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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2025.04.23
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カテゴリ:花・生物

♪ むねに棘かくし生き来し折節の花盗人は薔薇に手の出ず





 満開となりたる浪花茨(ナニワイバラ)なり。去年(こぞ)とほぼ同じ開花となりにけり。花数多いを当然と思わず眺めいる爺のその思い入れの深きなり。


2024年4月21日


2025年4月22日

 嬉しくて何度も載せて飽きられて、呆れられてるこの爺。浪花の茨この花が大好きなので止められぬ。親の因果か子の罪か、俗に塗れて生き越しの泡色吐息はくばかり。ほのかなる香りの底に秘めしもの、白薔薇花に淡交というありかたを思いおり。

 昨年のブログに書きしその思い、くどいを覚悟で再録の図々しさの許し乞う。

真っ白な無垢そのもののこの花は、われの理想とするところ。オリジンの姿そのまま潔く、病気に強く虫さえも、寄せ付けないのが好ましい。清々しくも飾り気なく、硬くて強い棘を持ち、安易に人を寄せ付けぬ。我にも似たるところあり、高倉健も重ねつつほれぼれ眺めいるばかり。
 しののめの窓辺に目覚め、夜来より風雨のひびき花落ちる、こと知るときぞ悲しけり。
 一日を雨降り続く報あるも昼には上がり、その後の風の強まり無きことを願うばかりの朝(あした)なり。濡れそぼり、輝く白の極まりの花びらしかと見届けむ。




 


 夕ぐれの薄明のなか力尽き、散りゆく様の美しくあれとぞ思うばかりなり。美しきもの命はかくも短くて、実と棘残すさだめとて儚く夢の過ぎゆきぬ。









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最終更新日  2025.04.23 09:00:29
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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