
♪ 羊水に守られながら生きており地球の雨を嫌いと言えない
 夏休みに入った途端に夏本番を迎えるように、蝉が本格的に鳴きだした。
18日は関東甲信~東北南部 19日は東北北部で梅雨明けした。
蝉はそのことをよく知っている。
爽やかな気持ちのいい朝だ。アランと一緒に外へ出た。
アランと一緒に花が終わって色気のない風景を眺めてみる。
よく見ると矮小化されたようなキバナコスモスが咲いている。大きくなりすぎるので小さいのは良いが、ちょっと物足りない。
庭に回ってみれば、雨水の供給が十分の植物たちは大きく手を広げていて、もはや空間の奪い合いが始まっている。
ずいぶんの変わりようだ。それぞれがたった2年の間に大きくなっている。
その上、興味があると場所がないのに種をまいたり挿し木したりして増えてしまう。
植え替えて位置を変えたものもあるが、こうなるともうコントロールできない。
来週からの猛暑になるので、毎日の水遣りが大変だ。今は、雨水を溜めたポリタン2杯が満タンだがすぐに空になる。今から暑くて長い夏が思いやられている。
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人間に完全に依存しているアランは、部屋のどこへ移動してもやって来て、姿が見える所で横になっている。ここ二日の涼しい夜は私のベッドに乗って寝た。
一番長く居座っているのがPCの前なので、涼しい日は後ろの本箱の上で寝ている。
狭くて寝心地が良いとは思えないが、そばに居られることが嬉しいらしい。
日中の気温が上がる真夏は居場所がなくなる。それでも終いには慣れるようだが、34℃にもなるとさすがに可哀そうだ。クーラーを入れた部屋で過ごさせるようになる。
今年は昨年よりも暑さが早かったので、長男の家もクーラーを設置したようだ。80歳以上の高齢者がいる隣の家もようやくクーラーを取り付けたようだ。
全国のあちこちで、過去最高気温を更新することになるのだろう。
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太平洋、大西洋、インド洋ともに、広い海域で表面海水中のpHが低下し、海洋酸性化が進行しているらしい。
気象庁
太線は偏差の平均値、塗りつぶしは偏差の空間的変動幅(±1σ)を示し、
破線(黒)は長期変化傾向を示す。
pHの分布を示し、色が暖色系であるほどpHの数値が低いことを示
「pHの低下傾向と海洋酸性化」
海水のpHが長期間にわたり低下する傾向を『海洋酸性化』といい、おもに海水が大気中の二酸化炭素を吸収することによって起きています。現在の海水は弱アルカリ性(海面においてはpH約8.1)を示しています。
二酸化炭素は水に溶けると酸としての性質を示し、海水のpHを低下させます。なお、「海洋酸性化」とは海洋が酸性(pHが7以下)になることではなく、より酸性側に近づいて(pHが低下して)きていることを指しています。
現在、大気中の二酸化炭素濃度は増加し続けており、海洋はさらに多くの二酸化炭素を吸収することになるため、より酸性側になることが懸念されています。
表面海水におけるpHの低下と海面水温の上昇により、海水の化学的性質が変化して、大気中の二酸化炭素の増加の影響を受けやすくなり、海洋が大気から二酸化炭素を吸収する能力が低下したり、海水の二酸化炭素の季節変動幅が拡大することが指摘されています(IPCC, 2021)。
海洋の二酸化炭素を吸収する能力が低下すると、大気中に残る二酸化炭素の割合が増えるため地球温暖化が加速される可能性があります(IPCC, 2021)。また、海洋酸性化の進行によってプランクトンやサンゴなど海洋生物の成長に影響が及ぶため、水産業や観光業などへの影響も懸念されています(IPCC, 2022)。 |
地球温暖化の原因にもなる二酸化炭素は、海水が吸収することで低く抑えられている。その量は、1990~2023年の平均で1年あたり21億トン炭素(トン炭素:炭素の重さに換算した二酸化炭素の量)。吸収量は、数年から10年程度の規模で変動しながら、全体として増加している。
人為起源二酸化炭素排出量は、2010年代の平均として1年あたり約109億トン炭素とされており(IPCC, 2021)、2010年代の平均として1年あたり約109億トン炭素(IPCC, 2021)、海洋はその約4分の1に相当する量の二酸化炭素を吸収しているという。
pHの低下と海面水温の上昇で海が酸性化し、飽和状態となって二酸化炭素吸収ができなくなるとどうなるか。ますます温暖化が加速し・・・
◆「IPCC」は「気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)」の略称
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