
♪ ゆっくりと気づかないほど密やかに種の減り続くプラネットアース
夜になると玄関の灯りに来る虫を狙って、ヤモリがお出ましになる。それをアランが下でじっと見ていたりする。
いつもの夏の風景だが、こういうものもいずれは無くなってしまうのだろう。
ものすごい勢いで虫が減っている。「世界の昆虫の41%が絶滅の危機。英国の田園地帯の蝶は1976年以降46%減少。ドイツの自然保護区の昆虫が26年間で75%減少。渡りで有名な北米のオオカバマダラは10年間で80%減少」。日本も例外ではない。
現在は地球史上6回目の大量絶滅期という。どうやら、昆虫界も大絶滅に向かっているようで、人間以外の生物種は、地球史的時間軸で見ると、現在すさまじい勢いで減少しているらしい。でもこの地球史的大絶滅を気に留める人は、ほとんどいないそうで、そのこと自体が深刻な問題なのだ。
昆虫は既知の生物種の極めて大きな部分を占めており、地上と淡水内の食物網と密接に関連している。昆虫がいなければ、多くの鳥、コウモリ、爬虫類、両生類、小型の哺乳類、魚類は、餌がなくなるため姿を消すだろうといわれる。
すべての植物種のうち87%は、授粉のために動物を必要とするが、その動物の大半は昆虫だ。人間が栽培する作物の約4分の3は、授粉に昆虫を必要とする。その役割は世界全体で、年間2350億~5770億ドルの価値を持つという。金銭的価値はさておいても、授粉の仲介役がいなければ、世界の人口を養うことはできない。
昆虫の重要性はしばしば、エコシステム上の役割によって説明される。授粉のほかに、テントウ、ハナアブ、オサムシ、クサカゲロウなどの昆虫は、害虫駆除などに役立っている。木材を餌とする虫は、枯れ木の栄養分のリサイクルを助ける。
トビムシ、シミ、ワラジムシなどの無脊椎動物は落ち葉の分解を助ける。糞虫や蝿がすぐに糞に集まってこなければ、牧場は獣糞の山になる。彼らによってリサイクルされた糞は植物の栄養になる。動物の死骸は、シデムシやウジの餌とならなければ、腐り果てるまで何カ月もかかってしまうだろう・・・・。
「世界の昆虫、絶滅の危機。大量絶滅期は既に始まっている」から一部を引用させていただいた。興味深いことがとても詳しく綴られている。
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