♪ 我が祖先ホモ・エレクトス大陸を歩き歩きて我がDNA
歩くことの意味と重要性は根源的なところにあると思う。ホモ・エレクトスに始まった二足歩行が人としてのスタートであり、人としてのすべてがこの形態の中にあると言える。
歩くことが大前提として作られている人間が、歩かなくなれば当然そのことによる不都合や弊害が出てくるのは当たり前だ。
歩くことの素晴らしさを知っている私は、歩くのがが主体にさえなっている。車で行くという発想よりも歩く方へ心が動く。
どのくらい歩いているか、試しに日記にメモしてある歩数を集計してみた。
1日平均 約3,000歩/日 約2,580歩/㎞
歩幅は速度によって変わるので、正確な距離を知るのは難しい。歩数計の設定は確か72㎝だったので、9万歩で64.8km。また一般的な基準の「1分=80m」をもとにすると、2時間をノンストップで歩くと9.6㎞になる。
1日平均にすると大した数じゃない。多くても週2~3回なのでこのぐらいの数になる。その時の気分任せなのでバラつきが多いのは仕方がない。健康が目的なら毎日まめに3,000歩ほど歩けばいいのだろうが、そういう意識はあまりないし多分続かないだろう。
調子が悪い時は5,000歩ほどで切り上げるが、最低でも7~8キロ、多くて10~14キロほど歩かないと気が済まない。時間にして2時間~2時間半ほど。季節の移ろいや、生物と自然の見せる変化を楽しみ、行き交う人と挨拶をかわし、犬と戯れて脳内ホルモンのオキシトシンを分泌し、幸せを感じて一日が心地いい。
そこそこの距離を歩かないと変化を楽しむことができないし、毎日同じ時間に同じ場所を歩いても面白くない。そのためにはただ歩くだけではなく、体幹のバランスや筋トレもそこそこやる。階段や坂を駆け上がったりもする。楽しいからやっているので苦にならない。
この本に書いてあることはコンテンツを見れば大体の想像はつく。このブログにも書いてあることが幾つもあるし、いつも誰かがどこかで言っていることばかり。
1章 「病気の9割は歩くだけで治る」エビデンスが続々出てきた
2章 実践編! 今日から歩こう
3章 歩行が自殺大国ニッポンを救う
4章 「本物の医療」を取り戻そう
1 歩くだけで病気が治った人が続出している
2 人が老いるには、3つの理由がある
3 歩行で若返るカギはホルモンバランスにあり!
4 遺伝子は歩行で変えられる
5 若さの味方「テストステロン」が増える
6 できそこないの男性ほど、歩行が大事
7 朝の歩行が睡眠の質を上げる
8 長寿は腸で決まる
9 骨から長寿ホルモンが出ていた!
10 痩せればすべて解決する
11 「フレイル」に気づいたときが、はじめどき
12 歩くことは全身の筋肉運動、関節運動だ
13 「1日万歩」ではなく、「10分×3回」歩行
14 めまい予防に効果的! 「階段」歩き
15 要介護者は室内歩行をしよう
16 「ながら歩き」には2種類ある
17 「インターバル速歩」のススメ
18 心が豊かになる「瞑想歩行」
19 膝・腰が不安な人、肥満の人におすすめ! 「水中ウォーキング」
20 お金をかけるべきは「靴」
21 歩いていない時間をどう過ごすか
22 日本人はもともと「うつ気質」
23 もっとも有効な自殺対策は、休むことと歩くこと
24 定年後の男性が危ない!
25 元気のない男性を歩かせるには
26 薬を飲めば飲むほど病気になる
27 医療界全体が製薬マネーに汚染されている
28 生活習慣病は、歩行と食事だけ
29 医療は本来、療養アドバイザー
30 平穏死を望むなら、歩くことから
31 よく歩く人ほど、幸せに生き、幸せに死ねる |
理屈が先にあると義務的な感じがして、面白くない。自分なりの目的なり目標があれば続けられる。まあ、楽しいと思えるまでは、続けられるように工夫する必要はあるでしょう。
そして絶対一人がいい。相手がいると束縛されるし、気まぐれ・自由にというわけにはいかなくなる。時間もコースも気分次第で、拘らないことが長続きのコツだと思います。
| 目的は何でもいいし、どんどん変わって行っても構わない。写真を撮るのも良い。その時々に目標を決めて撮って歩くのも楽しいものです。
私はブログにアップするという目的もあるしそれ自体を楽しみにしています。テーマを決めて「階段」ばかりを撮る。マンホールのふたなどの道路に設置してあるもの注目する。雲を撮る。植物を撮る、紅葉ばかりを撮る。野鳥や昆虫を撮る。
それも当たり前の撮り方ではない、独自の目線で撮ってみるのも長続きすることにつながるかも知れない。
遠くへ出かけなくても自然さえ残っているところなら、四季それぞれの変化と人とのかかわりによる変化も楽しめる。マインドの方も前向きにして・・。
移動スピードはあくまでもゆっくり。しかし、それにこだわる必要もない。気分に応じて緩急があってもいいし、速歩に挑戦するのもいいでしょう。「ナンバ歩き」をマスターするのもいいんじゃないでしょうか。
まあ、私がこんなことを言っていられるのもあと何年のことか。徐々に持久力が落ちていき、長い距離が歩けなくなるだろう。しかし、歩けるのに歩かなくなってしまうのは嫌だ。
モチベーションを維持するためには健康でいること。そのために歩くという、鶏が先か卵が先かみたいな話になる・・・。
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