
♪ 左手の使えぬ妻の右腕に暫しなること肯なわんかな
寒波襲来の寒い寒い昨日、カミさんが手首を骨折して帰って来た。市の体育館が空調設備の工事中で使えず、東海市の体育館で練習していた。次の練習日である木曜日に試合があるため、いつもと違う火曜日の練習だった。
床が滑りにくいようで、後ろに下がった時にシューズが床に引っ掛かって転倒。その時に着いた手がラケットを持っていた方で、変な形で捻ったらしい。
周りの仲間は骨折の経験のある人もいて、「その痛さの具合なら骨折はしてないよ」と、太鼓判を押されたらしい。
本人も仲間に言われて若干安心していたようで、片手運転で帰って来た。
「そりゃあすぐに医者へ行かないと。骨折しているかもしれないからね」と私が促すと、「そうかなあ」と訝っているような有様。
メンバーに冷シップを貼ってもらって、そのせいか「手が冷たい」と言いながらガタガタ震えている。
取りあえず近所の整形外科へ連れていく。16時の開院間際で、まだ空いていた。
呼ばれて、予診では骨折しているのでレントゲンを撮りますと言われた。「やっぱりなあ」と納得の私。
現像が済んで診察室に呼ばれ、私も一緒にと声を掛けられた。
写真を見ながら説明を受ける。手首の付け根の部分が折れている。「引っ張って正しい位置に戻す治療をします」と言い、場合によっては手術する必要がありますと。
再びレントゲン室へ行き、画像を見ながら手首を引っ張って僅かにずれている骨を元の位置へ。そして、その結果を確かめるための写真を撮り、包帯でグルグル巻きにされて戻って来た。「ずいぶん楽になった」とのこと。そりゃあだろう。
再び診察室に一緒に入り、画像を観ながら説明を聞く。引っ張って戻しても、すぐにまたズレた方へ動いてしまうらしい。包帯を巻いたりしている内にもズレてきているとのこと。
1~2週間でどうするべきかが分かるが、取りあえず「明日また見せてください」と言われて戻って来た。手首の部分は固定するのも難しい。場合によっては金属で固定するが、それでも多少はずれてしまうことが有るという。
料金がビックリするほどの金額で、手持のものでは足りなかった。あまりこういう経験がないので見当がつかない。
左利きの利き腕なので何かと不便だが、左利きは案外両手が上手く使える人が多い。カミさんも左右を使い分けしているぐらいなので普通の人よりは困らない。
それでも最初は慣れないのでいろいろ手伝う必要が出てくる。炊事はもちろん、車の運転も。まあお互いさまという事で文句も言わずに協力している。
暮れにはインフルエンザの薬の後遺症で酷いことになったし、今回は骨折。全治一カ月の大けがだ。周りからは災難続きを気の毒がられている。
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