2023/11/13(月)09:24
☆ 次男が釣ったアオリイカを持ってきてくれた。
♪ わが次男二十万キロ超となる愛車で持ち来しアオリイカ二杯
今朝はやけにカラスが騒々しい。お寺の裏山を塒にしている連中が、いつもと様子が違う。鳴きながら飛びまわったり電線に止ったりしている。
全部で9羽ほどのハシボソガラス。
7時20分ごろになってどこかへ行き、ようやく静かになった。
昨日、次男が烏賊を釣ったと、持ってきてくれた。尾鷲の方でのルアー釣りらしい。そこそこの大きさのアオリイカで、胴体だけで20㎝以上はあった。カミさんが、直ぐに墨でまっ黒になりながら捌いてい(次男が立ち会って指示)冷凍庫へ。2杯あって、どうやって食べても美味しいので何を作ってくれるか楽しみだ。
アオリイカ(赤いのと白いもの、外套長12cmほどにしかならないクワイカ型の三種に分かれる)はイカ類の中でもっとも高価で、特に大形のシロイカ型は非常に高いらしい。主にすし店や高級料理店で使われているとか。高価なので、スーパーや普通の小売店ではめったに見かけることはないらしい。
生食(刺身、水いか)、揚げる(イカリング、天ぷら)、焼く(醤油焼き、ソテー)、煮る(塩ゆで、煮つけ)、汁(墨汁)などだが、煮物入れたりパスタにするのもいいだろう。身は厚みがあって軟らかく、ねっとりと甘味のある食感が特徴的とか。
温帯域から熱帯域、南半球にも生息する。非常に大きくなり、鰭が
外套長(胴)の90%以上になるのが特徴。
秋になると小型がとれ始め、翌夏までとれる。旬は夏とされることが多いがむしろ、秋〜初夏がいいとか。地域によっては秋〜冬にとれるものを喜ぶらしい。いい時期のものを釣って来てくれたわけだ。
甘みを感じる呈味成分(甘味・旨味・苦味・辛味等の物質)である遊離アミノ酸が豊富で、グリシンを筆頭に、アラニン、プロリンなどがイカの中ではもっともたくさん含まれているという。美味いわけだ。
次男はかなり経験があるらしく、肝が旨いとか、釣ったばかりのものは硬くて刺身では食べにくいとか、いろいろ詳しかった。刺身や寿司、マリネ、漬け丼などで生食するらしいが、少し寝かせて柔らかくなったものを使うといいのだろう。
すぐ使えるように、細かく切って冷凍してあった。
☆
元々は漁師がイカを獲るための漁具の一種だった餌木(えぎ)を、ルアーで使えるように考案された「エギング」という釣り方で釣るらしい。イワシやアジなどの小型魚やエビやカニといった甲殻類を食べているので、エビに似せたものになっている。
ナチュラムより
ロッドを上へシャクり上げることでエギにアクションを付け、フォール(エギを落としていくこと)させてイカに抱かせていくという釣り方。竿とリールとエギがあれば出来るので、今、けっこう人気らしい。
朝夕のまずめ時が一番いいらしい。日進市から尾鷲まで行って釣るとなると、夜中に走って現場について時間調整し、頃合いを見て釣り始めるのだろう。エサも必要ないので直行して場所取りに専念できるし、気楽な釣りとも言えそうだ。
次男は、友人と福井の方までよく釣りに行っていたので、こんなのは慣れたものなのだろう。