
♪ デジタルに潰されていく時の虫こよなく愛することばと共に
1年間中日新聞を取って、あまり読み甲斐がないなあと思っていた。それで1年経って再び朝日新聞を読むことになって、1年前も質が落ちたと思っていたがそれ以上に酷いことになっている。
まともな記事などごく少数でて、過去の出来事の巻き戻し的な記事が多い。朝日新聞らしさは微塵もない。腹が立つやら情けないやら。
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そう思っていたらやっぱり! 新聞の購読者数が、ここへきて急激に減っているらしい。
「週刊現代」によると、2017年までの減少率は多いときでも年間3%台だった。それが2018年、いきなり5・3%のマイナスとなり、そこからは毎年5〜7%ずつ減り続けているという。
特に著しい部数低落を見せているのが朝日新聞で、2022年の販売数は前年比9・5%減の428万7575部。四半世紀で半減している。
週刊現代 昨年10月時点の総販売部数は3084万部で、2000万部台への転落が確実の情勢らしい。
『紙の新聞の時代は終わった』ということが、この5年でもはや明らかになって、計算では早ければあと15年ほどで紙の新聞はゼロになると。
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朝日新聞の内膜を聞くと、もはやマスメディアの体を成していないことが分かる。
デスクや局長が「この記事を出したら炎上しそうだ」とか「自分の出世に響きそうだ」といった保身、はたまた「なんとなく気に食わない」といった適当な理由で記事を止める。
逆に「知り合いに頼まれたから、この人のインタビューを載せよう」と、軽いノリで紙面を割く。毎朝数百万部を刷る大新聞でも、その内容は幹部たちの「胸先三寸」で決められているにすぎないという。
加えて、このところは「ネットで読まれる記事を書け」という号令もかまびすしく、若手記者たちを苦しめているという。
ごく最近、朝日新聞を辞めた30代の記者は、「いまは朝日に限らず、どこの新聞社でも『コンバージョン』つまり『その記事をネットで読んだ人が、どのくらい有料購読してくれたか』を記者の評価基準にしていますが、朝日はとくに酷い。
一次情報よりも、SNSで出回っている『ちょっとイイ話』や『生活ネタ』『炎上ネタ』を膨らませた記事のほうがコンバージョン率が高いので、皆そっちに走るようになっている。」
朝日新聞 第2面の記事がこれだ
11月24日
11月25日
ニュースでもない、緊急性もない、取材の努力もスクープなども縁遠い、冷めた料理にちょっと手を加えたような焼き直し記事。
自慢の「天声人語」は素人の書く作文並みで地に落ちているし、「声」欄は当たり障りのない迎合的なものばかりを取り上げている。
「斜陽」そんな言葉が頭を過る。新聞の世界には無縁と思っていたが、他の業種の大企業とおなじことが起こっている。
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今や少数派になっている新聞購読者。周りを見ても新聞を取っていない家が多い。じゃあ有料のWeb版を購読しているかと言えば、やっぱりそれも限定的だろう。スマホで膨大な記事など読む気がしないし、そんな時間も余裕もない。
端的な見出し的記事しか読まないようでは、本当のことが分からないし視野も広がってはいかない。その上テレビも見なくなっているというから、リテラシーもくそもない。
私のブログを読んでくれている人達も同じような感覚を持たれているのだろうと推察する。かといってコメントを残してくれないので、その本当のところは分からない。
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一体この先どうなっていくのか。人間の能力が向上していくとはとても思えない。AIばかりが進歩していく。その内、意外に早くAIに追い越されるのでしょうか。開発者が心配しているようだが、もうだれも止めることはできない。
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ロボットがロボットを生産し、ロボットが人類を駆逐する。そして地球に真の平和が訪れる。
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