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2024.11.21
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カテゴリ:発見

♪ リヒテルにパガニーニの貌憑したごときアレッサンドロ・タヴェルナ




アレッサンドロ・タヴェルナ



 11月10日放送 N響2017回定期演奏会。
 1.シューベルト/イタリア風序曲第2番ハ長調 2.シューマン/ピアノ協奏曲イ短調 3.ベートーベン/交響曲第7番イ長調コンチェルトを演奏。 指揮:ファビオ・ルイージ。

 この時、初めて彼の演奏を観た。演奏はもちろんのこと、その背の高さに驚き、風貌も端正な顔立ちとはかけ離れたその独特の存在感に見入ってしまった。

 黒装束で蜘蛛のような腕が異様に長く、やせ細った不気味な風貌と無表情で無口。黒いマントに身を包んで、ロウソクが灯る薄暗い舞台に登場し、固唾をのんで静まりかえる観客をじろりとにらみつけると、観客は震えあがったという逸話をもつ「パガニーニ」。
 彼の風貌はまさしくそんな感じがする。生まれも同じイタリアで、18世紀のパガニーニの時代に生れていれば彼もんな風だったのかもしれない。





 そしてその大男ゆえの手の大きさ、指の長さ。ピアニストにとってこんな有利なことはない。

 リヒテルも大男で、覆いかぶさるように弾くとピアノが小さく見えるほど。手が大きいことがいかに有利かを思い知らせている。
   Chopin Etude Op 10 No. 4


 このアレッサンドロ・タヴェルナの手を見て、さもありなんと大納得。来日した折に、練習に訪れた「Fazioli Grand Studio」で撮られたもの。


Fazioli Grand Studioより

 オクターブどころか上のファまで届く。そのストロークはおよそ24㎝。演奏を観ているとその大きな指が、着地の場を窮屈そうに感じながら踊っているバレリーナの様に見える。

 彼の演奏を生で観てみたいものだ。

  Chopin Piano Concerto No. 1 in E minor, op. 11

 Alessandro Taverna (アレッサンドロ・タヴェルナ)。イタリアの男性ピアニスト。1983年9月13日生まれ。ルガーノ音楽院でリーヴェン奨学生として、ウィリアム・グラント・ナボレのもとで修士号(上級演奏学)を取得した。ミネソタ・ピアノ・コンクール、ロンドン国際ピアノコンクール、リーズ国際ピアノコンクール、ボルツァーノのブゾーニピアノコンクールで入賞し、獲得し、国際的なキャリアを確立。

 ミラノ・スカラ座、ナポリ・サンカルロ劇場、バーリ・ペトルッツェッリ劇場、ボローニャ市立劇場、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場、ウィーン楽友協会、ベルリン・コンツェルトハウス、ミュンヘン・ガスタイク、ロンドンのウィグモアホール、ロイヤルフェスティバルホール、マンチェスター橋上ホール、パリ・コルトホール、リバプールフィルハーモニックホール、武蔵野ホール、ローマ・パルコ・デラ・ムジカ公会堂などの主要ホールやシーズンで演奏している。
 スカラ座フィルハーモニカ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ダラス交響楽団、RAI交響楽団などの一流オーケストラと共演。また、ロリン・マゼール、リッカルド・シャイー、ファビオ・ルイージ、チョン・ミョンフン、ダニエル・ハーディングらの指揮者と共演している。






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最終更新日  2024.11.21 10:33:38
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◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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