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2025.04.17
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カテゴリ:自然界のこと

♪ 植物を主役に据えて本を読む紙が舞台のリアライゼーション



 最近、植物に関する情報に敏感になっている。
 様々な人が、人類の蔑ろにして来た植物を見直す時が来ていると言い、その問題点を指し示し、その方策を提案している。

 16日の朝日新聞、オピニオン&フォーラム欄に「植物という存在」と題し、3人の専門家に取材した記事が載っていた。
☚ 挿絵
 *植物学者・稲垣栄洋氏は、雑草の合理的な生存戦略について述べ、同じ生物として人間が学ぶべきことがあると。
 *人類生態学者・河合史子氏は、20世紀後半以降、食の産業化やグローバル化が進む中で、作物の遺伝的な画一化が進行しつつあることを危惧し、人間と植物との関係性を見直す時が来ていると。
 *SF作家・津久井五月氏は、飼いならされていない「生きた植物」の計り知れない力の組み込まれた生態系に対して、恐れと自覚が必要だと説く。

 2月2日の「GLOBE」では、「マザーツリー」を題材にした特集があり、樹木の根っこ同士が「菌根菌」を仲立ちをして協力し合っているという、巨木とキノコの関係をはじめ、樹木の巧妙な仕組みを詳しく解説していた。

 そのもとになった本「マザーツリー」を今読んでいる。植物たちの思っても見なかった協調性は見事で、お互いに助け合って生きていることを解明して見せている。彼らは凄いことをしているんだと。
 林野庁の政策、森林組合の活動が間違っていることを立証するために、大規模な実験場で研究を続ける姿が、ドキュメンタリーのタッチで克明につづられている。



 そしてこちらは、3日に亡くなった宮城県気仙沼市を拠点にして、カキの養殖を行いながら植樹活動に取り組んできた、漁業者でエッセイストの畠山重篤氏のオマージュ。


拡大します

 「森が海を豊かにする」というのは、今では常識になっていますが、当初は誰も考えたことの無かった発想でした。

 2011年に発生した東日本大震災では、養殖いかだが流されるなどの被害を受けたが、その後も活動を続け、2012年には、国連から「森の英雄」に選ばれたそうです。

 植物は生物の礎となる存在であり、動物とは切っても切れない深いつながりがあることが分かってきました。植物がなければ動物は生きられないという、持ちつ持たれずの緊密な関係で繋がっている。



 あの「リング」「らせん」などのホラー小説の鈴木光司氏が16年振りに出版した「ユビキタス」は、「動物の活動を裏で操っているのは植物」というSF的なもの。

 人類がなぜ危険を顧みず、世界中に広がったのか。それは植物にそう仕向けられたから。植物は移動の必要が生じた時、動物を頼りにする。花粉を昆虫に運ばせ、種子を取りに運ばせるように。
 そしてもっと役立つ存在は人間なのです。そのため、植物は人間の脳を活性化して言語を生じさせ、活発に動き回ることで幸福感を得るという報酬系のシステムを埋め込んだ。こうして人間は植物の狙い通り、全世界に広がることになった。





 地球温暖化が急速に進んでいる今、植物の重要性に目を向け1本でも多くの木を植え、緑あふれる地球を取り戻さないと・・。 
 自分とは関係が無いと思わずに、隣人と接するのと同じ感覚で植物と相互関係を持つようにできればと思う。




 上の天声人語にある「たとえ明日、世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える。」はマルチン・ルターの言葉。開高健が好んで色紙に書いたという。

 何があろうと自分が信じることをやり続けるという信念。神への信頼があってこその言葉でしょうか。





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最終更新日  2025.04.19 15:03:02
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◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
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