結構手間で、暇な時に片手間で出来るようなものじゃない。今回だってやたらに容器を使いまくり、台所が所せましと諸々がとっ散らかって大変だった。初めての時はそんなもんじゃない。何をどうすればいいかが分かるまで、かなり時間が要っただろうと思う。  昨夜もすべてが終わったのが10時過ぎだ。まる2時間はかかっっている。多分、その面倒臭さに辟易したんじゃないかと思う。  「やっぱり、出来たのを貰う方が良いわ」と最後に言ったセリフが全てを物語っている。今年はどうしてるか、聞いてみたい気もする。出来上がったのを持って行きがてら、奥さんに聞いてみよう。

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