
♪ ひろびろと心をひろげているような草を刈られたちびっこ広場
28日に知多市議会、「第3回定例本会議の最終日「本会議(委員長報告・討論・採決・閉会)、全員協議会」があるというので、傍聴に行った。9時半から始まることになっていた。ちょっと遅れて、9時50分ごろに事務局行くと「もうすぐ終わりますけど、いいですか?」と言う。
「はあ? もう終わるんですか?」わずか30分だ。訳分からん。
議会に提出された議案への一般質問があり、各委員会で義案審議、討議して、最後のこの日に「委員長報告・討論・採決」があるという運び。当然、この日に最終討議があるのかと思っていたがそんなものは無く、採決して(多分、共産党以外は賛成して可決)、何事もなくすんなり終わったということらしい。
まあそんなものなんだろう。何の異論もなく議案はフリーパスの議会が全国に有って問題になっている。
委員会というものも傍聴したことがあるが、書いてあるものを読み上げているだけで、討論もなにもなくただ報告を聞くというものだった。
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最終的にどういう結果になるかは毎回同じ構図で、共産党が全面的に反対し、フリーで独自の活動をしている議員が1人反対票を投じている。今会議の結果はまだ発表されていないが、結果は過去のものとまったく同じになるはずだ。
公明党は「与党内野党」を標榜しているが、自民党系の動向とほぼ同じスタンス。数の理論で最大会派とそれに準ずる議員の会派がすべてを決めてしまっている。これが民主主義とばかりに、少数意見など無視されていく。
市役所から戻ってくる目の前に、下草を刈られてきれいになったちびっこ広場が、雨に濡れて広がっていた。おおきく息をしているようで、引き込まれるように入っていった。
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