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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2025.04.10
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カテゴリ:景色・風景・情景

♪ 予想外の事があっての旅心地詰まらんことを思いだしてる




 吉野の桜を見に行ってきた。3度目で、今回は電車で行った。それがやたらに時間がかかる。いかにも吉野は遠いところだった。往路は早く着きたいので名鉄の始発で出て、07:00発の近鉄特急「ひのとり」を利用。

 

 2度の乗り換えがあり、吉野に着いたのが「9:52」。路線図が頭に入っておらず、どこをどういう風に走っているのか分からない。吉野線に乗ってからが長かった。単線のためすれ違う為の待ち時間が3度あり、4両編成の各駅停車が満員で座れず、50分以上立ちっぱなし。乗客はほとんどが吉野観桜の人。着いてみれば駅前は人人人で埋め尽くされている。

 下千本まで歩いて行くつもりでいたが、満員電車での立ちんぼで疲れてしまい、バスで行くことに。中千本まで行くそのバス待ちの列の長いこと。4台待機してピストン輸送していて、思ったよりも早く乗れた。



 中千本公園まで15分ほど。500円で「manaca」が使えた。バスに乗って正解だった。高城山までは行くつもりでいるので、中三本からは上を目指して、坂道を登っていく必要がある。余分な体力は温存した方が良い。


拡大します
 バスを降りると上千本・奥千本への案内看板があった。


階段を上がったところを右へ行くのか左へ行くのかちょっと迷った。左へ。

 ここから先が最も見晴らしのいいところ。近くも遠くにも満開の桜が出迎えてくれる。2008年に来た時も満開で最高にきれいだったが、その印象が強くて今回はそれほど感激しなかった。やや霞がかかっていることもあってか、あまりクリアな感じがしない。

 時間も昼近くなり、せっかくのベストポジションなので、駅前で買っておいた「柿の葉寿司(さば)」を食べることに。

 

 座れるようにと木の切り株がところどころに置いてあり、具合がいい。
 持って来た水筒には赤ワインが入っている。周りに居る人に話しかけたり、鮨を上げたり。独りで来ている人はこちらから話しかけると、話に乗って来てくれる。




 上千本の花矢倉から水分神社へ。ずっと上りがつづく。もっとゆっくりノンビリしたいと思って来たのに、人が多いことでこちらのペースも狂わされている。一気に飲んでしまったカップ2杯半のワインが回って来て、下半身がやたらに重い。途中で休憩する場所もない。


花矢倉からの眺望
 座敷があって良い眺めだったが、有料で何かを注文した人でないと上がれないと言われた。団体の引率が「ここが花矢倉で~す。」とか言っていた。昼食がセッティングしてあったのだろう。

 前登志夫のエッセイに何度も出てくる、水分(みまくり)神社へ。勿体ないことに参拝する気も起らず、楼門から中を覗いただけ。もっと静かな厳かな雰囲気の中でないと。雑踏にまみれて参拝したくはない。

 で、次の高城山へ向かう。この高城山へ上がるアクセスの道がなかなかの曲者。坂道で階段にはなっていないのは何故か。工事が楽という事なのかかも知れないが、虐めじゃないかと思う人もいそうな坂道だ。

 
左 上り      右 下り  

 分かりにくいが傾斜がそこそこあって踊り場的なものが無いので、疲れている足にはかなりきつい。上りよりも下りはなおさら膝や腿に負担がかかる。

 皆さん貪欲で上へ向かっている間も人の足は途絶えることなく、続々と戻ってくる。金峰神社や西行庵まで行った人も多いようだ。私は、奥千本はまだ開花していないと聞いていたので、行くのは止めてもと来た道を下ることに。
 花の饗宴、飽きるほどの桜三昧。そしておまけの人三昧。下千本までメイン道路を歩くつもりでいたが、人と交差しながら自家用車がやたらに通り、道路は隙間ができる間もない状態がずーっと続く。 

 さすがに嫌になった。勝手神社の分かれ道のところで、下を通っている「温泉谷」という道へ意識が向いた。どこにも説明がなく、推奨するような道ではないようだ。

 交通整理の兄ちゃんに観光協会の略図を見せて、「ここはどういう道なの?」と、訊いてみると、よく知らないという。分かっていることは、「吉水神社」へ行く道の途中でケガをした人がいるので、そこは絶対止めた方が良いと。

 そういえば救急車が、混雑している中を四苦八苦しながら目の前を通って行ったのを見ている。 分かれ道を少し行ったところの茶店に入り暫し休憩。くず切り(500円)を食べ、「温泉谷」の道のことを訊いてみると、「川筋の静かな道ですよ」とのこと。


茶店からの眺め

 復路は普通電車でゆっくり帰るつもりでいるが、時間がかかるのでそんなにノンビリもしていられない。
 如意輪寺に向かう道の途中から左に分かれ、下へ向かう石段の道をゆく。ウィークデイなのにここもけっこ人がいる。どこもかしこもひとだらけ。10日から雨の予報となっているので、前倒しした人も多いに違いない。

 歩きやすい平坦ないい道だった。谷あいの桜も眺められるし、車も通らない。ほぼ真っすぐな道を行くと、駐車場が何カ所かあって、たくさんの車が停めてあった。桜の時期だけの臨時駐車場らしい。

 駅とロープウェーまで一番近い駐車場と謳ってあった。大阪、奈良ナンバーが多いので近隣の人に良く知られているようだ。
 駅に着くと運よくホームに電車が停まっていた。 
 当然、始発にもかかわらず満員で座れない。急行なので来た時より余程早いかと思えば、やっぱり3度のすれ違い停車があった。

 樫原神宮に着いて、乗り換えするのだが路線図が頭に入っていないので何行に乗ったらいいのか分からない。列車が停まっていて、駅員に聞くと「どこまでですか?名古屋までならこれに乗って、八木で乗り換えてください、間もなく発車です」と。京都行の急行だった。

 八木でも何行の乗ればいいのか分からず、停まっていた車両の車掌に訊くと「これに乗って伊勢中川で乗り換えてください」と、これまた待ち時間なしで乗ることが出来た。連絡するダイヤになっているのだろう。ここまでは来るときと同じだが、特急に乗らないとなると全く違う運びになるようだ。まあよくあることではある。

 大阪線急行 伊勢中川行に乗ったはいいが、伊勢中川までかなり時間がかかっている。車内にあった路線図を見ると、その駅の数の多いこと。停車駅も16あって1時間17分かかっている。こんなに遠いのかと驚くばかり。

 伊勢中川からは、山田・鳥羽・志摩線急行でさらに多くの駅が並んでいる。停車駅も15と沢山あり、こちらも1時間25分もかかっている。
 名古屋まで一部指定の特急で30分かからない。今、如何に便利なところに住んでいるか、改めて思ったりしている。
 名古屋で外食した時も待ち時間があり、15分ほど立たされた。立たされ歩き、最後にまたも立たされて、帰着したのが夜9時半過ぎ。坂道を上がり下りして2万3900歩ほど。脚はパンパン。

 残っていたワインを飲んでバタンキュー。



 近鉄は外国の旅行者が多いことから、路線名にアルファベットが当ててあり、駅名の代わりに数字が割り振ってある。 例えば、吉野がF57、大和八木がB39・D39、伊勢中川がD61・E61・M61という風に。

近鉄路線図の一部

 久し振りのローカル線の電車旅。疲れたけれど、たっぷりと旅行した気分に浸ることが出来た。 新幹線ですっ飛ばすような忙しい旅は、今風かもしれないがあまり面白くない。

 昔の国鉄時代のような、ロングスパンの運行が無くなってしまったので、残念でならない。東海道線が、始発駅から終着駅まで1列車で乗り続けられるようなものがない。途中までしか行かず、乗り換え乗り換えしないといけない。余分な時間がかかるし、旅としても醍醐味がない。





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最終更新日  2025.04.12 07:33:14
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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