
♪ くぎを打ち木と対話する古民家の応えてひびく梁は米松
知人の女性画家に「手持ちの使わないキャンバスが3枚あるけどどう?」とメールしたら快く「欲しいほしい」と言って、昨日、取りに来てくれた。わけあってお母さんの運転で来ることになっていたが、道を間違えたらしく途中で電話が入り、その後は本人が運転して、ちょっと遅れてやって来た。
頂いたジューンベリー
50F、15号、8号だったかな。ついでにロックミシンも貰っていただいた。
そして、テレビの後ろに置いてあったがテレビが移動したので必要なくなった自作の衝立があった。据え置き式のやや大きめのもので、置き場所に困っていた。「もし良かったら、持って行ってくれない?」とダメ元で訊いてみたら、欲しいと言ってくれた。
アクリルに裏表違う文様のオリジナルの絞り染めを張り付け、透かすと別の雰囲気がでるという凝った作りのもの。気に入ってくれたようだ。
私より2つ下だという気の良い上品なお母さんで、初対面の堅苦しさもなく人当たりがいい。変にへりくだったり遠慮したりしないところがいい。育ちの良さを感じさせてとても温厚そうな好感が持てる方だった。裏山には陸生のヘイケボタルが出るという、いい環境にお住まいらしい。
親戚の家に行く予定があるとかで、あまりゆっくり話が出来なかったのは残念だった。またゆっくりお話をしに来てくれることを願っている。
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メンドクサイがいろいろ考えるのが楽しい。手を加える要素があって、世話がかかったりする方が愛着がわくというもの。
他人に出来ることなら自分にもできるはずと思う癖のあるわたし。得な性分だと思う。自分でやれそうなことはできるだけ自分でやる。「ぽつんと一軒家」の住人は、それが楽しくてしょうがないような人ばかりだ。
きのう来た女性画家は、何でも自分でやるというのを聞いて感心していた。父親はわたしと同年で、何もしないらしい人らしい。DIYが趣味でないならそれが普通だろうし、道具だってないとできないからね。
この築92~3年になる家もずいぶん手がかかっているが、それぞれがいい思い出になっている。生活が変わるごとに、改造なり何かしらの手を加える必要が出てくる。それが出来るのが古い家の良いところ。
何をやってもいいし、不都合なことなどほとんどない。それどころか喜んでいるんじゃないかとさえ思う。ビスや釘、フックや棚を打ち付ける。ぶら下がり用の鉄棒や、孫のためのブランコまで取り付けたことがある。
木をいじっていると癒されもする。ホント、古家はいいね。古民家バンザ~イってとこだね。
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