
♪ もし虫が死に絶えたれば末端の支え失くして王は死ぬべし
この暑さの中、チュウレンジバチの活動が活発になっている。朝の内に産卵する習性があり、午前中にチェックすると必ず数匹見つかる。
モッコウバラでも1匹、レディー・オブ・シャーロットでは2匹、そしてバレリーナがメインのステージとなって、毎日のようにとりついている。なぜかカクテル(コックテール)にはあまりやって来ず、こっちはクロケシツブチョッキリ(バラゾウムシ)のお気に入りだ。

こんな風に逆さになって、上から下へ産卵していく。
産卵に都合のいいやわらかい若い枝が少ないのか、同じ枝にばかり産卵していく。もう4匹ほど退治している。たいがいは産卵した後で、産卵の跡が黒い筋となって残されている。
これが2週間ほどすると、孵化した幼虫がぞろぞろと出てくることになる。以前にも書いたように、身の毛もよだつ憎き幼虫を発見した時は、すでに手遅れだ。
2週間後ということは、数回産卵しているので日にちに幅があり、今月の末までに孵化するのがありそうだ。それまで観察してみようと思う。こんな同じところに産卵するのはそうそう有るものじゃないだろう。定点観測にはもってこいだ。
黒い筋が徐々に膨らんでいき、広がったところに卵がびっしり並んでいるのが見えるようになる。こうなったら、爪楊枝の先を筋の中に入れて何度も上下させてやれば、卵をつぶすことが出来る。
今回はそのまま観察し、最初の幼虫が出てきたところで殺処分することになる。或いは枝ごと切って捨てることなるかも知れない
今年は、チュウレンジバチ発生の時期がいつもより遅かった。気温が不安定で活性が悪かったのかも知れない。梅の産地でも虫が少なかったという話を聞いている。
地元の佐布里の梅は生育状況が十分でないことから、「梅ちぎりWEEK 佐布里の梅 収穫体験講座」の初回、5月25日、26日がキャンセルになっている。
全体の出来具合はどうだったのだろう。昨年は不作だった分、今年は梅の木の体力が十二分にあって豊作だったんじゃないだろうか。
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昨日(甲府市で38.2℃、群馬県高崎市・上里見で37.7℃、静岡市で37.6℃を記録)、最高気温が35℃以上の猛暑日の地点が50を超えた。引き続き今日・明日も猛暑日。まるで梅雨明けのような状況で、まったくの異状事態。
猛暑日は途絶えるものの、今後も太平洋高気圧が居座って梅雨前線が押し上げられたまま、相変わらず真夏の気圧配置になる。
昨日は熱中症で4人が亡くなっている。一体、7月はどうなるのか考えようとしても、常識的な想像ができない。
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